今日(2月19日)の神戸新聞夕刊に私が営んでいる道場の事を掲載頂きました。
記事は道場生の凌くん(14歳)の事です。
彼は2015年からお父さんと一緒に通ってくれています。
自閉スペクトラム症で重度の知的障害をもつ彼が空手をすると言う事について、様々な反対があったようです。
私も、初めての経験でどう接すればいいのか?悩みましたが。
結果として、特別な対応ではなく、構いすぎず、普通に。
普通にする事で、お父さんにも感謝されましたし、彼にとってもそれが良かったようです。
その彼が、他の道場生達と基本稽古やスクワットに腹筋、その上に空手の型まで。
すごく成長しました。彼のおかげで、他の道場生達も成長し、お互いが良い化学反応を。
そして、この度、他の道場生と共に昇級審査に取り組み最後まで完遂され、見事に昇級を果たされた凌くんを誇りに思います。
新聞には、大阪教育大名誉教授で大阪医科大LDセンター顧問の竹田先生のコメントが次のように掲載されていました。
自閉スペクトラム症で知的発達の遅れがある人は、筋肉の緊張性に弱さがある場合が多く、「空手のようなキレのある動きは非常に難しい」昇級は誰よりも努力されたのでは。
とコメントを頂いていました。
少ない人数ではありますが、多様な道場生がお互いに影響しながら成長する道場生を誇りに思うと共に、空手に出会えた事を心から感謝したいと思います。
青帯を締めて頑張る凌くん
お父さんに、帯を巻いてもらう凌くん