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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

南三陸町でネギほ場の排水対策を実施しました。

2025年03月11日 08時39分50秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 株式会社グリーンファーマーズ・宮城は、南三陸町で約8.5haのほ場でネギの周年栽培に取り組んでいますが、一部の排水不良ほ場では、ぬかるみにより管理機が入らない、湿害により病害が発生するなどの課題があります。そこで、令和7年2月20、21日に宮城県農業・園芸総合研究所の協力のもと、大沼地区のネギほ場にて、明きょとカットドレーンを組み合わせた排水対策を試験的に実施しました。

 普及センターでは、今後定期的にほ場を巡回し、排水対策の効果検証を行いながら、ネギの安定生産を支援していきます。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 

先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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名取市のカーネーション栽培におけるIPM実証について情報提供しました

2025年03月05日 15時54分00秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

    令和7年2月21日に名取市高柳集会所において、名取市花卉生産組合の通常総会が開催されました。その中で、令和6年度の事業の一環として取り組まれたカーネーション栽培におけるIPM実証について当普及センターから情報提供しました。

 この実証は、赤色防虫ネットのハウス開口部への設置と光反射資材等のマルチ施用を組み合わせてアザミウマ類の効果的な防除体系の検討と、併せてマルチ施用による夏季の地温抑制による開花への影響を確認したものです。この結果から、赤色防虫ネットや光反射資材のマルチ施用のアザミウマ類のハウス内への飛来抑制や、光反射資材マルチの地温抑制に対する有用性が確認されました。

 当普及センターでは、今後とも生産改善の取組を支援していきます。

 

 <連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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南三陸町でぶどうせん定枝炭化実演会が開催されました

2025年03月04日 09時13分08秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 南三陸町の南三陸大粒ぶどう協議会では、環境にやさしい栽培の実施を会の要領として定めており、農薬の使用削減や町内の未利用資源を有効活用した土づくり等を行っています。この取組をさらに強化するため、これまで焼却や野積み処分されていたぶどうのせん枝を炭(バイオ炭)にして土壌に施用する取組を令和7年度から実施することにしています。この取組は、せん定枝に含まれる炭素を炭にして長期間土壌中に貯留させることで、温室効果ガス排出量を削減する効果が期待できます。

 2月14日にせん定枝炭化実演会が町内果樹園地を会場に開催され、無煙炭化器を使った炭化方法や取組の効果について学んだほか、消防署と町環境対策課から実施前の届出や火災防止、周囲への煙や臭いなどに注意する等の指導を受けました。参加した会員からは、「これまで処分に困っていたせん定枝を有効活用できる良い取組だ」などの前向きな声が多く出されました。

<連絡先>

 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606


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令和6年度宮城県農林産物品評会(野菜(いちご)部門)で見事入賞!

2025年02月27日 18時16分22秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和7年2月17日~18日にJAビル宮城で令和6年度宮城県農林産物品評会(野菜(いちご)部門)が開催されました。本品評会は、宮城県産いちごの「100億円産地の育成」に向けて、宮城のいちご産地を盛り上げ、生産者の意欲向上を目的として開催されるものです。

 県全体では5品種35点の出品があり、石巻管内からは、4品種7点の出品がありました。外観の品質や食味の品質について厳正なる審査が行われた結果、当管内から出品した齋藤大樹さんの「とちおとめ」が見事「知事賞二等」を受賞いたしました。おめでとうございます!

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999

 


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JAみやぎ登米にら部会の総合実績検討会が開催されました

2025年02月27日 16時21分50秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和7年2月19日に、JAみやぎ登米にら部会主催の総合実績検討会が開催され、部会員25名が参加しました。

 総合検討会では、令和6年度の気象やそれに伴う生育状況、高温による影響で発生した病害虫などについて普及センターから情報提供を行い、来年度に向けた技術対策について説明しました。また、青果会社から、令和6年度の販売経過や販売実績について説明がありました。

 異常気象による栽培への影響や、高齢化等による生産者減少がある中、栽培技術を高め「もっこりにら」の産地として頑張っていこうという生産者の意欲が見られました。

 普及センターでは、にら産地の維持・発展に向けて、引き続き生産者への支援を行ってまいります。

 


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若手生産者を対象にした「りんごせん定講習会」を開催しました!

2025年02月25日 16時42分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和7年2月5日に「りんごせん定研修会」を白石市内のりんご生産者で開催しました。この研修会は、当普及センターが取り組んでいるプロジェクト課題「果樹産地の維持・発展に向けた若手果樹生産者を中心としたネットワーク構築」の活動として講師に、JRフルーツパーク仙台あらはまの菊地秀喜氏を迎え実施しました。

 若手果樹生産者を対象としているため、講師からは実演を通したせん定の講義だけでなく、枝の配置やせん定の基礎知識に関する講義も行われました。参加者はメモを取る等熱心に栽培技術・知識を深めていました。また、参加者同士で活発に意見交換しながらせん定する場面も見られました。

 普及センターでは、果樹産地の維持・発展に向け、引き続き若手果樹生産者への支援を続けてまいります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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「りんごせん定講習会」が開催されました!

