山元町では,震災からの復興の一助とするため新たな取り組みとして「いちじく」のブランド化を推進しており,普及センターでも,生産者への技術支援を行っています。いちじくは通常,甘露煮に加工して食べることが多いのですが,普及センターでは品種や収穫時期を検討して「生で美味しく食べられるいちじく」の生産を支援しています。
特に,山元町の「やまうち農園」では,いちじくの栽培面積を年々拡大しており,品種も18品種ほどと,バラエティ豊かにいちじくを生産しています。
「やまうち農園」の山内啓二氏は,生食用の完熟いちじくにこだわりを持ち,特有のねっとりとした食感と濃厚な甘味のあるいちじくの販売を心がけています。現在は,亘理町直売所である「おおくまふれあいセンター」や仙台市の「秋保ヴィレッジ」に出荷販売しています。
また,今年の夏に,加工施設を整備し,甘露煮とセミドライを製造しています。甘露煮は糖度を変え,セミドライは乾燥水分を変えるなど,消費者ニーズに合わせた商品を検討していました。
そこに,名取市のジェラート店「NATU-LINO(ナチュリノ)」から声がかかり,試作販売したところ消費者からも好評で,正式販売となりました。9月の大型連休には「NATU-LINO」は大盛況で,いちじくジェラートも好評でした。
さらに,「秋保ヴィレッジ」での販売では,地元の方だけでなく秋保温泉を訪れる観光客の関心を集めています。
完熟いちじくは,完熟で高品質である反面,傷みやすいことが難点です。そのため,商品の品質管理を徹底するため,加工や流通方法並びにパッケージデザインにもこだわっています。今後,「やまうち農園」を始めとして,山元町のいちじくブランドが高まるよう,普及センターでは,栽培支援のみならず商品開発支援も行っていきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143
特に,山元町の「やまうち農園」では,いちじくの栽培面積を年々拡大しており,品種も18品種ほどと,バラエティ豊かにいちじくを生産しています。
「やまうち農園」の山内啓二氏は,生食用の完熟いちじくにこだわりを持ち,特有のねっとりとした食感と濃厚な甘味のあるいちじくの販売を心がけています。現在は,亘理町直売所である「おおくまふれあいセンター」や仙台市の「秋保ヴィレッジ」に出荷販売しています。
また,今年の夏に,加工施設を整備し,甘露煮とセミドライを製造しています。甘露煮は糖度を変え,セミドライは乾燥水分を変えるなど,消費者ニーズに合わせた商品を検討していました。
そこに,名取市のジェラート店「NATU-LINO(ナチュリノ)」から声がかかり,試作販売したところ消費者からも好評で,正式販売となりました。9月の大型連休には「NATU-LINO」は大盛況で,いちじくジェラートも好評でした。
さらに,「秋保ヴィレッジ」での販売では,地元の方だけでなく秋保温泉を訪れる観光客の関心を集めています。
完熟いちじくは,完熟で高品質である反面,傷みやすいことが難点です。そのため,商品の品質管理を徹底するため,加工や流通方法並びにパッケージデザインにもこだわっています。今後,「やまうち農園」を始めとして,山元町のいちじくブランドが高まるよう,普及センターでは,栽培支援のみならず商品開発支援も行っていきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143