クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

城ガ崎2008/02/10 Sun

2008-02-10 23:59:59 | ChapⅥBigRock2008
アプローチを歩きながら、行き先考え中。今シーズン、私の城ガ崎での目標は後2本、スカッド(5.11a)デルトイド(5.11a)。先週、チラリと触ったスカッド(5.11a)は、余りにもまとまらなかったので、デルトイド(5.11a)も触ってみて感触がよかったら、先にデルトイド(5.11a)を登ろうかなぁ(゜-゜) スカッド(5.11a)なら、シーサイドデルトイド(5.11a)ならファミリー。でも、アプローチの泥濘を歩いていて、ファミリーはやめようと思った。終了点の立ち木が奥まっているルートで、泥で足をとられて落ちたりしたら目も当てられない。きくと私の会話を聞いた前を歩いている方も、「クラック、きっと乾いてないよ(^-^)」、ですよね。スカッド(5.11a)かぁ(-_-;)

腰痛(5.12b)の下部でアップ。きくはもしかして初めてなの?それとも、記憶がリセットされてるだけ?私はTR。
きくがちっとも嫌がらずイントロダクション(5.9)を登ってスカッド(5.11a)にTRを掛けてくれると言う。私は、きくが登ってくれなくて自分でイントロダクション(5.9)を登る事になるだろうと思っていたので拍子抜け。きくちゃん、カッコイイ(^O^) イントロダクション(5.9)、きくは数年前にRPして、それっきり触っていない。私は、岩の下にもぐりこんでビレイしてたからしっかり見えなかったんだけど、後からきくが言うには「足はプルプルで怖かったぁ(≧~≦)」らしい。次回、登ってくれるかなぁ(゜-゜) 遅れて到着した林ダ君がフォロー。
私は、スカッド(5.11a)のTRから。スタートの乗り込み(?)でいきなりテンション。まぁ、体もまだ動いていないし、気にはならない。ちょっと、ブルーな気分になったのは上部のフェイス。カチを持った両手の第一関節がポキポキポキポキ(-_-;) 1日2便が限界だな。このルートを日に何回も登ったら、絶対に関節炎がスゴイ事になる_| ̄|○ なんだか、音のなる関節に心がなえて、フェイスもボロボロ。
きくもTRでスカッド(5.11a)。このルートは、きくの城ガ崎嫌いの原因No2のルートだ。ちなみにNo1はチェシャネコ(5.10d)。きくはかつて、この2本のルートで相当怖い思いした。チェシャネコ(5.10d)はTRですら触れなかったので、登った事はちょっと意外。登ってみると、怖い思いをしたあの日から数年の月日が流れ、当然、RPできそうだ。でも、絶対にリードはしない!と言い張っている。
林ダ君もTRでスカッド(5.11a)。スタートの乗り込み(?)で、TRなのに敗退。う~ん(~_~;) 林ダ君が苦手な(出来ない?)動きだよね。フォローのしようがありません(-_-;)
午後、もう一度、TRでスカッド(5.11a)。スタートの乗り込み(?)は、何となく、コツが掴めたような(゜-゜) 後はリードで、怖さを押し込められるかどうかだな(-_-;) 中間部、楽なパートのはずだけど、実は私にはホールドが遠い箇所がある。足を少しづつきざんで、どこまで足をあげれば次のホールドに届くのか確かめる。落ちはしないけど、リードして「あれ?届かない!」を繰り返すと消耗しそう。位置をきちんと覚えておかないと(゜-゜) で、フェイス。先週、ママとザックリ組立てた動きはちょっと無理がある。大改造!何度も試して、これならなんとか行けるか?って形に辿り着いた。手数にして、3手増えた?消耗するけど、手数を減らすと耐えられないんだから仕方が無い。ちょっと、現実味が出てきたかな?って言うか、MOVEを組み立てるのに、何回、動きを試したんだろう?指、大丈夫なのか?
きくは、登ったんだっけ?ウダウダしてた。
林ダ君もTRでスカッド(5.11a)、もう1回。今度は、ズルを駆使してトップアウト。降りてきて曰く、「下部も、中間部も、上部もどこも俺を呼んでない!」。確かに、常日頃から林ダ君が苦手としているMOVE、ホールドのオンパレード。林ダ君、いやらしいカチ、大嫌いだもんね。
登るルートがなくなってしまった(゜-゜) コーヒーを飲んで、ウダウダウダウダ。きくと林ダ君は、やる気ゼロって感じだ。私は、2人を先週スクールで触った美しき日本(5.10b)に勧誘するが、2人とも完全無視。この人達、岩場に昼寝に来ているとしか思えない(-_-;)
私だけでも登ろうと美しき日本(5.10b)をリード。先週、TRで触った時、今度、リードしよう!とクリップをチェックした。私は、2ピン目のクリップ、ヌンチャクが掛かっていると平気だけど、マスターだとちょっと怖いはず。でも、仕方が無い(-_-;) 登り始めるが、ギャー(TOT) 潮が満ちてきていて、先週とすっかり風景が違う。ホールドも波飛沫でヌメヌメしているような(TOT) 明日、潮が引いている時に登っていい?クライムダウン!

