あっこ先生の車に便乗し、小川山に出発!高速道路に入る前に軽く渋滞につかまってしまったが、高速道路は快適。途中、アイスクリームを食べ、食料の買出しを行い、廻り目平キャンプ場・ふれあいの森内のキャビンに到着。晩御飯をすませ、信濃川上駅まで列車で到着する受講生仲間をお迎え。都合、8時間。あっこ先生と二人で過ごした時間の中で、とても印象に残った会話を。
イレブンクライマーって何だろう?と言うテーマでの会話である。あっこ先生の考えるイレブンクライマーとは、どこの岩場に行っても、11とグレーティングされているルートを50%の確率でオンサイトまたはフラッシュ、そして、オンサイトできなかったルートをその日のうちにレッドポイント可能な能力を持ったクライマーの事だ。それでは、11のルートを何回も何回もチャレンジしてレッドポイントしたクライマーは何と呼ぶのか?11のルートを登った事のあるクライマーと呼ぶのである。
それでは、あっこ先生自身は全ての11のルートを登れるのか?と言うと、登れていないルートが実はあるらしい。あっこ先生は、身長が高くはない。リーチが必要なルートで、あっこ先生の手が届かなく、かつ、回避のためのスタティックなMOVEが発見できないルートが存在するらしい。ここから先は、私の思う事。もし、仮に、あっこ先生のリーチでは登ることが不可能だと思われるルートをあっこ先生が心から登りたいと思えば、ランジをしてでも登っちゃうに違いない。きっと、ランジをミスして故障する可能性を無視してまで、登りたいと思っていないだけなのだ。彼女の現在の登りと、過去の実績を見れば、誰も大岩あき子を11が登れないクライマーだとは思わないでしょ?間違いなく、大岩あき子は11どころか、12、13を登っちゃう能力を持ったクライマーなんだから。ちなみに、あっこ先生は「今はどうかなぁ?」と、笑ってたけど。
さて、ここから先は、ちょっと話が難しい。日本のクライミングの環境と、文化の話だ。あっこ先生自身は、若い頃を海外で過ごす時間が長く、自分のグレードに応じて、毎日、毎日、異なる岩場の異なるルートを登りまくったそうだ。そうやって、9の能力、10aの能力と身に付けることが出来たそうだ。が、私のように関東圏に住むヘナチョコクライマーには、海外のようにルートが豊富にあるわけではない。岩場に出かけても、9のルートを固め登り出来るほど、同じグレードのルートが揃っている訳ではない。岩から岩へ、移動だけで一日が終わる。ましてや、練習で、ガンガン登りまくっちゃうと。。。オンサイトするルートが残らない。また、今日は幕岩、明日は二子山、明後日は鷹取山。。。不可能である。それとも、生活を捨てて海外に修行に出るか!(ちょっと、憧れる。かなり?)あっこ先生曰く、「今はジムがあるんだから、トレーニングはジムでして、外の岩場のルートはもったいないからオンサイト用に取っておきなさい。練習にトップロープで使うルートも、リードで登る事を意識して大切に登りなさい。」。そんなルート数が少なく、交通事情も良くない日本の環境の中で、一つの11のルートに通い詰めてレッドポイントすると言う、クライミングのスタイルが出来ているらしい。そこで、11を登れたクライマーをイレブンクライマーと呼ぶ文化もある。「考え方やスタイルは、自由なんじゃないかな。」と、あっこ先生。
私は、こんなあっこ先生に心惹かれたと言うか、自分のやってみたいクライミングを見つけた。あっこ先生の言うところの、「11のルートを登ったことのあるクライマー」は、グレードは下がっちゃうけど、かって、二子山で話がピーマン(5.10a)を登った私の話である。あの日の私は、決して10aを登れる能力を身に付けていた訳ではなく、話がピーマン(5.10a)の核心をクリアするためのダンスを踊っただけなのである。まぁ、盆踊りと同じだ。実はずっと以前(ってここ数ヶ月の話だが)から、私はあっこ先生の考え方を、知っていた。純一氏とあっこ先生の著作である「フリー・クライミング 入門とガイド」に、記載されているのである。記憶の片隅に残っていた、あっこ先生の考え方と自分の行動のギャップが、あの日の、私のモヤモヤだったのだ。と、今は思える。このまま次はシリアル(5.10d)と言う盆踊りを暗記するのだろうか?と言う、苛立ちだったのかも知れない。
ちなみに、猫の森登山教室の黒澤先生も、根底では、あっこ先生と同じ考えをお持ちである。だた、時間を掛ける場所のスタートグレードが違うだけなのだ。黒澤先生は、11が登れるようになった所で時間を掛ける考え方だ。「同じ悩むなら、もっと高いレベルで悩む方が楽しいよ!」と、黒澤先生はよく口にしていた。時間をかけて、1本の11を落とした時、確かにもっと低いグレードで躓く悩みを、一気に2つ3つ解決しているのだろう。結局、そちらの方が近道なのかも知れない。
8、9に時間を掛ける方法と、11を1本でもレッドポイントしてから時間を掛ける方法と、どちらが良いのかは解らない。が、私にとって、イレブンクライマーはやっぱり、ちょっと、特別である。11というグレードで自分を磨くのではなく、11のルートに手を付ける時には、下のグレードのルートは、当然のようにレッドポイント(もちろん、オンサイトでもフラッシュでもいいんだけど)が出来るような(出来なきゃ格好悪いじゃん!)、確実な能力を持ったイレブンクライマーになりたい!黒澤先生、見ててね。時間は掛かると思うけど、いくが11に手をつける時には、11を立て続けに落とせるようなクライマーを目指すから。
