minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

初めての恵方巻き

2009年02月03日 | うまいもん関係
節分は昔からあったけど、恵方巻きを決まった方角を向いて丸ごとかじる習慣なんて、つい最近までなかった。東京生まれ、東京育ちだから?いつから流行り出したのかわからないが、とりあえず、今日は太巻きを作って東北東に向かってがぶり。

我が家の太巻きはちょっと変わっている。おにぎり風太巻き。今は亡き名女優、嵯峨美智子さんから母が教わったもの。私が小学生1年の頃、舞台女優だった母は「骨餓身峠(ほねがみとうげ)」(原作:野坂昭如)という芝居を公演していて、その主役だった嵯峨さんと意気投合。以後何年かおつきあいさせていただいたようです。私もその舞台にちょい役で出演していたらしいけど、ほとんど記憶なし。ただ、土方巽(故)さんが裸&白塗りで踊るシーンが強烈だった事だけ記憶にある。今思えば豪華なキャストだったな。

横道にそれましたが、その嵯峨流太巻きのレシピは、おすしというよりおにぎりに近く、ごはんは酢飯ではない。のり巻きの中身がウインナ、きゅうり、卵焼き。これを細長く切って並べ、ゴマをふりかけてマヨネーズで味つけしてくるくるっと巻いたもの。お弁当になかなか好評で、私もよく作ってもらった母の味。これ一本あればおかずいらずだ。銀紙で最後にこの太巻きを巻いて、真ん中からななめに切って、それをさらにラップで包めばできあがり。みんなに喜ばれる簡単太巻きです。小さな子供さんがいる方はぜひ試してみてください。
嵯峨美智子直伝太巻き(マヨネーズは少し多めくらいが美味しい)

鬼は外、福は内!今年こそ福が沢山来ますように!!!!
これを真ん中からななめにカットしてラップに包んで持っていくと、そのまま銀紙を剥きながら手を汚さず食べられる。