宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

第3回「宮城県米づくり推進栗原地方本部員会議」を開催しました

2011年01月06日 15時35分50秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 12月14日に第3回宮城県米づくり推進栗原地方本部員会議を開催しました。地方本部員会議には,栗原市,栗原市農業委員会,栗っこ農業協同組合及び栗原農業共済組合の代表並びに北部地方振興事務所栗原地域事務所,栗原農業改良普及センターの関係職員が出席しました。
 地方本部員会議では,はじめに小島地方本部長から「異常気象で大変な年であったが,品質は県内では高い方で,今後も売れる米づくりを進めたい。」旨のあいさつがあり,続いて,普及センターから平成22年産水稲の作柄や品質の要因解析等を中心に説明がありました。
 議題の「関係機関の取組状況と今後の推進方向等について」では,関係機関・団体から,「防災無線は今後も積極活用」,「食品の安全に向けて責任ある取組必要」,「環境保全米は7割目標」,「春先は心配されたが今年度の水稲共済は被害最小」,「農地の利用集積や地元食材の利用を推進」,「用水不足は放流量調整や番水制等で対応」,「平成23年2月1日から荒砥沢ダムの貯水開始」,「荒砥沢ダム代替調整池の運用開始は平成24年4月1日予定」等の報告がありました。
 最後に「平成23年度栗原地方の稲作基本方針」(重点推進事項:(1)品質向上・コスト縮減を目指した気象変動に強い栗原米づくり,(2)環境とニーズを意識した,消費者に信頼される栗原米づくり,(3)多彩な品揃えによる栗原米の販売力強化)を決定し閉会しました。

<連絡先>
宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所農業振興部 地域調整班                  TEL:0228-22-2268   FAX:0228-22-5795


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ほ場整備事業を契機に「沖富転作組合」が設立されました

2011年01月06日 15時32分08秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成22年12月27日,栗原市築館沖富地区における農業生産構造の改革と低コスト農業,ほ場整備事業を契機とした集落農業の醸成と組合員の所得向上を目的に,「沖富転作組合」が設立されました。構成員は,沖富地区関係集落の代表者及びその代表者が認めるオペレーターの計16人です。
 設立総会では,組合の設立,規約及び規程,基準受託経費や平成22年度事業計画が承認され,役員の選出で,白鳥慎悦氏が初代組合長に就任しました。
 沖富地区では,平成20年6月の岩手・宮城内陸地震で被災した荒砥沢ダムの貯水容量不足を補うための代替調整池の造成(平成21~22年度直轄災害復旧事業)が行われています。また,その造成に併せて,大区画ほ場整備事業(平成22~27年度農村災害対策整備事業)も進められています。
 これまで,ほ場整備事業の導入が難しく,積極的な営農が行われてこなかった沖富地区ですが,今回のほ場整備事業を契機に「沖富転作組合」が設立され,生産性の高い集団転作や稲作,そして集落営農の牽引役として今後の活動が期待されます。

<連絡先>
宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所農業振興部 地域調整班                  TEL:0228-22-2268   FAX:0228-22-5795


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