ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

堀川音楽高校のホールで開催されたパトリック・ジグマノフスキーさんのピアノコンサート

2018-02-25 | イベント

2月24日の夜、ミモロは、二条城のそばにある「京都市立京都堀川音楽高等学校」のホールで開催されるピアノコンサートに出かけました。
「ここだ~」
広いホワイエには、京都の景色を描いた今井守彦さんの大きな絵画が飾られています。
 

さて、ここ「京都市立京都堀川音楽高等学校」は、1948年に開校した「京都市立堀川高等学校」の音楽科として設立されました。その後、1997年に音楽科が、独立。2010年に正式校名「京都市立京都堀川音楽高等学校」となります。

日本唯一の音楽科単独の公立高校です。現在日本の音楽界で活躍する多くの卒業生の中には、指揮者の佐渡裕さんやヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんなどもいらっしゃいます。

学校の敷地内には、音楽ホールがあり、学生の活動の発表の場として、またさまざまなコンサートが企画され、多くの音楽ファンが訪れる場所になっています。

「あ、ミモロちゃん、ようこそ~」とお友達の前田哲央さん。フランスの文化を日本に紹介するお仕事などをしていらっしゃいます。「お久しぶりで~す。ピアノのコンサートのお誘いありがとうございます」と挨拶。

この夜のプログラムは、ピアニスト、パトリック・ジグマノフスキーさんのコンサートです。

フランスのボルドー生まれで、天才少年として、早くからその才能を広く知らしめたパトリック・ジグマノフスキーさん。パリ国立高等音楽院に入学し、優秀な成績を納めます。さまざまな国際コンクールでも輝かしい賞を数多く受賞。
若くしてフランス国立モンペリエ市音楽院教授に任命された後に。リヨン国立高等音楽院で教鞭をとっていらっしゃいます。2002年より、パリ・エコールノルマル音楽院の教授として多くの生徒の指導にあたられているのです。その指導のすばらしさは、日本にも知られ、大阪音楽大学の客員教授としてご活躍。また全国の各地でピアノのマスタークラスなどを開催し、多くの若きピアニストの指導もなさっているのです。


「今夜のコンサート楽しみ~」とミモロ。以前、1度、彼のピアノを聞いたミモロは、その繊細でありながらパワフルな演奏にすっかり夢中に…それで今回も足を運びました。

「音に秘めたる愛・・・」をテーマに、クローデル、ソレルス、シャトーブリアンらの文学とバッハ、ショパン、ラヴェル、シューベルトなどの音楽から浮かびあがる「愛」の本質を映し出し、魂に届くようなコンサートを目指す・・・といただいた資料に。

ピアノ演奏は、パトリック・ジグマノフスキーさんのソロ演奏だけでなく、「パリエコールノマル音楽院助手」の足達弥生さんとの連弾演奏など、クラシックだけでなく、幅広い音楽分野をカバーする多彩な演奏が続きます。
  
さらに、演奏の間には、翻訳と通訳者である金子文子さんが、パトリック・ジグマノフスキーさんの思いをつづった詩などを翻訳し朗読なさいました。

「大人の愛のこと、よくわかんない~」というミモロですが、そのピアノの音色には、心揺さぶられるものがあったよう。耳をピクピクさせながら真剣に聞き入っていました。

演奏が終わり、出演者のみなさんとの交流の時間・・・
「あの~ピアノすごく感激しました」と、目を潤ませながらパトリックさんの元へ。
「そう、ありがとうございます。またコンサートに来てくださいね~」と握手。
「はい、パトリックさんのピアノもっと聞きたいです」とお返事を…。

素敵な衣装をお召になった金子さん。ミモロが素敵と思ったのは、スカートに描かれた竹の絵と共に、そのバックスタイルです。
「ミモロも、今度お背中リボン結びにしようかな~」と。

今後もピアノと朗読を組み合わせたコンサートを企画なさるのだそう。「これって、フランスぽいね~」とミモロ。
いつかオーケストラとの演奏も聞いてみたいと思うミモロでした。


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