令和元年5月21日,栗原市営深山牧野(栗原市栗駒文字地区)で開牧式が開催されました。初夏の嵐の中,関係者一同,益々の畜産の発展と11月までとなる放牧期間中の安全を祈念しました。牧野では,開牧式前後で約60頭の黒毛和種の入牧が予定され,今年度の放牧予定頭数は延べ100頭程度と計画されています。
深山牧野は栗原市の北西部に位置し,昭和45年に開牧した歴史ある牧野で,県内でも有数の公共牧場で地域畜産の核となっています。毎年,約100頭が放牧され,広大な飼料基盤を活用するのみならず,繁殖機能回復や栗原市内繁殖牛飼養農家の生産コスト低減等に大きな役割を果たしています。
現在,飼養管理者の高齢化や担い手の不足や経済情勢等,非常に厳しい状況にありますが,このような施設を積極的に活用しながら,経営が発展することが期待されます。
<連絡先> 宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144