今日の林ダ君。イントロダクション(5.9)をフォロー、スカッド(5.11a)をTRで2便?
今日のきく。腰痛(5.12b)の下部をOS?再登?イントロダクション(5.9)を再登?スカッド(5.11a)をTRで1便?2便?
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クライミングの谷間 2008/02/10 Sun

2008-02-10 23:59:58 | ChapⅥBigRock2008
いつもの週末のクライミング日記の前に、書いておきたい事がある。こんな事を書くと、なんて奴だ!と思われるかも知れない。でも、あえて書こう。

週末を城ガ崎で過ごした。日曜日、いつものようにシーサイドから登りかえし、車に向かって歩いていると、なんだか喧しい。でも、私はたいして気にも掛けず、車に向かって歩いていた。後ろからきくが「○×△□!」、何か言っているが、うるさくてよく聞こえない。「何?」と立ち止まって聞き返すと、「クライミングエリアでヘリの音って嫌だよねって言ったの!」ときくは答えた。これって、ヘリコプターの音なの?耳鳴りのような音と、バタバタバタバタ・・・。「近いよね!」、どうしてそんなに暢気な声なの?って言うか、音がするのは、すぐ横!ファミリーだ!いてもたってもいられない気持ちになって「ファミリーに行く!」と、私は道を曲がった。十中八九、クライマーの事故だ!と思っていながら、クライマーの事故ではありませんようにと、確かめずにはいられなかった。野次馬だろうか?
ファミリーへ、いつもの私とは思えないようなスピードで歩きながら、ファミリーの橋の上にUFOが浮かんでたらいいのに!とか、そう言えばニュースで領空侵犯がどうこうって言ってたな、橋の上にいるのが戦闘機だったらいいのに!とか、本当にそんな事を考えていた。クライマーの事故であって欲しくないと思っていた。すぐそこで聞く、ヘリコプターの音は遠くで聞く音とは全く別の音だ。
ファミリーへの降り口に着くと、UFOでも戦闘機でもなく、私の目線の先ではやはりヘリコプターがホバリングしていた。降りていく道には、FIXロープが張られ、エリア内には救急隊員の人がいっぱい。やっぱりクライマーなんだと、私はその場で頭が真っ白になった。私は事故をおこした人を思って、頭が真っ白になったわけではない。今シーズン、ファミリーで(私が知る範囲で)2件目の事故だという事に、城ガ崎が登攀禁止になるかも知れない!と動揺したのだ。
動揺した私はママに電話をした。ママに支離滅裂に目の前の光景を話しながら、私の目はもう何も見ていなかった。気が付くと、どこから見てもクライマーって人が救急隊員の人に頭を下げていた。事故を起こした人はヘリに乗せられたようだ(→私には記憶がない)。私達は、車に向かって、歩き始めた。
遊歩道の出口には消防自動車が3台、駐車場に消防自動車が更に1台、救急車が1台、パトカーが1台。八幡野港側にも、車があるのだろうか?地域住民の人が、クライマーを悪く思って当然だと思った。私が地域住民だったら、こんな大騒ぎを引き起こす訳のわからない奴らは立ち入り禁止にしろ!って、やっぱり思うだろう。駐車場のおじさんに、「事故があったの?岩登りの仲間?」と言ったような事を聞かれた。仲間なのか?おじさんから見たら、クライマーなんてみんな同じだと言う事は、わかっている。でも、仲間じゃない!と言いたかった。車を動かし始めると、戻ってくる救急隊員の皆さんとすれ違う。何だか、私が謝りたくなった。

翌月曜日、事故の詳細を人に聞いた。何も言う事はない。この事故だけではなく、この日・月、事故にはならなかった、それはちょっと!と言いたくなるような出来事がいったいどれほどあったのか?ママが口を酸っぱくして私に安全を語る。私は耳にたこが出来たと笑いながら、ママの話に耳を傾ける。そうやって私は4年の時を過ごした。そんなママや私を全否定するような出来事。クライミングに、あちこちで見かけるちょっとそれはどうよ!ってクライマー達に、ホトホト嫌気がさした。私がとても大切に思っている岩場と言う場所は、訳のわからない人達に、その存続の命運を握られている。どうでもいいような気がしてきた。

こんな事を書いて、明日、私は事故を起こすかも知れない。そうしたら、私は「あんな事、書いてたくせに!」と言われるのだろう。それでも、書こうと思った。クライミングをする事に、免許はいらない。しかし・・・、あちこちの岩場を、どうか大切にして下さい。地域の方々が、地主の方々がクライマーを受け入れたくなくなるような出来事が、これ以上、起こりませんように!
コメント (1)
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