ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の長岡京市「西国街道」沿いにある有形文化財の町家「旧石田家住宅」へ。

2024-09-15 | 歴史・史跡
「ここ西国街道っていうんだよ~」とミモロは、江戸時代の街道にやってきました。


ミモロが訪れているのは、JR長岡京駅のそば。
山科駅から東海道本線の普通電車に乗って…京都駅を過ぎて、4つ目、11分で到着です。


「大きな駅だね~」周辺には駅ビルやスーパーマーケットなどが…。


交差点を渡る長い陸橋の上からは、西方向に、阪急「長岡天神駅」があり、西山の景色も望めます。

「暑いから、昼間、歩いている人少ないね~」とミモロ。さすがの猛暑…外出を控える人が多い京都なのです。

ほとんど通行人がいない西国街道を南へ。「前に行った勝竜寺城方向に進もう~」と。

さて「西国街道」は、京都の「東寺口」を起点に、向日町、神足、山﨑、高槻などをへて、兵庫県の西宮市へ。そこで「中国街道」と繋がります。まさに江戸時代の西日本の幹線道路です。「ここいろんな武将が通ったんだよね~」とミモロ。
そう、秀吉をはじめ、西国の大名たちも都へ、そして江戸へと向かった道です。

今も、江戸時代の面影を留める町家が沿道沿いに…そして長岡京エリアは、整備され、とても歩きやすくなっています。

「ここじゃない?」とミモロが足を止めたのは、整備された道の南の端近く。

以前、「勝竜寺城」に来た時、時間がなくて行けなかった場所です。



江戸時代の町家の風情を今に残す店舗兼住宅の「旧石田家住宅」です。
平成12年に国登録有形文化財になり、今は、「長岡京市立神足ふれあい町家」として、人々の文化発信、交流の場をして活用されています。


さっそくミモロは、中へ「こんにちは~」

玄関を入ると、奥の庭に続く土間が…脇の和室は、店だったところ。そもそもここは、江戸時代、神足村の旧家岡本一族の商家で、和紙などを商っていたそう。明治以降に町医者が住まい、その後、石田家が購入し、平成15年に市の所有になりました。
つまり百数十年に、「紙屋」「医院」「茶屋」と主と使用目的を変えながらも、建物は守られてきたことに…。

見上げた天井は、大きな梁が…


「あ、駄菓子がいっぱいある~」と板の間に並んだ品々に駆け寄るミモロ。

ここは、だれでも気軽に入れる場所…他にもいろいろありますよ…でも、まずは、中に進みましょう。


「立派なお座敷がある~」

京都の町中の町家と異なり、間口が広く座敷も田の字型の間取りで、農家風の構造です。
美しく整えらえた床の間…お掃除が行き届いた室内…ここをお世話する方々の心を感じます。


「お座敷にどうぞ~」と言われ、ミモロはそこの机へ
廊下の向こうには、緑が茂る庭が…


「なんかこの景色懐かしい~」とミモロ。
「さぁ、ゆっくり過ごさせてもらおう~」と、見るのは、お品書き。

ここでは、うどんやそば、お菓子やかき氷などが味わえるのです。

「う~どれにしよかな~」とお品書きを見つめながら、迷うミモロです。

*「旧石田家住宅」(神足ふれあい町家)京都府長岡京市神足2-13-10 ☎075-951-5175 開館時間9:00~18:00 休館日/年末年始 入館無料

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今年5月に東山二条に再開した、美味しいソーセージなどの専門店「シャルキュトリー リンデンバーム」

2024-09-14 | グルメ
「ここのソーセージすごく美味しんだよね~どれにしようかな?」とガラスケースから中を見つめるミモロ。


ここは、ソーセージやベーコン、テリーヌなどシャルキュトリと呼ばれる加工肉の専門店「シャルキュトリー リンデンバーム」。

ある日、ミモロは、東山の「岡崎公園」から西へ二条通を歩いていた時…「あれ?ここもしかして…あのお店???」と足を止めたのが、ここ。

2009年から丸太町通の「熊野神社」の近くで、シャルキュトリのお店をオープン。本場ヨーロッパで腕を磨き、多く賞を受賞し、京都をはじめ、全国にその名が知られるお店でした。その後、12年におよび多くの人々を魅了した味ですが、諸事情により、2022年の5月に閉店へ。

