クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

小川山 2004/05/02 Sun

2004-05-02 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
ゴールデンウィーク、小川山初体験スタート。本日は小川山で、スラブデビューって事はないか。広沢寺もスラブだ!んと、花崗岩スラブデビューである。

スラブ状岸壁。昨夜から、「かわいい女(5.8)のオンサイトする!」と、テンションの高い私である。
「オンサイト狙いたいルートがあるんですよ!私にぴったりなルート!」「デロリンマン(5.11c/d)?」と、純一氏にからかわれながらスタート。(BigRock静岡も一緒です。今日は静岡からの講習生はいないけど。)どうでもいいけど、デロリンマンって何?かわいい女は私だけど。

オンサイト狙いでテンションの高い私は、なだめられながら(まぁ、レース前に興奮している競走馬みたいなものです。)、まずは、ウォーミングアップ(アプローチで十分体を動かした気はするが。。。)とスラブの感触を掴む為にウルトラセブン(5.7)をやっつける。スラブって。。。初めは変な感じだったけど。。。何となく登れてしまった。
次は、高い窓(5.10b)である。スラブって。。。ホールドが無い!スタンスも無い!どうしろって言うのよ!なんとか岩に付いたチョークを頼りに足を滑らせながら登る。「力を手に分散させずに、片足に全体重を掛けなさい!スメアを信じて!」って、無理。怖いって。が、ほぉ、意外と立てるものである。途中、ハングがあるのだが、ハング越え失敗。3回のテンションで敗退。
「どうしたの?諦めがいいじゃん。」「だって、かわいい女(5.8)のオンサイトしなきゃ!」力を温存である。

さて、かわいい女(5.8)である。なんと、初リードである。しかも、オンサイト狙い!あっ子先生がビレイに付いてくれる。
「落ち着いて行きなさい!」の声に見送られてスタート!決して、難しくは無い。が、やっぱり、ロープが重く感じられる。一つ目のプロテクションにクリップ。何と両手を使ってしまった。二つ目のプロテクションに向かってスタート。二つ目のプロテクションにも何故かやっぱり両手を使ってクリップ。緊張してるのかなぁ?ここから先は迷うことも無く次のプロテクションを目指しどんどん進む。下からは、一切、声が掛からない(聞こえてないだけ?)。オンサイト狙いなんだから当たり前なんだけど、なんだか不思議な気分である。いつもアドバイスや、応援の声や、色んな声に囲まれて登っているから、なんだか、妙に緊張する。静かだ!終了点にクリップ。ヤッタァ~。オンサイト成功である。
「テンションお願いしまぁす。」の声に、「景色でも眺めてから降りてらっしゃい!」の声。
振り返ると、残雪の残った山と渓谷(あの出版社名はこう言う風景をイメージしているに違いない!)である。気持ちいいなぁ。大岩あき子にお世話になって良かった。あっ子先生は、オンサイトしたい!と言う気持ちを、大切に扱ってくれる。この混雑したスラブ状岸壁で、私のオンサイト狙いを守ってくれたのもあっこ先生だ。私の記念すべき1本である。
ロワーダウンした私を、「おめでとう!」と言うあっこ先生の声が迎えてくれた。そう言えば、初リードのビレイヤーが大岩あき子だなんて、とっても贅沢!
「今日は、もう満足!登らなくってもイイヤ!って言うと「じゃあ、帰れば」って言うんですよね。」「当然!」と、はしゃぐ私にいつものあっこ先生である。帰る訳ないじゃん。

気分の良い所で放浪癖(5.10b)。なんとかなるものである。ハング越えも無難にこなしてお終い。
オーウェンのために祈りを(5.10c)に準備されているロープも気になるが、込み合ってきたため先に、「ドスラブをやろう!」と、ロープを準備しに行った、純一氏の後を追う。
Song of Pine(5.8)。無難に登る。
デロリンマン(5.11c/d)。本当に、何にも無い。岡田さんから「全然、足を見てないでしょ!」と指摘。「どうしろって言うんですか!」、私の叫びに「ココとか、こことか。。。」指を指しながら、純一氏のアドバイス。ココって、ココ?ココに乗れって?必殺、ヤケクソである。ホールドは何とか。足はこま鼠というか、何というか。止まりません。「靴がへるよぉ!」下からは心温まる声援である。
「リードすれば!」、あっこ先生の一言により、穴があったら出たい(5.10a/b)をリードしてみる事にした。二つ目のクリップの手前でテンション。なんたって、2回目のリードである。これだけの落下は初体験。が、落ちた悔しさばかりで、怖さには鈍感になっている。リベンジ。レッドポイント成功である。ん?やっちゃったよ。穴があったら出たい(5.10a/b)だなんて。。。かわいい名前のルートで初めての10aを飾るはずだったのに。。。

スラブ状岸壁は大混雑。少し降りて、続おじさん岩にお引越し。
ぶんぶく(5.10a)。楽しい。トラバース有り、マントル有り、もちろんスメアリング有り。こんなに盛りだくさんのルートは初めてだ!あまり、登られていないようだが、本当に楽しいルートである。が、出だしがちょっと悪い。前田さんが登る時、私がスポッターに付くが。。。テンションして、振られてしまった前田さんに押されて、スポッターが。。。ハングドッグしたクライマーに手首をつかまれ支えられている情けないというか、役立たずのスポッターである。当然、スポッターはクビになった。
隣のすったらもんだら(5.11a)の出だしにみんなが跳ね返されて、暴れている。あっ子先生登場。あっさり、クリアである。体が柔らかいというか、バランス感覚が素晴らしいというか、とにかく、いつも通りの格好良さである。

大満足の帰り道。猫の森登山教室の面々にバッタリ。黒澤先生にまず突進。
「いく、今日、リードしたんです。レッドポイントもしました。オンサイトもしたんです。かわいい女(5.8)・・・」支離滅裂である。
「おめでとう!」と、握手した手のまま、私は暴走して、報告したい事が一杯あって、大興奮で喋り捲りである。
「言葉を正確に正しく使いなさい!」結局、黒澤先生のお叱りが。。。何やってんだか。
大石さん、井上さん、ゆりちゃんと懐かしい面々。皆さん、お元気ですか?

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