クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

城山 2004/12/11 Sat

2004-12-11 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
先生がいっぱい城山講習である。純一先生、あっ子先生、ウッチーさん VS いくである。1対1だと、ハードな講習になりそうでドキドキするが、3対1だとさすがに、先生達は勝手に遊んでるだろ!と何故かのんきな生徒である。しかし、冷静に考えてみると贅沢な話である。
本日の講習場所は、ワイルドボアの予定だったのだが、上の駐車場に付くと、車がいっぱい。混んでそうだね!と、ワイルドボアに辿り着くと、滅茶混みである。さて、どうしましょうか?純一先生の「小川山物語(5.9)だったか、9があるから下に行こう!」の一言で、移動。でも、いくらなんでも、城山小川山物語(5.9)は無いだろ!

ワイルドボア右壁小川山物語(5.9)じゃなくて、城山物語(5.9)から。純一さんがウォーミングアップ用にTRを張ってくれる。ぼっ~と、眺める。ん~。ボルト間隔が遠いなぁ。
取り合えず、登る。50mロープでぎりぎりのルートである。登り応えがあるぞぉ。今日は、お天気がポカポカ。終了点付近は、暑いくらいである。

ワイルドX(5.10a)を登るウッチーさんを休憩しながらボーっと眺める。ハング越えのあるルートである。次に、純一さんが登る。これまたボーっと見ていると「いく、どうする?こっちはボルト間隔も短いしFLにしようか。」と、あっ子先生。えっ、ちょ、ちょっと待って、しっかりハング越えの手順見るから!っと左手がここで、右手がこっちで。。。

まずは、城山物語(5.9)をやっつける。リードで登ると。。。落ちる気はしないんだけど、ボルト間隔が遠いせいかやっぱりちょっとドキドキする。もし落ちたら。。。ヒョエ!あの辺りまで落ちるな!無事、終了点。

次は、ワイルドX(5.10a)をリードで。ハング越えである。えっと、左手がここで、右手がこっちで、足を上げて右手をあげて???あれっ?何か違うぞ?ん?まあ、いいか。左手左手。。。これでイイヤ。掴んで、おりゃ!あんなに、純一先生の登り方をチェックしていたのに、全然違う登り方である。おかしいなぁ?上部は快調に。と思ったら。。。ボルトが遥か左である。しまった。やっちゃったよ。って、あのボルト、終了点じゃん。戻れる?ん~。クライムダウンして、トラバースして終了点へ。なんだかなぁ?まぁ、FLである。
下に戻ると「あそこは、右手じゃなくて左手!」と、あっ子先生。ハング越えの話である。言われてみれば、確かに純一さんはそう登ってた。私は右手をあげちゃったので、左手の行き場所がなくなっちゃったのだ!簡単なルートを難しく登る!向上心の塊である。。。。

先日、今まで登ったルートを数えてみた。ら、たったの39本。もっと、登ってるかと思った。目標、年内50本。今月は、今日を含め、あと8日、外岩に出る予定。1日1本から2本のペースでRPしないと。足りなくなったら、最後は、セブン、エイトの固め打ち攻撃を繰り出して。。。取り合えず、今日はRPとFLで2本稼いだから、ノルマ達成!終了!って、まだ、お昼前だ!

私が、おりゃおりゃと、登ってる間、先生方は隣のフェアウェイ(5.11a)で遊んでいる。私が降りてきても、やっぱり隣で、あっ子ママMOVE、純一さんMOVEと、色々試して遊び続けている。早く、一緒に遊べるようになりたいなぁ。今は、まだ、見てるだけ。ごゆっくり、お楽しみください。

さて、次。「この前、隣で登ってたルートを登りたいんだよなぁ、中村さんはあの10bを登れるし!」と、言う、教えに来たわけではなく、登りに来た純一さんの希望により、ライオンボトムへ、お昼ご飯を食べたらお引越し。望むところである。のんびりとご飯を食べる私の前で、とっとと準備を整えプレッシャーをかける純一さんである。「私はそうやって鍛えられたのよ!」と、あっ子先生。私は、別にご飯を食べるスピードを鍛えられても。。。あっ子先生が待てないのは、マルチの時だけだが、純一さんは全てにおいて、待てないのである。待たせておくのがあまりに不憫なので、男性陣には先発してもらい、のんびりと食事である。