「え~そんな~」と当時、ここのソーセージが大好きだったミモロは、ガッカリ…。それから2年…
いつも車で通り過ぎていた場所に、なんとお店を見つけました。

店内に入ると、以前のようにガラスケースの中に、いろいろなシャルキュトリが並んでいます。

「ホントに、あのお店かな?」と思っているミモロの前に…「あ、ミモロちゃん お久しぶりです」とオーナーの吉田さん。

「わ~やっぱり前と同じお店なんだ~」と喜ぶミモロです。
「また、ここの味が楽しめる~嬉しいなぁ~」と。「お待たせしました~いろいろな方にまたお目に掛かれ、本当に嬉しいですね~」と吉田さん。そう、多くのファンが再開を待ち望んでいたのです。

厳選された食材を使い、店の奥の厨房で調理されるさまざまなシャルキュトリ。


ガラスケースには、吉田さんが作ったソーセージやベーコン、テリーヌが…
 

さまざまな種類がある品の中でも、京都の産品を使った品は、ここならでは…

水尾の柚子、七味唐辛子、番茶、生姜など、それぞれ味わい深いもの。

シャルキュトリは、とても手間がかかる料理。「作業は結構地味なんです~だから、なかなか若い人がやろうと思わないようで…」と、食材のひとつと思われがちなシャルキュトリ。でも、その深い味わいを作るには、高い技術が求められます。フレンチやイタリアンのレストランのシェフのような華やかなイメージがないのか、修業を続けようという人材が不足しているそう。
「え~そうなの?」と驚くミモロ。でも大量生産の品では、決して味わうことができない手作りのシャルキュトリ。「美味しいよね~」と早くお家で食べたいと…。

「あ、これミモロサイズだ~」と小さなカヌレを見つけたミモロ。

他に、シャルキュトリと合うプレッツェルなども…本場ドイツから取り寄せたものだそう。


さらにジャムなども…

「これ付けて食べると、また味わいが変わるね~」


多くのファンが待ち焦がれたお店の再開。隣には、ワインのお店があり、そこでワインを買って、ここにやってくる人も多いそう。

ともかくお店が再開されたこと…本当によかった~「また美味しいものが頂ける~」とミモロならずとも思う人は多いはず…。


これからの季節…ワインと共に、シャルキュトリを頂くひととき…「いいよね~」と想像するミモロでした。

*「シャルキュトリーリンデンバーム」京都市左京区岡崎徳成町18-6 11:00~19:00 火・水曜休み

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いろいろなものに出会える京都「岡﨑公園」での「平安蚤の市」。宝さがし感覚で楽しむマーケット

2024-09-13 | イベント
「チョウチョ、チョウチョ、この花止まれ~」と歌いながら鍵盤を押すミモロ。

電池が入っていないので、本当は音は出ていません。でも…なんか楽しそう…

9月11日の午後、ミモロは「平安神宮」の南側「岡﨑公園」で開催された「平安蚤の市」に出かけました。

「今日も、いろんなテントが出てる~」と、100を超えるテントが並ぶマーケットです。

毎月、開催される「平安蚤の市」は、回を重ねるごとに、その内容も多彩に…。日本の茶道具や掛け軸などの骨董品から、西洋アンティークの食器や人形、またユーズドの服、さまざまな雑貨や家具など、本当にいろいろ…

まだまだ暑い京都の午後…それでも多くの人が、テントを覗き、お気に入りのものを探しています。


ミモロもあちこちのテントを物色…「なんか面白いものないかな?」と。


そもそもこの「平安蚤の市」は、不要になったものを、他の誰かに繋げる場としてスタート。リサイクルでゴミを減らし、少しでも環境問題に貢献できるイベントを目指しています。また、国内外の古いものを大切にしたい…と思う人たちの交流の場でもあるのです。