私は、あっこ先生の考えるようなイレブンクライマーになりたいのだ。もちろん、イレブンクライマー以上を目指します。
イレブンクライマーって何だろう?と言うテーマでの会話である。あっこ先生の考えるイレブンクライマーとは、どこの岩場に行っても、11とグレーティングされているルートを50%の確率でオンサイトまたはフラッシュ、そして、オンサイトできなかったルートをその日のうちにレッドポイント可能な能力を持ったクライマーの事だ。それでは、11のルートを何回も何回もチャレンジしてレッドポイントしたクライマーは何と呼ぶのか?11のルートを登った事のあるクライマーと呼ぶのである。
それでは、あっこ先生自身は全ての11のルートを登れるのか?と言うと、登れていないルートが実はあるらしい。あっこ先生は、身長が高くはない。リーチが必要なルートで、あっこ先生の手が届かなく、かつ、回避のためのスタティックなMOVEが発見できないルートが存在するらしい。ここから先は、私の思う事。もし、仮に、あっこ先生のリーチでは登ることが不可能だと思われるルートをあっこ先生が心から登りたいと思えば、ランジをしてでも登っちゃうに違いない。きっと、ランジをミスして故障する可能性を無視してまで、登りたいと思っていないだけなのだ。彼女の現在の登りと、過去の実績を見れば、誰も大岩あき子を11が登れないクライマーだとは思わないでしょ?間違いなく、大岩あき子は11どころか、12、13を登っちゃう能力を持ったクライマーなんだから。ちなみに、あっこ先生は「今はどうかなぁ?」と、笑ってたけど。
さて、ここから先は、ちょっと話が難しい。日本のクライミングの環境と、文化の話だ。あっこ先生自身は、若い頃を海外で過ごす時間が長く、自分のグレードに応じて、毎日、毎日、異なる岩場の異なるルートを登りまくったそうだ。そうやって、9の能力、10aの能力と身に付けることが出来たそうだ。が、私のように関東圏に住むヘナチョコクライマーには、海外のようにルートが豊富にあるわけではない。岩場に出かけても、9のルートを固め登り出来るほど、同じグレードのルートが揃っている訳ではない。岩から岩へ、移動だけで一日が終わる。ましてや、練習で、ガンガン登りまくっちゃうと。。。オンサイトするルートが残らない。また、今日は幕岩、明日は二子山、明後日は鷹取山。。。不可能である。それとも、生活を捨てて海外に修行に出るか!(ちょっと、憧れる。かなり?)あっこ先生曰く、「今はジムがあるんだから、トレーニングはジムでして、外の岩場のルートはもったいないからオンサイト用に取っておきなさい。練習にトップロープで使うルートも、リードで登る事を意識して大切に登りなさい。」。そんなルート数が少なく、交通事情も良くない日本の環境の中で、一つの11のルートに通い詰めてレッドポイントすると言う、クライミングのスタイルが出来ているらしい。そこで、11を登れたクライマーをイレブンクライマーと呼ぶ文化もある。「考え方やスタイルは、自由なんじゃないかな。」と、あっこ先生。
私は、こんなあっこ先生に心惹かれたと言うか、自分のやってみたいクライミングを見つけた。あっこ先生の言うところの、「11のルートを登ったことのあるクライマー」は、グレードは下がっちゃうけど、かって、二子山で話がピーマン(5.10a)を登った私の話である。あの日の私は、決して10aを登れる能力を身に付けていた訳ではなく、話がピーマン(5.10a)の核心をクリアするためのダンスを踊っただけなのである。まぁ、盆踊りと同じだ。実はずっと以前(ってここ数ヶ月の話だが)から、私はあっこ先生の考え方を、知っていた。純一氏とあっこ先生の著作である「フリー・クライミング 入門とガイド」に、記載されているのである。記憶の片隅に残っていた、あっこ先生の考え方と自分の行動のギャップが、あの日の、私のモヤモヤだったのだ。と、今は思える。このまま次はシリアル(5.10d)と言う盆踊りを暗記するのだろうか?と言う、苛立ちだったのかも知れない。
ちなみに、猫の森登山教室の黒澤先生も、根底では、あっこ先生と同じ考えをお持ちである。だた、時間を掛ける場所のスタートグレードが違うだけなのだ。黒澤先生は、11が登れるようになった所で時間を掛ける考え方だ。「同じ悩むなら、もっと高いレベルで悩む方が楽しいよ!」と、黒澤先生はよく口にしていた。時間をかけて、1本の11を落とした時、確かにもっと低いグレードで躓く悩みを、一気に2つ3つ解決しているのだろう。結局、そちらの方が近道なのかも知れない。
8、9に時間を掛ける方法と、11を1本でもレッドポイントしてから時間を掛ける方法と、どちらが良いのかは解らない。が、私にとって、イレブンクライマーはやっぱり、ちょっと、特別である。11というグレードで自分を磨くのではなく、11のルートに手を付ける時には、下のグレードのルートは、当然のようにレッドポイント(もちろん、オンサイトでもフラッシュでもいいんだけど)が出来るような(出来なきゃ格好悪いじゃん!)、確実な能力を持ったイレブンクライマーになりたい!黒澤先生、見ててね。時間は掛かると思うけど、いくが11に手をつける時には、11を立て続けに落とせるようなクライマーを目指すから。
私は、あっこ先生の考えるようなイレブンクライマーになりたいのだ。もちろん、イレブンクライマー以上を目指します。
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