ライオンボトムに到着すると、ひょぇぇぇ。でっかい木が倒れてる。前回、ライオンボトムに来てから1ヶ月くらいなのだが。。。そんなに、悪天候の日ってあったっけ?とにかく、大きい木がゴロンである。純一先生が、登ってる。なんだか、今日は、純一さん、登ってるなぁ。と、思ってたら、「ダメだぁ!」と、テンションである。ハングドックしながら、ああでもないのこうでもないのと、壁をさわり始めた。あっ子先生が、んな、純一先生を見ながら、「長いのよねぇ。」と一言。あっ子先生とお喋りしてたら、「純ちゃんと大工さんってそっくりなのよね。開拓している時とか、二人で、隣同士でハングドックしながら、ブツブツとずっとやってたのよ!」「隣同士なのに、二人の会話は無いの?」「二人ともどっぷり一人の世界に入り込んじゃってるからねぇ。自分を中心に1mの範囲くらいしか興味がないの。」。想像してしまった。タイツをはいた(開拓の時ははいてないか!)マッチョな純一さんと大工さんが、地上15mくらいで、ハングドックしながら、壁に向かってブツブツつぶやく姿なんて。。。ちょっと、怖い、けど、見てみたかった気もする。

「いく、どうする?先に登ろうか?」、と、あっ子先生。なかよし(5.10b)である。んと。。。考えてると、「やっぱり、チョークも付いてないし、マスターで自分で何とかしてらっしゃい。」。とっとと返事をしないと、こう言う事になる。ビックロック教室の放置教育である。登り始める。そうそう、この出だしから2手目、3手目のカチッと指が決まるクラックは私のお気に入りなのだ。ワンクリップ、ツークリップ目、3クリップ目まではクリア。ここから、4クリップ目のガバまでが私の敵なのだ!そう、このひざの所の大きい穴に右足を突っ込むんだぁ!だぁ!だぁ!テンションである。なんでだ?「ちょっと、よく、考えてみなさい!」、と、ぶら下げられて放置である。2度、3度と動きを組み立ててみる。「ここだと思う場所に、チョークをつけてらっしゃい!」。はぁい。
私は、ウダウダ休憩中。先生達は、2・3本向こうのルートで遊んでる。登るあっ子先生をいつも通り「ママ、カッコイイ!」とストーカー気分で眺めていると、「登んないの?」と、純一さん。はぁい、登ります。
もう一度、なかよし(5.10b)。核心部の手順を思い出しながら。。。ワンクリップ、ツークリップ?テンションである。ひょぇぇぇぇぇ!これとまったく同じ日記を、つい最近、書いたような。。。(そう、あれはジャーマンスープレックス(5.10b)。)上空から、あっ子ママの天の声が降ってくる。「いく、核心の事、考えながら登ってたでしょ!目の前の壁に集中しなさい!降りて、やり直す!」。ひょぇぇぇ!登ってたんじゃないの?見てたの?すごすごと地面に戻される。
はぁ、これは癖なんだろうか?RPを真剣に狙うと、私は何故か、出だしのワンクリップ目、ツークリップ目辺りで落ちるのだ!理由はママの指摘どおり。核心の手順のことばかり考えながら、登り始め、目の前の壁に集中できないから。悪癖である。
リトライ。この穴に左足を突っ込んで、乗り込んで、左手?チョーク跡が無い!さっき、あんなにしっかりつけたのに。あれ?どこ?無い!えぇぇい、これで行っちゃえ!行けない。。。落ちた目の前に穴が3つ。私が足を入れたかったのは、下から二つ目の穴。で、足を入れたのは一番下の穴。チョーク跡が見つからないはずである。ダメダァ。緊張の糸は切れた。「どうする?」「このまま、上まで抜けてきます!」。今日のTryはお終い。脳みその敗北である。
難しいなぁ。いつもだ。考えすぎない時は、あっさりと登れる。でも、こんな風に、一度、考え始めると、必ずと言っていいほど同じ罠にはまる。集中力かぁ。。。

城ガ崎に移動。宿であっ子ママとお風呂。先日の登れなかったボルダー課題の話になる。デッドで取りに行くホールドに手はかかるのに掴めない事、そのホールドを課題に関係なく掴みにいくと、掴めるホールドであることを説明する。タイミング?力?ママの判定は両方である。「いくはまだまだ、力がない!それからデッドでホールドを取るのは、筋肉の質が違うの。いずれ、筋肉の質を変えていかなくっちゃいけないけど、いくはまだ質を変える以前の問題。基本的な力がなさ過ぎる。」。うっ!こんなに筋肉モリモリになったのに、まだ、足りないの?もうすぐ、懸垂が5回出来そうなんだよ。スーツは、もう、全滅なんだよ。ブラウスは腕まくりが出来ないんだよ!腕相撲だって、(クライマーじゃない)男の人相手に「そろそろ、本気で相手しないと負けそう!」って、言われるようになったんだよ!まだまだなの?ママの体を見る。肩はかるぅく私の1.5倍の厚みがある。腕は。。。ママの体といくの体は、全然違う。まるで、大人と子供だ。まだまだだよね。ママは懸垂を10回しても涼しい顔してるもんね。ママの肩は。。。筋トレしなくっちゃ。
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