クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

城ガ崎 2004/12/12 Sun

2004-12-12 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
城ガ崎デビューである。あっ子先生が本日参加の講習生を駅にお迎えに言ってる間、私は純一先生とウッチーさんに連れられ大磯ロックへ。

名探偵登場(5.8)にウッチーさんがTRを掛けてくれる。さて、デビューである。ウッチーさんのチョーク跡を気にしながら、トコトコ登って、うそっ!あれ?とどかないよぉぉぉぉ。朝イチテンションである。下で、純一先生とウッチーさんが、「城ガ崎の洗礼を受けたな!」と、ケラケラと笑っている。嘘だぁ、マジ?これで5.8?ウソォ!登れないよ。どうしよう?えぇぇぇぇぇ!へこみながら、なんとか無理矢理、登る。腕はパンパンである。ロワーダウンした私に、「まだまだ、やるべき事はいっぱいあるな!」と、純一先生。はぁ、イチから出直します。「セブンは無いんですか?」「ない!」と、純一先生がきっぱり。城ガ崎シーズンをどうやって、乗り切ろうか?

純一先生とウッチーさんに連れられ、サンセット・エリアへ。ひょぇぇぇぇ。なんだ!この壁は。目の前には、風に吹かれて(5.11a)ホワイトシャーク(5.11c)シンデレラボーイ(5.13a/b)パンピングアイアンI(5.11d)パンピングアイアンⅡ(5.12b)トラのパンツ(5.13a)アイロンヘッド(5.12a)サーカス(5.12b/c)。。。
凄い!ダメだ。間には、5.8とか、5.9とか、5.10台もあるはずなのだが。。。登れる気がしない。困った困った。と、ウルウルしていると、あっ子ママが帰ってきた。登れなかった報告である。「もう一回登りに行こう!」。

ママに連れられ、再度、名探偵登場(5.8)。喧嘩して負けて帰ってきた子供を、「勝つまで帰ってくるなぁ!」とお尻を叩くママである。ママが登ってくれる。さっきの、ウッチーさんとも純一さんとも全然違う。「どうやって登りなさいって言われたの?」「もっと、左のチョーク跡。」「これ?」「うん、それを右手で左手をもっと左!」。告げ口する子供である。「それから?」「左手で、チョークが真っ白についてる所を中継して、右手が三角の所で、左手がガバ!」「これは、届かないでしょ!こっちのライン(ママが登ったライン)なら、十分クリップ出来から、このラインで登ってみなさい!」。はぁい、ママ。ママに言われた方法で登ってみる。へっへぇん!登れたもんね。
ちょっと休憩して、リードで登る。ふっふぅん!登れたもんねぇだ!
様子を見に来たウッチーさんにママが聞き込みである。「いくに届くわけ無いじゃん!」、へっへぇん。なんだか、いじめっ子を先生に告げ口して、いじめっ子が先生に怒られる姿を覗いているいじめられっ子の気分である。

気分よく、サンセット・エリアへ戻る。人生楽ありゃ苦もあるさ(5.8)をTRで。出だしがチムニーである。体をチムニーに押し込んで、んしょ!んしょ!楽しい!普通に登れてお終い。

次は、海賊フック(5.10b)の筈だったのだが。。。前田さんが登っているのを見学しているうちに寝ちゃった。お昼寝である。どうやら、30分ほど眠っていたらしい。何やってんだか?!昨夜も、一番に意識不明になり、たっぷり寝てるはずなんだけどなぁ。目覚めると、首、肩、背中、腕、肘とバキバキである。寝方が悪かったわけではなく。。。最近、ずっとこんな調子なのだ。
他の講習生が同じロープで気分は最高(5.10b)に、取り付いている為、海賊フック(5.10b)は、後回し。

