minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

やっぱり猫がいい?

2009年01月06日 | 家族の日常
昨日あたりからようやく「坂下商店街」もシャッターが開きだし、少しづつだが世間は活動し始めたようだ?朝から忘れていた息子の制服をクリーニングに出しに行き(8日が始業式でよかった~~~)、そのまま自転車で郵便局まで行こうと子犬を散歩させているおじさんを追い抜かした。

「ほらほら、白い線を歩くんだよ。そうそう。」

耳慣れない声。しかも、犬に白い線の上を歩けなんてできる訳ないじゃん、正月そうそう冗談好きのおじさんだな・・・と、我が耳を疑うように振り返って見ると、見慣れないおじさんと子犬。この商店街の人ではないらしい。そして、子犬を見ると・・・白い線の上をちょこちょこと歩いているではないか!ひえ~、凄い。だいたいこの商店街の道に白線がひいてあったことも知らなかったけど。

我が家はずっと猫しか飼っていないので、犬の事が今イチわからないのだが、千葉に住む義妹たちが可愛い子犬を飼い出し昨年初めて永田家へ連れてきた時も「心と書いて「ココ」って読むの。よろしくね!」って紹介された。漢字で書かれても・・・ただの小さなトイプードルだろうが(汗)。耳にリポンをつけたココちゃんは茶色い可愛い顔で家中を走り回り、お参りからみんなで帰るとおばあちゃんのキッチンでう●こしていた。「やっぱり一人にして、ココちゃん、淋しかったのね~」妹はせっせと掃除しながらココに謝っていた。妹の旦那もこの犬にだけ「ドウチタノ?」などと、赤ちゃん言葉で語りかけている。すっかり成長してしまった子供達から「お父さん、キモイ」と言われていたが・・・。

昔、永田家でも彷徨っていた子犬を一番下の妹が拾って来て、そのまま飼っていた事がある。名前はノン。酒屋のレジの横に寝そべるのが好きで大好きなお義母さんのそばにいつもいた。ノンはお店のアイドルだった。

「ノンちゃん、あなたにそっくりね~」とたまに酒屋で私がお店を手伝っているとお客さんが言った。高校生の時、通学路の家にコリーがいて、そのコリーにそっくりだ、と同級生から言われた事もある。ノンはコリーではなくただの雑種だったけど、細長い狐顔で賢そうだからか?私も犬だったら賢く、モテモテだったに違いない。しかし、顔が似ていたのにもかかわらず、ノンは私に全く懐かなかった。ふん。

ノンは犬にはめずらしく散歩が嫌いだった。小さな頃から気まぐれで時々トシキが「ノン、散歩に行こう」と公園へ連れ出し、思い切り走らせたり腕に噛み付かせたりしてスパルタ散歩を敢行したのがよくなかったらしい。何回かそんな散歩を続けたら、散歩用のひもを見ただけで、逃げ出すようになった。家の者もノンが悪さをした時に「ノン、散歩だよ!」と叱る(?)とク~~~ン、とへたり込むようになった。そこまで嫌がるなんて、どんな散歩だったのだろう?

そのあとは狭い家の中でどんどんと体が大きくなり、母親は「ノンちゃんは角砂糖が好物なの。」と欲しがるままあげているうちに、ぶくぶくと太り・・・。肥満の家犬となった挙げ句、とうとうこの世を去ってしまった。今頃は天国で思いっきり野原を駆け回っているに違いない。

犬も可愛いけど、ごはんが欲しい時だけ私の視界に入って来てスリスリ甘えて来る、手のかからない猫がやはりいい。我が家に猫が来たとたん、屋根裏で大暴れしていたネズミたちがいっきにいなくなったのも嬉しかった。あ?でも私ってネズミ年・・・。