ここに出店できるのは、「古物商許可証」などを有する人。「家にいらないものがあるから、販売しよう~」という訳にはいきません。
また、古物の販売を基本にしているので、自分で作ったハンドメイドの品やリメイク品、植物、酒類、刀剣などの販売はできないそう。
「へぇ~ハンドメイドのものって、そういえば出店してないかも…それらは手づくり市に並んでるね~」と、京都で開催されるマーケットには、それぞれ出店者に違いがあり、それが特色となっているのです。

「なんか懐かしいものがいっぱいあるよね~」とミモロ。

骨董品というほど歴史を刻んだものではなく、そこには昭和の香りがいっぱい。
「ママにとっては、見たことあるものが多いんだって~」とミモロ。

「なにか気に入ったものありましたか?」とお店の方。古いものを集めるのが高じて、販売するようになったそう。


そこのシートに並ぶ品々を次々に見たり、遊んだりするミモロです。


「お友達???」


ここでは、中華丼を2つ購入しました。

ナルミ食器のもので、縁に唐子などが描かれた中華丼。1つ400円でした。
「ラーメン以外のものにも使えるね~」そうね~
「平安蚤の市」では、古い食器やカトラリーなど出品され、素敵な出会いも…。

「これも入れ物?」と他のテントで見つけたのは、小さな蛸壺です。

「ずいぶん小さなタコしか入れないよ~。これ花瓶にいいかもね~」とミモロ。

ホントにいろいろなものが並んでいるので、まるで宝さがしをしているような楽しさが…。
まさに一期一会の出会いの品が多いのです。

時間が経つのを忘れ、あちこち歩き回るミモロ…。

「また、来月も来ようね~」と・・

10月9日(水曜)と24日(木曜)が開催予定。9時から16時。雨天や荒天は中止です。
開催中止は、前日のホームページで。

*「平安蚤の市」の詳しい情報はホームページから

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ミモロのおすすめランチ。重要文化財「京都府庁旧本館内」にある老舗コーヒー「前田珈琲」のカフェ。

2024-09-12 | グルメ
「重要文化財の建物でランチ頂けるんだよ~」と、ミモロが案内するのは…

「京都府庁旧本館」1階南東角にある「salon de 1904」という前田珈琲のカフェです。


明治37年(1904)に松室重光の設計で竣工した「京都府庁舎」で、ルネサンス様式の建物は、国の重要文化財。また、日本最古の現役官公庁舎で、議場など見学できる場所もいろいろあり、クラシック建築ファンの人気の場所。

「本当に素敵な建物なんだよね~」とミモロ。

春は、中庭の桜が見事な花を咲かせます。

正面から重厚な雰囲気の廊下を進み向かったのは、2023年7月にオープンしたカフェです。


「ここだ~」かつて人事委員会室だった場所だったそう。

ここで、ミモロは、同じ建物の2階に本部を置く「NPO法人京都の観光文化を考える会 都草」のメンバーさんたちとランチをすることに。「遅くなりました~」とミモロは、みなさんのテーブルへ


「わ~素敵~広いんだね~」と店内を見てビックリ。

さすが明治の洋館…高い天井…大きな窓とアンティーク調の家具など、落ち着いた雰囲気にあふれています。

大きな木製テーブルについて、ミモロはさっそくメニューをチェック。

ここを運営するのは、京都室町に本店を構える「前田珈琲」。1971年から自家焙煎珈琲店を展開。京都各所の観光名所や文化的建造物の中にカフェがあります。

コーヒーと共に人気なのが、スパゲッティやサンドイッチ、ケーキなど…「どれも美味しそう~」と迷うミモロ。

メニューの種類の豊富さも魅力的。

「ランチがお得なんだよ~」と言われ、ランチメニューを見ると…

880円で、スパゲッティやカレー、サンドイッチなどとコーヒーやソーダーなどの飲み物がセットされています。「あんまり量は多くないから、2つ選ぶのもおすすめ」と以前も来たことがある方が…2つの食べ物を選んぶと1300円に。それでもすごくお得な感じ…。

