議会での私との応答の概要です。誤字脱字はご容赦下さい。
別所三木鉄道跡地活用について問う。
廃止時には、三木鉄道は市補助金が3010万円、市貸付金が年間2990万円で合計年間約6000万円の赤字であることから廃線になった。
その後、三木鉄道跡地等利用検討協議会が開催され、地元の皆様のご意見も一部取り入れられ基本計画(案)が平成20年10月に策定された。その後、3路線の代替バスに対して23年度実績で補助金が2900万円、三木鉄道駅舎維持管理費に約130万円で、年間3030万円の費用がかかっている。又、三木鉄道沿線4.9キロメートルに対して事業費は執行済み分も含め約10億円である。
314回市議会で、私が示した約6200万円のランニングコストに対して、市長はその数字が一人歩きしているのかどうかわからないが、その様な多額な管理費をかけて進めていくつもりはないといっていたが、例えば、各金額を総延長4.9㎞で割ってメーター単価を出してみると、私が示したランニングコストに至ってはメーター当り約13000円掛かる計算になり、かなりの血税を投入することになると思う。移動人口に至っては、17年度三木鉄道乗客数約18万人に対して23年度代替バス乗客数約5万人であり、7年間で約13万人もの人口の移動、つまりチャンスが無くなったとも考えられる。
Q:地域から出された要望について当初予算で排水設備の整備が計上されていますが、他にお聞きの要望で次年度以降に予算化する事業の有無について、又その内容について問う。
A:別所ゆめ街道によるまちづくりを考える会が立ち上がり、ゆめ街道整備の実施計画策定に向けて取り組んでいるところ。今のところ、要望は頂いていないが、計画策定の中で要望もあるものと考えている。
Q:23年11月から24年1月に進められたプロポーザルの募集で当局が策定した別所ゆめ街道実施計画策定仕様書にある提案内容(6)番の内容6点の説明を求める。
A:以下
・整備経費については各項目毎に算出する。
・整備経費は極力安価となるよう工夫すること。
・維持管理経費については、育苗、植栽の植え替え、除草、草刈、追肥、散水などの年間経費を示すこと。
・旧駅舎についても、その活用内容に応じたランニング経費を計上すること。
・市民の皆様と運営発展していく市民参画での街道づくりにまちおこしとしての意味があり、アドプト制度なども考慮すること。
・ 計画に当たっては、費用対効果にも配慮し、過分な支出が続くことのないように配慮すると共に、新たな収入の確保についても工夫するものとする。
Q:ゆめ街道4.9キロ沿線での年間目標の交流人口とその根拠について問う。
A:代替バス乗客の減少数とほぼ同じと考えている。
Q:プロポで提案されている維持管理費などについては、過分な支出のない様に、費用対効果についても考慮するようにとあります。先の議会でも聞きましたがプロポで提案されて維持管理費の金額を示してください。
A:年間維持管理費の合計金額は6200万円が提示されている。
Q:先の議会で市長が言った、数字が一人歩きしているものでもなんでも無く、プロポの提案として出てきたものです。
A:過分な負担を市民に強いることの無いように管理運営を経費のことも考えて進めていきたいと思う。
年間の6200万円の維持管理費が当局は700万円と試算したが、維持管理については、プロポの中では市民、ボランティア、シルバー人材を対象にしたアドプト制度などを活用していくことが必要であると書かれてある。
又、整備については地域の人に過分な負担が無いようにとある。法面の修景についても地元の土地所有者の協力を期待して、今回の整備からは除外しているとある。700万円について維持管理費が妥当かどうか、建ってからでは遅いので維持管理費がどれぐらいということを示してほしいと思う。
<私見>で先のハーブ産業創出事業土地購入費で記した部分と重なるが、このプロポーザル案は当局が税金を投入しておこなったものであることは明白であるにも係らず、行政自らが市民に公表することは行わない。年間6000万円の赤字で廃線したものを年間ランニングコストが6200万円掛かるプロポ案であるので地域の皆様に示せないのではないか。
そうではなく、市としての政策をプロポ案と比較して説明を行うという責任を果たすべきではないかと考える。