「わー楽しみだな~」と、11月8日に、張り切って東山区役所へ出かけたミモロ。その日は、東山区でものづくりをする職人さんの工房を見学するツアーが行われるんです。題して「東山職人弾丸ツアー」。約3時間で、3軒の工房を訪ねる。まさに弾丸ツアーです。主催は、手しごと職人のまち東山再発見プロジェクト。五条坂・茶わん坂ネットワークが協力しています。ガイドなど実施するのは、京都造形芸術大学の学生さんです。そして東山区役所の方も協力します。
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まずは、区役所で、説明を受けます。今回のツアーは、5ルート。陶芸、畳、桶、漆器など、日頃は入ることができない職人さんの工房を巡ります。
ミモロが参加するのは、「伝統ルート」剥製製作所、すだれの工房、和菓子屋さんの3軒を巡ります。
まずは、「坂本はくせい製作所」からスタートです。
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「剥製だって~。ちょっとドキドキしちゃう」と、他の参加者より、緊張気味のネコのミモロ。実は、この製作所は、以前に前を通ったことがあり、興味を抱いていたところです。家が連なる一角に、大きな象の頭蓋骨が飾られています。
普通の住宅のような玄関を入ると、いきなり、大きなハリネズミや蛇の骨格、水鳥の剥製がお出迎え。
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「なんか生きてるみたい…」表情豊かな剥製です。
工房の中に入ると、そこはワンダーランド。製作途中の剥製や骨格がいたるところに置かれています。
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はじめに剥製について、坂本博志さんにお話しを伺います。
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机の上には、いままで作った剥製の資料などが…。
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忠犬ハチ公の剥製もここが製作したそうです。「上野動物園のパンダも剥製にしたんだって…」と驚くミモロ。
「わー細かい…」小動物の骨格を組み立てるところを見学させてもらいました。
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どの骨をどんな角度で組み立てるのか、さすがベテランの職人さん、すべて熟知されています。
工房の中には、製作中の剥製がいろいろ。
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なかでもミモロが、一番気になったのは、ラッコの親子です。水族館からの依頼のものだそう。
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お腹の上に赤ちゃんラッコが乗っています。「かわいい赤ちゃん…」
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その時、ラッコのママが、「いらっしゃ…抱っこしてあげましょう…」とミモロに。
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「え~ホント?」とミモロは、赤ちゃんに代わって、ママラッコの上へ。
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次に赤ちゃんと同じように、お腹の上に…。
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ラッコの毛皮は、とてもソフト。水族館では、絶対に触れることができないラッコに、なんと触らせていただきました。
昔、ラッコは、その美しい毛皮から、コートなどにするために乱獲された時期があります。本当になめらかでフワフワの毛皮…。
水族館では、水にぬれているので、その色も暗めですが、ライトグレーの美しい色。
「ラッコってフワフワなんだ~」と、初めて知ったミモロです。さぁ、ミモロ、赤ちゃんラッコにママのお腹を返しましょ。
「うん…」と、名残惜しそうに、ママラッコから離れるミモロです。
工房の中に大きな筒状のものが…「これなんだろ?」と、ミモロは、そばへ。
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他にもいろいろな動物や鳥などの剥製や骨格を見学しました。
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剥製は、絶滅危惧種など、地球上から消えゆく動物たちの姿を未来に留めたり、生態を観察するために製作される貴重な資料です。
剥製の製作は、海外でも盛んですが、哺乳類、魚類、鳥類、爬虫類など、それぞれ専門が分かれていて、ここ「坂本剥製製作所」のようにオールラウンドで、さまざまな剥製を作れるところはないそう。
昔、お金持ちの家の象徴に、虎や鹿の剥製などが飾られていたことも…。今、剥製を家に飾る人は少なくなっています。ここでは、個人の依頼は受けていません。学術研究や資料のための剥製だけを製作しています。
「いろいろ見せていただきありがとうございます」とお礼を…。「ミモロちゃんも頑張ってくださいねー」
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「京都って、伝統工芸の技術だけじゃないんだ~。いろんな技術をもっている職人さんがいるんだね~」とミモロ。
「すごく貴重な体験しちゃった~」と、うれしそう。
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「さぁ、次の工房に行きますよ…」との声で、参加者の皆さんと一緒に次のすだれの工房へと移動しました。
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ブログを見たら、金魚のクリックお願いしま~す。ミモロより
私も当日、午前午後と参加していましたが、コースが違いましたね。
私は午前は道具コースで午後は手技コースでした。
いずれ、ご一緒できればうれしいです。
そうそう、午後のコースで包丁研ぎを見学しました。
そこにある、研ぎ待ちの包丁のほとんどが「有次」でした。
職人さん曰く
「有次さんの包丁は固いので、家庭で研ぐのは難しいとの事」
おかしいなぁ~ミモロ目立つのに…。
次回は、一緒のルートだと楽しいね!
「伝統ルート」もすごく面白かったです。
ラッコに触れて大感激でした~。
「有次」さんの包丁って、そうなんだー
ミモロ、りっぱな砥石は持ってるんだけど、
コワくて砥げないの~
また、会いたいね~。ミモロスペシャルの要望多いです。