宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

山元町産のいちじくジェラートと生食用いちじくが販売されています!

2015年10月09日 10時49分11秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 山元町では,震災からの復興の一助とするため新たな取り組みとして「いちじく」のブランド化を推進しており,普及センターでも,生産者への技術支援を行っています。いちじくは通常,甘露煮に加工して食べることが多いのですが,普及センターでは品種や収穫時期を検討して「生で美味しく食べられるいちじく」の生産を支援しています。
 特に,山元町の「やまうち農園」では,いちじくの栽培面積を年々拡大しており,品種も18品種ほどと,バラエティ豊かにいちじくを生産しています。
 「やまうち農園」の山内啓二氏は,生食用の完熟いちじくにこだわりを持ち,特有のねっとりとした食感と濃厚な甘味のあるいちじくの販売を心がけています。現在は,亘理町直売所である「おおくまふれあいセンター」や仙台市の「秋保ヴィレッジ」に出荷販売しています。
 また,今年の夏に,加工施設を整備し,甘露煮とセミドライを製造しています。甘露煮は糖度を変え,セミドライは乾燥水分を変えるなど,消費者ニーズに合わせた商品を検討していました。
 そこに,名取市のジェラート店「NATU-LINO(ナチュリノ)」から声がかかり,試作販売したところ消費者からも好評で,正式販売となりました。9月の大型連休には「NATU-LINO」は大盛況で,いちじくジェラートも好評でした。
 さらに,「秋保ヴィレッジ」での販売では,地元の方だけでなく秋保温泉を訪れる観光客の関心を集めています。
 完熟いちじくは,完熟で高品質である反面,傷みやすいことが難点です。そのため,商品の品質管理を徹底するため,加工や流通方法並びにパッケージデザインにもこだわっています。今後,「やまうち農園」を始めとして,山元町のいちじくブランドが高まるよう,普及センターでは,栽培支援のみならず商品開発支援も行っていきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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今年も「生食向けいちじく」普及宣伝・試食販売会を開催します

2015年10月09日 10時47分45秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 普及センターでは被災地域の復興に資するため,いちじくの生産や販売に関する支援活動に取り組んでいます。その一環として,平成27年10月10日(土)10時~おおくまふれあいセンター(亘理町逢隈)において「生食向けいちじく」の普及宣伝・試食販売会を昨年度に引き続き開催することになりました。
 昨年度の販売会に来ていただいた方からは「いちじくもこんなに種類があるんだ」,「えっ,生で食べるの?」などの声が聞かれ,参加した生産者は「これからの生産・販売に繋げることができそうだ」と手応えを感じ,中には新たに加工を始めた方もいます。
販売会当日には生食用を含む生のいちじくに加え,新たな?加工品の紹介もおこなう予定です。数量や種類は限定されますが,試食コーナーも設ける予定ですので,ぜひお立ち寄り下さい。
 普及センターでは,今後とも様々な機会をとらえて,生食及び加工向けいちじくの利用拡大を支援して参ります。
(写真は昨年度の試食品です)


<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
  TEL 0223-34-1141
  FAX 0223-34-1143

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