minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

minga ~強者達の2連夜~

2006年01月31日 | ライブとミュージシャンたち
 1/29(日)晴れた。めずらしく!今日は新澤健一郎(p)、大儀見元per、コスマス・カピッツァperに川嶋哲郎saxを迎えてのミンガ at Dolphy。このお店でこんな豪華な顔ぶれで(しかも6人!いつも4人なのに。)演奏するのは初めて。このお店は生音でいつも演奏するのが気持ちよいのだが、今日だけは2パーカッションという事もあって、しっかりマイクをたててくれていた。ありがとう、常ちゃん(お店のマスター)。

 リハーサルから緊張感が高まる。譜面をいきなり渡されて、しかもCメロなので川嶋君は呆然&少々怒り気味。そうだよなあ。いくら譜面に強いからってミンガの曲って普通の曲じゃないし、すみませんね、と反省しつつ、やろうと思っていた曲の中で変拍子を少し減らす。それでも久々の「カナビスの輪」は楽しかった。新澤君は初めてなのに変拍子とかがとても上手いのでびっくり。すっかりミンガの柱になってくれている。ツアーでは彼のオリジナルもぜひやらせてもらいたいな。フリーで川嶋君とデュオになったところでも堂々とした演奏に思わずにっこりしてしまう。私の新曲「Exils」も素晴らしいアプローチで完成度を高めてくれた。コスマスも元ちゃんをあおりまくり、Quimbaraは2パーカッションが凄い事になっていた!とってもコアなおじさんがいて「Casa forte」はやらないんですか?とアンコールで声がかかる。コスマスとやるときは元ちゃんはすっかりお兄さんって感じ。どうしてもコンガの音色に聞き惚れてしまう私。もっとお客さんが入れば文句なし、なのに・・・。難しいのでしょうか?私たちのやっている事は・・・?

 1/30 (月)今日のメンバーは昨日に引き続き、サックスの川嶋君、元ちゃん、そしてウィンチェスター・ニー・テテper。ピアノは利樹の大学時代からの後輩、吉田桂一君。吉田君がミンガでやるのは初めて。私と演奏するのもまだ3回目なのだ。変拍子は得意ではないらしいのでなるべく普通の曲を増やす事にした。ウィントン・ケリーばりのピアノで利樹とはジャズのカルテットをやっている仲で川嶋君とも親しいよう。「最近、意外なところで会いますね~」などと挨拶していた(笑)。テテと元ちゃんだと皮もの(手で叩く楽器)が多いので昨日より派手さはないけどアフリカンビートが全面に出る感じで心地よい。川嶋君もさすがに2日目で曲にもミンガにも慣れたようでのびのびと自由に遊んでいるって感じ。リズムのグルーブがしっかりと安定していたので凄い演奏だったね、と利樹も満足の様子。ギャラは駐車場代に消えてしまったけど(苦笑)テテがまたつぶやいた。「Good Music is No money!」ああ、ミンガを聴きにくるお客さんたちがもっと増えたらいいんだけど。こんなに素晴らしい強者ミュージシャンが集まっているんだから・・・・今年もめげずに頑張ろうっと。