「やっぱりお茶席って、心落ち着くね~」と、お茶席についたミモロ。
ここは、寺町通の「古美術いもと」のギャラリーにあるお茶室です。
古美術や骨董のお店は、敷居が高く、なかなか中に入るには、勇気が必要。でも、この日は、大丈夫!
ほんのちょっと前まで、丸太町通沿いで「全国高校駅伝」を大きな声で応援していたのに、そのわずか30分後には、なんとギャラリー内のお茶席に座っています。
「なんかあまりに状況が変わって、別世界にいるみたい~」と店主のお点前を拝見しながら思うミモロです。
ここを訪れたのは、お友達の書家の西垣一川先生の作品が展示される「壺中一川」という「古美術いもと」とのコラボ展が行われ、その最終日にお邪魔したのでした。
「ミモロちゃん、ようこそ~」といつも素敵な西垣先生。
「ごめんなさい~最終日になっちゃって~」と久しぶりの再会を喜びます。
今回の作品は、紙だけでなく、キャンバスなど描かれたもの。素敵なアート感覚が溢れ、和室だけでなく、モダンな空間にもふさわしい趣を湛えています。
ミモロと西垣先生のお付き合いは長く、よく新年になると、書き初めをしに大徳寺そばのお教室に伺っていました。
京都だけでなく、東京などでもご指導をなさり、この企画展にも多くの生徒さんが訪れています。
「ミモロちゃん、今からここのご店主がお茶を点ててくださるの。よかったらご一緒に…」と言われ、「あの~駅伝の応援の後だから、おズボンで、懐紙も持ってないし、お着物じゃないけどいいの?」とちょっと引き気味。
「大丈夫ですよ~どうぞお席に…」と促され、「では、遠慮なく…」と、ブーツを脱いで茶室に上がります。
ご店主の井本さんは、藪内流の茶道を学ばれています。
茶道の流派のひとつ、藪内流は、武家茶の色彩の強く、お点前も、ミモロが習った表千家のものとは異なり、「なんか勇ましい感じがする~」と。
「お菓子をどうぞ~」と促され、「頂戴しま~す」と、小さなお饅頭をパクリ。
やがてミモロの前にお茶碗が置かれます。
両側のお客様にご挨拶して、「頂戴いたします~」とお茶を頂きます。16世紀の李朝の器…多くの人に愛された器は、ミモロの手にもやさしく馴染みます。
器のお話など、いろいろなお話を井本さんから伺ったり、素敵なひとときを過ごしたミモロです。
通常のギャラリーは、井本さんの美意識から選ばれた品々が並びます。
「古美術の店は、知らないと入りにくいでしょうが、ぜひお気軽にいらしてください。コロナ禍で、暮らし方が変わりました。家で過ごす時間も長くなり、いっそう自分の気にいったものと共に過ごす時間を求める方も増えていると思います。ご自分の心に寄り添うような素晴らしい一期一会の出会いがあるかもしれません」と井本さん。
「どんな人が作ったんだろ?どんな人が愛したんだろ?」とミモロは、ギャラリーに並ぶ器を見ては、想像します。
「古美術いもと」では、さまざまな企画展も開催。
「ミモロちゃん、またいらしてくださいね~」と井本さん。
「は~い!古美術商のお友達がいるってなんか素敵…」とミモロ。また伺いたいと思います。
西垣先生に頂いたご縁です。
*「古美術いもと」京都市中京区丸屋町689 ☎075-204-8852 11:00~18:00 不定休
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