23.
サロンで踊ることなんてないだろうなあと思ったら、センチな気持ちになって
誰かに手紙でも出したい気分。それでいつも放置しているメール開いたら、サ
ルサのダンスパーティの案内が届いていた。それも今日。一度もお会いしたこ
とがないけれど、名の知れた先生が担当する日。あ、サルサもいいかもなんて
出かけちゃいました。案の定大賑わい。インストラクターが受け持つ初心者ク
ラスのレッスンだけ参加、1時間の間に20人位の女性と踊ってすごくリード
の勉強になったよ。一人、笑い転げて踊りにならなかった娘がいたけど、謎だ。
1.
この調子で書き進めると年末までスクエアダンス一色になるけど、それもどう
かなあと思っているうちに、固まってしまった。お気楽にいろいろ書いてみた
いしね。
2.スクエアダンスとヘキサゴンスクエアダンス
メインストリートのコールではほとんど、男性役ヘッドの2名、サイドの2名、
女性役ヘッドの2名、サイドの2名の動きは同じで、それぞれが中心点対称の
動きをします。セットの半円のヘッズのペア、サイズのペア計4名の位置が決
まれば、残りの4名はセットの中心を180度回転すれば確定します。この元
の半円を、中心角が120度の扇形に変形します。ヘッズ、サイズの4名は中
心からの距離は変わりませんが、円周上で120/180近づく感じですね。
このヘッズ、サイズの4名を、セットの中心から120度、240度回転させ
たところにも配置すれば、ヘキサゴンスクエアダンスの隊形になります。この
ようにコールの前後のスクエアダンスの半円の隊形の4名とヘキサゴンの扇型
の4名が対応するように移動することにより、ミックスでのコールが可能にな
ります。
3.つづき
難点は歌に乗せるときに、スクエアとヘキサゴンではテンポがあわなくなりま
すね。ダンスの面を重視するとこれは致命的です。24人でヘキサゴンスクエ
アセットを2つ作るぐらいなら、普通のスクエアセットを3つ作りますよね。
ヘキサゴンスクエアはテクニカル志向でコーラーと対決したい人向きです。
太極拳とかヨガの達人ともなれば、瞬時にお眠り状態になれるので不眠の悩み
はないだろね。私は休日の夜間無理を推して東名高速を走ったりするけど、間
違って勝手に瞑想モードに入ったら事故に繋がるので、我流で習得するのを封
印しているよ。
日頃はサルサのビデオが眠り薬。サルサには都会的な踊り方とローカルな踊り
方があります。ここでは都会的な踊り方をマスターしましょう・・・なんて話
を何十回聴いたことやら。ここで都会というのがニューヨーク等、ローカルと
いうのがキューバ等をさしているのに10年目にして初めて気付く。いやあ学
ぶ事はあるもんですね。前行ったり後ろ行ったり、先生のもっこりしたお尻を
眺めていると、あっという間に昇天して気が付くとビデオ終わっちゃてますね。
巻き戻しを繰り返すうちに根負けして、ビデオ諦めて眠りモードに入っちゃい
ます。3巻まで買ってあるけれどいつ見終わるのやら。地デジまでに間に合う
かなあ。ビデオは地デジでも引き続き見られますなんてアナウンスあったっけ。
気になって眠れん。
K交流協会、2月2日はタンザニア民族舞踊、2月9日はロシア舞踊でした。
タンザニア民族舞踊では、講師やインストラクターの方々(日本の人)と一緒
に裸足で踊りまくって盛り上がりました。肩甲骨を繰り返し素速く引き寄せる
動きなんかあって、背筋を鍛えなくっちゃって思いました。難しかったのは腰
を一定方向(時計回り)に回しながら、前進していく動き。左足を出す時と右
足を出す時とでは、腰の回転の向きが逆になるので、同じような感じで足を出
せないんですよ。例えばクカラチャのように腰を横8の字(∞)に回しながら
前進するのなら、腰の回転方向と、左右の足の進行方向の関係は対称なので、
体に癖がなければ左右の足を自然に等間隔に前に出せると思うんですが、どう
なんでしょうか。
ロシア舞踊はコザックの踊りの動画の紹介等ありましたが、腰を落として足を
振り上げるのってすごく筋力使いそう。もちろん受講生相手の実技ではやるは
ずなく、女性にはスカートがぴったし(ほとんど見かけなかったけれど)の優
雅な動きのフォークダンスを、ロシア人講師をお手本にして踊りました。アカ
デミックな感じでしたね。
アルゼンチンタンゴ同様、サルサも久しくペアで踊った事がなくて1月26日
のK交流協会のキューバンサルサをとっても楽しみにしていました。男性講師
が素朴で人のよさそうなキューバ青年で、なんか日本の盆踊りを見ているよな
あったかいものを感じちゃいました。でもサルサのレッスンプロというわけで
はなさそうで、楽しみにしていた実施指導は、たびたび中断してはパートナー
の日本女性の奥様と相談?スペイン語解からないけれど、踊りのタイミングが
ずれているとかいないとか、両者でやりあっていたのではないかなあ。おかげ
で受講生のパートナーチェンジの事まで気がまわらないのか、わずか1回しか
ありませんでした。で、こんな事書くとお里が知れちゃうので今まで書くのを
ためらってたんだけれど、たまたま私の相手をしてくれた女性、二人とも若く
てきれいで素敵で、手握ったり(←手合わせたりかな)、ホールドしたりして
ひたすらベーシックを踊ってたけれど、生きてて良かったって感じ。
II
講座がきっかけで、キューバンサルサでインターネットでキー検索して、いっ
ぱい素敵な動画に出会う事がことができました。キューバの床屋さん?のが特
に好きで、サルサはいろんな流儀があるけれど、あんな風に踊りたいなあ。講