ウッドペッカー(5.9)をTRで。核心のハング越えの前は、またしてもチムニーである。チムニーをウニウニ登って、ガバを掴んで、チムニーから出ようとしたら。。。頭と肩がすっぽり岩に嵌ってしまい「出られません!降ります。」。ビックリである。テラスまで、クライムダウン。下はゲラゲラ大笑いである。やれ、もっと早く体を出せとか、上を見て登れとかなんとか。だって。。。チムニーに嵌ってるの好きなんだもん。登り返してみるが。。。今度は早めに体を出した。右手はガバを掴んでいる。が、問題は右腕である。隙間に腕がはさまり、がっちりロックが効いてしまった。更にその上のガバを掴めの指令が下から届くが、腕が動かせない。どうすればいいんだ?ダメだ!テンションである。ん~。いったい、どうなってるんだ?結局、無理矢理登りである。下に戻ると、「体の向きが逆なんだよ。あそこは右を向いてレイバック!」と、純一さん。早く言ってよ!

さて、海賊フック(5.10b)。さっき、ママが登っていた姿を思い出しながら、下部でおりゃとヒールフック。ヒールフックなんて、インドアでだって自主的にはしない。外岩ではきっとはじめて使った。さて、中間部、ステップの穴が二つ。手無し、足をクロスのトラバースである。確かに手は無い。ツルツルである。どうしようか?なんて考えない。だって無いもんはないんだから、潔く、手無しである。壁にペタッと手をつけて、そぉぉっと。ほら、出来た。ご機嫌である。上部をカチカチ登って、最後はクラック(と、思ったら、両方TRが出来るように、気分は最高(5.10b)の終了点を使っていたらしく、クラックは気分は最高(5.10b)の最後の箇所。海賊フック(5.10b)はカチカチと直上が正しい。)。右手をジャムして、左手は。。。フィンガー?んと、フレアーしていて、全然、ジャムが決められない。足を見回しても、たいしたステップは無い。すぐ上が終了点のガバなのに。。。フィンガーでがんばるの?どっちにしても決まんないと話にならない。ジャムじゃなくって、ガストン?ガストンに勝負を掛けるが、テンションである。最悪だぁ!あと、一手だったのに。下から指令が届く。「レイバックだよ!レイバック!」、純一さんである。本当?純一さんのレイバック指令は、なんとなく疑わしい。『純一さんなら、レイバックで登る』じゃないんでしょうね!油断大敵である。しかし、取り合えずレイバックポーズになる。ポーズにはなれるが、手をあげて、次の足は?突っ張れる箇所を見つけられない。ダメダァ!レイバックになってみたり、ジャムをしてみたり、何度か試行錯誤を繰り返し、結局、ジャムとガストンで終了点のガバをオリャ!道は険しい。
下に戻って、「本当にレイバックなんですか?足が見つけられなかったんですけど。」「うん、足は悪いんだ!今日は手の状態が悪かったから、滑ってたでしょ。もっと、乾いてると登れるよ!」と、純一さん。信じてます。
「次、リードでいけるんじゃない?」と、ママ。いくも行けそうな気がする。「今度、きちんと海賊フック(5.10b)の終了点でTRで登ってみて、行けそうだったら行ってみる!」。なんだか、落とせそうな気がする10bである。

後片付けをしながら、パンピングアイアンⅡ(5.12b)を登る人を見学。すごいなぁ。「純一さん、どうしてあそこにルートを作ろうと思ったの?」「パンⅡ(5.12b)の取り付きの所に行ってごらん!」と、純一さん。「そこから、海の方を見て!」と、ママ。取り付きに近づく。ここ?とママを見ると、もっと近づけ指令。ここ?もっと近づけ指令。どんどん近づく。と、「カッコいいだろ!」と、純一さん。うん、スゴイよ!カッコいい!けど。。。これを登ろうって気には。。。ならない。登れそうな気がしない。登れるかもとも思わない。カッコイイからルートを作ろう(登ってみよう)とか、面白そうだからルートを作ろう(登ってみよう)とか、それは登れる人の特権である。私はまだまだ、カッコイイからとか、面白そうだからと思ってルートに取り付けない。ただただ、圧倒されるだけである。早く、カッコイイから登ろうかなぁって思える自分になりたいなぁ。修行、修行!
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