2025年02月25日 16時37分31秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和7年1月28日、柴田農林高等学校主催の「りんご剪定講習会」が開催されました。今回の講習会は県内農林高等学校の担当職員を対象に行われたもので、柴田農林高等学校だけでなく、近隣の農林高等学校の職員も参加しました。

講習会は座学・実技の2部構成で進行し、第1部では普及センター職員が講師となせん定の基礎知識の講義を行いました。参加者は終始熱心にメモを取りながら、枝の更新時期や枝の選び方について積極的に質問していました。第2部では、わい性台木のりんごを使って実技指導を行いました。受光態勢の改善や薬剤のかかりやすさ、作業性の向上をポイントに枝の間引きや小枝の整理方法について指導を行いました。参加者からは「生徒に教える上で作業の理論的根拠を学ぶことができて良かった」という感想が寄せられました。

 

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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「食品衛生法に関する研修会」を開催しました!

2025年02月17日 16時32分05秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和7年1月14日に「食品衛生法に関する研修会」を開催しました。この研修会は、普及センターが取り組んでいるプロジェクト課題「果樹産地の維持・発展に向けた若手果樹生産者を中心としたネットワーク構築」の活動として開催したものです。

 仙南保健所の職員を講師に迎え、食品加工に関する許可・届出や、HACCPに基づく衛生管理について学びました。実際の相談事例を交えた講義が行われ、食品加工に取り組みたいと考えている若手果樹生産者は熱心にメモを取りながら学んでいました。研修会後には、参加者から「食品衛生法に基づく必要な設備について学べて良かった。自分の加工場を建てる際の参考にしたい。」といった声も聞かれました。また、この研修会は、同世代の若手果樹生産者同士が新たに交流する貴重な機会となりました。

 普及センターでは、果樹産地の維持・発展に向けて、引き続き若手果樹生産者への支援を行ってまいります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 


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JA新みやぎあさひな地区のえだまめ作付け検討会が開催されました

2025年02月17日 10時40分26秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 JA新みやぎあさひな地区えだまめ作付け検討会が令和7年2月6日に開催されました。

 あさひな地区のえだまめ生産は、大郷町内の6法人で行われており、年々作付面積が拡大しています。令和7年産の栽培面積は前年より0.2ha増加し9.5haを予定しています。

栽培する6法人は、収穫時期を分散させることで、JA新みやぎが保有する収穫機の使用や収穫後の洗浄・脱水の作業が重ならないよう、春作業の始まる前のこの時期に、品種及び播種時期、播種面積について話し合いを行っています。

令和6年産は一時期収穫が重なる時もありましたが、順調に法人間のリレー出荷が行われ、令和7年産に向けても、法人間の情報交換を行いながら高品質生産への取組を一層強化したいとの意見が出されました。

普及センターでは、水田を活用した露地野菜等の導入による経営の安定化に向けた取組を支援してまいります。


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施肥設計を見直そう!南郷施設きゅうり部会栽培講習会が開催されました

2025年02月10日 17時09分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和7年2月7日、JA新みやぎみどりの地区南郷施設きゅうり部会栽培講習会が開催され、部会員5人が、土壌分析に基づいた適正施肥について学びました。

講習会では、普及センターから土壌分析結果と過去の分析データの比較による肥料成分の推移等について報告し、生産者それぞれの土壌の現状や課題を確認しました。また、減肥の取組や有機物主体の施肥設計等について情報提供しました。

肥料成分の過剰や塩基バランスの崩れが原因と思われる生育不良(葉の障害等)の課題があるものの、着実に改善が見られており、部会員の土壌改良に関する意識が高まってきています。「施肥を見直してから、葉の障害が改善されてきた。」という声もありました。

肥料価格の高騰による農業経営への影響や持続可能な環境にやさしい農業への対応が求められており、コスト削減や環境負荷を考慮した施肥が重要です。今後も土壌診断に基づいた施肥設計を行い、単肥や堆肥などを活用した土壌改良に取り組んでいくこととなりました。

普及センターでは、土壌分析に基づく適正施肥管理の取組を支援し、園芸品目の安定生産、環境にやさしい農業生産を推進していきます。

 

     施肥設計の検討 

        施肥設計の検討                葉の障害が改善された今作のきゅうり

 

<問合せ先>美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225

 


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