座の中でカシーノ・ルエダ(サルサの輪踊り)を初めて知ったのですが、調べ
れば調べるほどコーラの存在や、コールの難易クラスによる分類等、スクエア
ダンスと通じるところが出てきて興味深いです。用語はスペイン語がベースに
なっているけれど、言葉まではとても手を広げられないなあ。 (19:30)
アルゼンチンタンゴのウォーキングステップ、まるで一人で歩いているみたい
に自然で不思議だ。日頃からあのような歩き方を心掛けていれば、ペアで踊る
ときにもそのままうまくいくんだろうかということが確かめたくて、「かち歩
き大会」の準備とはいいつつ、年末、年始にかけてタンゴのウォーキングスタ
イルを意識して歩いていたんですよ。今回の交流協会(1月4日記事参照)で
は講演とデモの後、受講生参加の踊りがプログラムされていて、そこで確かめ
る機会があったんですね。1月22日のアルゼンチンタンゴ、先生の指導がと
てもすばらしくて、わずか1時間程の間に10人程の相手と踊る機会を持つ事
ができました。で、実際に歩いてみたんですが、そのまんま踊れちゃったんで、
本当にびっくりしました。とっても嬉しかったです。相手の女性の右足の内側
に当方の右足を運ぶインサイドステップと、外側に右足を運ぶアウトサイドス
テップを教わったけれど、アウトサイドステップは狭い歩道で対向者とすれ違
う時、進路もスピードも変えることなく、右肩をちょっと後ろに捻って通り抜
けるイメージでうまくいきました。教室ではじゃまにならず直線で7,8歩位
歩くだけのスペースができたので、インサイドとアウトサイドを思いつくまま
好き勝手に組み合わせて、時には時速5kmぐらいでとっとこ進むこともでき
たよ。普通習い事だと、フィギアないしステップの説明から入ることが多く、
ここはインサイド、ここはアウトサイドなんてお互い分っているので、リード
にお構いなく動いちゃうことができるけれど、今回はほんと私のリードで踊っ
ているということになるんで、天にも昇る気持ち。ニ、三の人から「習ってい
るでしょ」なんて尋ねられたりしたけれど、この日にそなえて、延べ50km
一人でウォーキングしたんですっていっても伝わらないよね。そういえば昨年
の「かち歩き大会」でも、とってもきれいな歩き方をしていた女性を時々見か
けたけれど、タンゴすぐに踊れるんじゃないかなあ。今回は私の努力ばかりで
なく先生のマジックにうまく乗っけられたかんじ。お礼に一度でいいからレッ
スンを受けにいきたいな。
今年に入ってから、ざっとスクエアダンスの説明をしてきたけれどどうなんで
しょう。付いて来てくれてるのかなあ。ここまでで講習1回分の感じ。コール
の説明の順番は思い付きではなく、おせっかいにも、ご親切にもCALLERLABの
資料で、出だしはこんな順番でどうなんでしょうかなんていうのがあって、そ
れにのっとったまで。
CALLERLAB COMMUNITY DANCE PROGRAM (May 1994) (Revised November 2009)
BASICS FOR THE COMMUNITY DANCE PROGRAM
In a Suggested Teaching Order
1. Circle Left and Right
2. Forward and Back
3. Do Sa Do
4. Swing
5. Couple Promenade
6. Single File Promenade
7. Arm Turns, Left/Right
8. Right and Left Grand
9. Weave the Ring
10.Star Right/Left
11.Star Promenade
12.Pass Thru
13.Split the Couple/Ring
14.Rollaway Half Sashay
15.U Turn Back
16.Separate
17.Courtesy Turn
18.Ladies Chain, Two/Four
19.Lead Right
20.Right and Left Thru
21.Circle to a Line
22.Grand Square
11番まで順番通りやってきたけれど、12番以降の順番はちょっと不満、ス
クエアダンスの命名にも関わっている、華のある動きのグランドスクエアをな
ぜ22番まで残しておくのかなあ、講習会初日に教えて、あ、面白そうって感
じさせたいところ。という訳で次回は順番替えてグランドスクエアの説明をし
て、ひょっとして一旦打ち切りかなあ。
【カシーノ ルエダ】
コーラ-の指示に従って輪になってぐるぐる踊るのは、昔からある踊りで、
Casino Rueda
で検索するとサルサの輪踊りの動画とか、下記Wikipediaの説明が見つかりました。
カシーノ Casino (カジノではありません)はキューバン・サルサの事、キューバ
にとって「サルサ」は外国語ですから、お国言葉ではカシーノなんですね。
ルエダ Rueda は車輪のこと。(ダンスで国際文化理解②勉強になりました)
ペアで踊るカシーノも輪踊りの影響が残っているのか、歩幅が大きく、回転が
多く、がにまた、腰振り、猫背もありで、やたら陽気に見えるんだけれど、
LAの洗練された?サルサになじんだ方々にはどう映るんだろうね。
Rueda de Casino From Wikipedia, the free encyclopedia
