minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

真夏の夜の夢?

2008年07月28日 | ライブとミュージシャンたち
ああ、なんて偶然が・・・・!

ピットイン「夏の祭典」の前の昼の部で、友人が佐藤允彦氏主催の「即興の日」に出演するというので少し早めに出かけた。友人のT氏は慶応のジャズ研の先輩でもあり、一緒にバンドもやっていた大切な仲間。大企業で博士号をとるくらい偉~い人なのだが、昔から根っからのフリージャズ好き。もう何年もランドゥーガには参加していて未だにウッドベースを弾いている。しかし、即興好きの人たちが沢山いるんだなあ、とつくづく関心する。T氏のウッドベースもなかなかよかった。途中でダンサーがベースにからみつきベースが弾けなくなってしまう場面もあったが、即興はなんでもありだから、仕方ないのか?
T氏のベースにからみつくダンサー

なんていろんな事を考える即興のライブが終了。ピットインの外に出ると、なななななんとフェローンがいるではないの?

「きゃあ、何時来たの~~~?冷たいじゃないの、私達に来てる事を知らせてくれないなんて!」などと言いながらも偶然の再会を喜び合う。
「ごめんごめん、あんまりにも忙しくって連絡する暇なかったんだよおおお。」
自分のトリオ(山下洋輔氏とトム・ピアソンの2ピアニスト)でツアーをする為に一昨日到着したらしい。今日はピットインの向いのスタジオで個人練習していたそうな。
「ワガンもいるの?とにかく、これからホテルにもどって紗知のバンドに参加するよ!」と約束を交わして別れる。本当に来るのだろうか・・・?

ワガンとボガのセネガル兄弟がゲストとあって、今日はステージがいつも以上にヒートアップ。クーラーが効かなくなったピットインのステージがやたらと暑い。音圧と熱気で2曲目あたりから頭がぼーっとしてきてフラフラ状態だったけど、全員の迫力満点の演奏が客席にも伝わっているようで一安心。私、大丈夫かあああ?

2セット目が始まろうとしているのに、フェローンはちっとも戻ってこない。やっぱ来ないのね。とあきらめつつ、最終曲を無事演奏し終わり、楽屋に戻るとアンコールの声。従業員が「紗知さん、フェローンが来てますよ。」

「おっそ~~~イ!」
「ごめんね、地下鉄の駅が新しくて迷っちゃったんだよ~(涙)。」

それでも約束通り来てくれた、なんて良い奴なんだろう。ありがとう、フェローン!

フェローンもステージにあがり、コスマスのセットを譲ってもらいニコニコと叩き出す。もちろん、フェローンが大好きなCai Dentro。夢じゃないのかしらん?と思いながらも幸せ一杯の夢の競演でした。やっほ~~~!やっぱりmingaは最高だ!

いつも以上の熱気が...