秋祭りの季節になりました。
五穀豊穣を祈る祭りです。
私達の地域でも同じように祭りがあります。
地域の絆が深まる時、歴史を再認識する時です。
そこで、太鼓の歌がありますので、一部ご紹介をしたいと思います。
1,にぎわしき 神のみさきの つゆはらい
そーれ 谷川つれて音も良し ヨーイ
※ドンデンドン サァー ドンデンドン
サァー ヨイヨイ ヨヤサ
きくづきや
そーれ 千代の祭りの神いさみ よーい
です。歴史と絆を大切にして次の世代に引き継いでいきたいと思います。
因みに、今回は家族総出でーす。(^_^)v
心はやります。
一
竹にナー アーア 雀は ヨイヨイ
品よく止まる ヨイセー トオコセ
止めてナー 止まらぬ ソレワサァ
色の道
※ソリャ ソリャ ヤートコセーノー ヨオイヤナ ソリャ
アレワイセ コレワイセ ソリャ ヨーオイトセ
ニ
吉田ナー アーア 通れば ヨイヨイ
二階から招く ヨイセー トオコセ
しかもナー 鹿の子の ソレワサァ
振り袖で
※ソリャ ソリャ ヤートコセーノー ヨオイヤナ ソリャ
アレワイセ コレワイセ ソリャ ヨーオイトセ
三
目出度ナー アーア 目出度の ヨイヨイ
若松様よ ヨイセー トオコセ
枝もナー 栄えて ソレワサァ
葉も繁る
※ソリャ ソリャ ヤートコセーノー ヨオイヤナ ソリャ
アレワイセ コレワイセ ソリャ ヨーオイトセ
四
今年ナー アーア 豊年 ヨイヨイ
穂に穂がさがり ヨイセー トオコセ
氏子ナー 喜び ソレワサァ
秋祭り
※ソリャ ソリャ ヤートコセーノー ヨオイヤナ ソリャ
アレワイセ コレワイセ ソリャ ヨーオイトセ
五
伊勢はナー アーア 津でもつ ヨイヨイ
津は伊勢でもつ ヨイセー トオコセ
尾張ナー 名古屋は ソレハサァ
城でもつ
※ソリャ ソリャ ヤートコセーノー ヨオイヤナ ソリャ
アレワイセ コレワイセ ソリャ ヨーオイトセ
六
神をナー アーア 勇めて ヨイヨイ
担ぎ出す屋台 ヨイセー トオコセ
氏子ナー 栄えて ソレワサァ
末繁盛
※ソリャ ソリャ ヤートコセーノー ヨオイヤナ ソリャ
アレワイセ コレワイセ ソリャ ヨーオイトセ
祭り気分をお楽しみください。
そもそも、私の若い頃には三木で祇園囃子(伊勢音頭)を唄う風習はなかったように思います。
これを唄うようになったのは最近(と言っても20年くらい?)のことです。
ご紹介した歌詞は、三木市(上のまつりと下のまつり)で最初に祇園囃子を唄うようになったと言われている地区のものです。
今では、祇園囃子は三木の秋の風物詩のひとつになった。それを始めたのは、小さな動きだったけれど、やがて伝統として根付くまでになった。
私達の小さな日々の動きが伝統になっていくんです。
そういうことに思いよせながら、三木の秋祭りを観賞していただくと、草莽の民さんにも「伝統は日常の中にある」という私達の思いが分かっていただけるんじゃないかと思います。
※あげるときの掛け声、太鼓のリズム、落とした時の太鼓、全て町によって異なります。三木のまちの子はね、その音を聞いたらどの町か分かるんですよ。
歌詞が良いですね。
当日は郷に従っていきたいと思います。
た~け~に~な~
す~ず~め~は~
くらいは聞きとれますかねぇ。
本当のところ、三木でどのように祇園囃子が始まって広まっていったのかは不明なんですが・・・。
今でこそ、祭りは三木の誇りで
三木の人は自分の町以外の人を祭りに誘う時に
「うちの町の屋台、かかしちゃる。(担がせてあげる)」と言うんですけど、もっと昔は、お金を払って、町外から人を集めないと屋台を運行できない町もあったんですね。
祇園囃子は、そのような中から三木市に伝わって広がっていったものと思われます。
伝統を、苦しくても維持し続けたからこそ今があるんです。最近でも、長くと途絶えていた屋台運行を(悲願の)再開を果たした町もあれば、ひっそりとやめていかざるを得なかった町もあります。
町の人が、この身近なものを愛し続けていたかどうかが大きなキーになりますが、どんなに愛しても、町から大事な若者が流出し続けてしまってはやっぱり運行できないんです。地元愛は私達がんばれますけど、若者の住環境の確保はもうひとつ大きな問題になってしまいます。
ところで、三木の秋祭りのことばっかり書いていますが、最近は新興住宅地のほうでも「さんさんまつり」をやっておられますね。
そちらに対しても、エールを送りたいと思います。
いいときも悪い時もあります。
うまくいかないことも多いです。
でも、全てを飲み込んで「未来」を造っていきましょう。
祭りまでに稲刈りを済ませ、祭りには絶対参加‥みたいな。
私はとてもいい事だと感じています。
さて、祇園囃子ですが‥。
屋台を担ぎ「ヨイヤッサ」と掛け声を出し続けるのは意外としんどいものです。
肩が強い年(なかなか落とさない年)は声を張り上げる方がしんどく感じたりします。
その点、伊勢音頭は良いです。
唄ですから口から出す声の質が違います。
皆が同じ唄を歌いますから足並みも揃います。
乗り子は右に左に揺らされ、子守唄のように伊勢音頭を聞き、眠ってしまいます。
祭りの季節ですね。実りの秋、五穀豊穣を村一同で祝い感謝する時ですね。これら
が地域の結束をさらに深め地域社会を醸成していくのだと感じます。