Rueda de Casino (Rueda, Casino Rueda, Salsa Rueda) is a particular type of round dancing of Salsa. It was developed in Havana, Cuba in the late 1950s and early 1960s by the group Guaracheros de Regla and one of its main choreographers and creators was Jorge Alfaro from San Miguel del Padrón, a soloist of a comparsa.
Pairs of dancers form a circle, with dance moves called out by one person, a caller (or 'Líder' or 'cantante' in Spanish). Many moves have hand signs to complement the calls; these are useful in noisy venues, where spoken calls might not be easily heard. Many moves involve the swapping of partners.
The names of the moves are mostly in Spanish, some in English (or Spanglish; e.g., "un fly"). Some names are known in slightly different versions, easily recognizable by Spanish-speaking dancers, but may be confusing to the rest.
Although the names of most calls are presently the same across the board, the different towns in Cuba use their own calls. This was due to the fact that when the pioneers of Rueda de Casino started, they wanted to keep others from participating in their Rueda. Nowadays many local variations of the calls can be found. They can change from town to town or even from teacher to teacher.
Casino Rueda scenes may be seen in the movie Dance with Me and in the music video clip No me dejes de querer by Gloria Estefan.
USA発?のゲーム性の強いフォークダンス事、スクエアダンス(以下SD)
に関しては過去何度か当ブログで取り上げる話をしてたけれど、いよいよ時機
到来、日米関係改善?の一助になればとちょっとカテゴリーまでつくって本腰
になって取り組むつもりです。
「CALLERLAB」ないし 「CALLERLAB Dance Program Documents」
でネット検索すれば、SDないしSDに関する資料の全て?が得られるので、
まあ興味のある方は覗いてみて下さい。ほとんど英語版ですが、昨年、一部主
要な資料が和訳されています。けっこう日本でのニーズが高いということかな
あ。SDの簡単な説明として、2008年9月8日のブログをコピペします。
ス
クエアダンスは輪っかになった男女のペア4組が、コーラーという人の指示に
よって、踊りながら隊形を変化させていくのだけど、コーラーはカントリーソ
ングに乗せて、歌うように、あるいは棒読みで、動作を下記リストのような英
語で指示することになっている。別にカントリーソングで振り付けが決まって
いるわけではなく、コーラーが事前にあるいはその場で?振り付けを組み立て
る。踊る側は、耳をダンボにして、指示を聴き取り的確に動けるようにしない
と、8人の隊形が乱れて悲惨な目に会ってしまう。
Circle Left / Circle Right
Forowerd & Back
以下略、コピペ終わり。出だし輪っかと書いていますが矩形です。それぞれ男
役が左側、女役が右側に立ちペアでお手々をつなぎます。で、コーラーの指示
に従って8人全員があたふた動き回るのですが、最後のコールで最初の隊形に
ピタッと戻るのがみそ。初め6面の色の揃ったルービックキューブを、曲にあ
わせてくねくねこねくり回して、最後にぴたっと元の6面の色が揃った状態に
戻すのを想像して下さい。ちょっと感激しますよね。途中動きを間違えると元
に戻らなくてシュンとなります。コーラーがコール(動き)の組み立てを間違
えても元に戻らなくなります。この時はコーラーがやいのやいの冷やかされま
す。コーラーの力量次第でSDの楽しさは倍増したり半減したりします。コー
ラーがいないサークルでは、コール(動き)を予め決めておいてその通りに動
くしかないのですが、そんなことなら普通のフォークダンスを踊るのと変わり
がありませんね。