ナガボノシロワレモコウ（長穂白吾亦紅）

つくば植物園で咲いていました。通常の吾亦紅と違って、写真のように白とピンク色をした穂が長いのが特徴です。この植物は、氷河時代の生き残りのようで、とても珍しいものの一つです。説明板によれば、学名は「Sanguisorba tenuifolia f. alba」、バラ科、ワレモコウ属の多年草です。花は、穂状の先端部分から逐次基部の方向へ咲いてくるようで、花弁はなくて白く見えるものは雄しべです。図鑑によると、関東地方以北の低地～亜高山帯などの湿地や草原に分布しているそうです。写真は9月10日に撮影しました。

トックリラン

つくば植物園で、5年ぶりに咲いたトックリランの花です。説明によれば、メキシコ原産で、幹の根元が酒を入れる徳利のように膨らんでいることからこの和名になったようです。この植物園にあるトックリランは、樹高が6mくらいあり、わが国でも最大級のものだそうです。写真でお分かりだと思いますが、薄い黄緑色の花ですね。学名は「Beaucarnea recurvata」、リュウゼツラン科、トックリラン属の常緑高木です。園芸店などでは、「ノリナ」と言う名前で、鉢植えで売られているものがあります。写真は9月10日に撮影しました。

実りの秋

近くの水田で稲刈りが行われていました。かつては、家族が総出で鎌を持って稲刈りをした時代もありましたね。今は、数人で機械を使った稲刈りです。黄金に輝く稲穂が頭を垂れる様子は、日本の原風景でもあり、文化の原点でもあるような気がします。食の問題など厭な報道も多いですが、謙虚で美しい日本の秋の実りの風景を復活させて、美味しくて安心できる米を食べたいものです。写真は9月14日に撮影しました。