ミモロはパスタとコーヒーを注文。それが運ばれるまで、カフェの中を歩き回ります。

緑の木々越しに差しこむ陽光…「ここでゆっくり過ごしていたいね~」と
重要文化財の洋館の中で、これほどのんびり過ごせ、また食べ物が頂ける場所はなかなかありません。

「ミモロちゃん、パスタ来ましたよ~」と言われ、急いで席に戻ります。

ホワイトソースのパスタ…「美味しいね~結構食べ応えあるよ~」と。
「う?!それも美味しそう…次はそれにしようかな?」と横目で見つめるのは、フワフワ卵のサンドイッチやトーストされたサンドイッチです。
 
これらもコーヒー付きで880円なのです。

なんでも11時まで注文できるモーニングは、さらにお得感があるとか…「次は、朝も来なくっちゃ~」と思うミモロです。
昼時は、周囲の文化庁や官庁の職員の方々で混むので、観光客は、その時間をずらすことをお勧め。ランチメニューは閉店までいただけるようです。
また、入店は、16:30まで。


京都を訪れたら、ぜひ…館内の見学などもどうぞ~

*「京都府庁旧本館内 salon de 1904」京都市上京区下立売通新町西入る ☎075-414-1444

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杵屋五司郎先生が指導する皆さんが日頃の修練の成果を披露。「長唄三味線 京都蓑里会 浴衣会」

2024-09-11 | イベント

「みなさんお稽古頑張ったんだね~上手…」とミモロが見つめる舞台は、長唄三味線を習う「京都蓑里会」のみなさんのおさらい会。


9月8日の12時半から、京都中京区の「冬青庵能舞台」へ向かったミモロ。

「ここかな?」と通りからは、その建物が見えません。

壁に貼られた案内で確認。「もう始まってる…」

急いで、中へと進みます。
夷川通から両替町通を南へ。表通りから、奥へと趣ある路地が続いています。

ここ「冬青庵能舞台」は、観世流能楽師の青木道喜さんの自宅の一部を昭和35年に改装した能舞台。席数は、85席とこじんまりした舞台で、そのため、舞台と客席の距離が近く、臨場感ある舞台が楽しめます。
能楽以外にも、さまざまなおさらい会や発表会、講演会などに利用されているのです。

この日の舞台は、長唄三味線の「京都蓑里会」の浴衣会。「まだまだ暑いから、浴衣がピッタリだね~ミモロも着て来ればよかったかな??」と言いながら、路地の奥へと進みました。


緑が清々しいお庭を眺めつつ、能舞台のある場所へ。


すでに始まっているおさらい会。演奏者のご家族や知人の方など、たくさんの方が舞台を見つめています。


さて、この「京都蓑里会」は、長唄三味線の演奏家であり、作曲家でもある杵屋五司郎先生が主宰する長唄三味線のお稽古の門下生の集まりです。

東京藝術大学卒業後、NYをはじめ、ヨーロッパと世界各国で演奏。その実力が高く評価される先生です。現在は、昭和音楽大学の講師であると共に、東京を拠点に、博多、熊本、松江、京都にお稽古場を持ち、門下生は、100数十人に。

京都のお稽古場に以前、ミモロもお邪魔して、無料お稽古体験をさせて頂きました。
京都では毎月2回お稽古日があり、全く三味線に触れたことがない人でも、やりたい!という意欲があれば、ぜひ!
現在、入門者募集中!
詳しくは、「杵屋五司郎」のホームページからどうぞ~

ミモロのお友達も熱心にお稽古に励み、「演奏の幅すごく広がってる感じ…」と感心しきり。


門下生の年齢も職業もさまざま…でも、みなさん、三味線との時間をとても楽しんでいらっしゃいます。


「ミモロちゃん、楽しんで頂けたかな?」とお友達。

「はい、すごく…ホント、おさらい会のたびにみんな腕前上げているのがスゴイ!」とミモロ。
「ミモロちゃんも三味線、ぜひ…」とお友達。「うん~ミモロ、ネコだからね~」と、潜在的にちょっと尻込み。
でも、お稽古に使われる三味線は、ネコの皮ではないよう…。

この日は、午前中に「岡﨑公園」で、アメリカンカルチャーのイベントを見て、そして午後は、日本の伝統文化に触れたミモロ。
「京都って、短時間の移動で、ホントにいろいろな文化が楽しめるね~」と。京都に暮らす魅力はさまざまです。

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