宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

松島町に新たなガラス温室のトマト養液栽培施設が落成しました。

2016年09月27日 16時51分51秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 松島町のマキシマファーム株式会社は,(有)サンフレッシュ松島と愛知県の岡谷鋼機(株)の合同出資法人で,サンフレッシュ松島の技術を活かしたトマトを全国に販売展開するため設立されました。栽培施設は1ha規模のフェンロー型のガラス温室で,吊り下げ方式の養液栽培を導入し,平成28年6月30日に完成しました。
 追って栽培が開始されましたが,去る9月10日に完成したガラス温室において施工業者や取引市場及び関係者を招き,盛大な落成式が開催されました。
 内海社長は,「7月に苗を定植し順調に経過したものの,相次ぐ台風や高温などの障害もあったが,予定どおり着果し収穫の見込みとなった。これまで培った栽培技術と情熱で,松島トマトの産地として全国に発信していきたい。」と挨拶されました。このトマトは9月26日に初出荷が行われ,全国への出荷が見込まれています。
 県内の農業法人と大手企業の連携として,大型園芸施設が導入されたモデルケースであり,県農業の創造的復興の旗手として,御社の今後の発展が期待されます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター
地域農業一班
〒981-8505
仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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栗原地域で農業士同士の経営を学びあう研修会を開催!

2016年09月27日 08時43分17秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成28年9月9日(金)に,栗原農業士会(会長:大内一也,会員24名)による平成28年度経営状況相互視察研修会が開催されました。
 本研修会は,会員が農業経営の発展に役立てるため,お互いの経営状況を視察しあうもので,今回は栗駒,若柳地区の青年農業士宅を訪問しました。
 当日は,宮城県農業大学校の先進農業体験学習で栗原市内で研修を受けている学生や4Hクラブ員も参加し,農業士の経営状況や今後の展望について勉強しました。
 はじめに栗駒地区の有限会社狩野農友を訪問し,取締役の狩野常幸氏から一戸一法人で行っている水稲生産,米集荷販売等の状況をうかがいました。狩野氏は農産物検査員の資格を有し経営に役立てており,実際に玄米サンプルを見せてもらい銘柄や等級の例を学びました。
 次に若柳地区の高橋敦司氏宅を訪れ,パンジー等の花壇苗の生産・販売について話をうかがいました。ハウス内を見ながら生産作業工程や季節ごとの出荷状況などの説明を受けるとともに,花壇苗に取り組んだ経緯や経営に対する考え方を学習し,活発な質疑応答が行われました。
 研修会終了後は,高橋敦司氏宅敷地で情報交換会が開催され,農業士や4Hクラブ員等が地域や世代,作目の違いを越えて栗原農業について語り合い,有意義な交流が行われました。





<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144

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