「早起きして、来ちゃった~」とミモロは、早春のある日、8時15分に大阪のJR野田駅にやってきました。
「大阪市中央卸売市場」見学に参加するためです。
JR野田駅から、徒歩4分。そこに甲子園4個分の規模を誇る「大阪市中央卸売市場本場」があります。
まさに大阪の台所…。昭和6年に開設。その後、数回にわたり改修工事を行い、現在の姿に…。
もちろん、大阪における市場は、豊臣秀吉が大坂城を築城した時代に始まり、昭和初期まで、天満、さごば、難波などにも市場があったそう。大正期の経済不安などで米騒動などもあり、国は、国民の食生活の安定を図るため、中央卸売市場法を制定します。大阪市は、これを受けて、全国に先駆け、昭和6年に、当時東洋一を誇る市場を作ります。
ミモロは、「阪急交通社」が企画した見学ツアーに参加。(ツアーに参加しなくても、個人的に申し込むことも可能です。)8時半には、市場の管理事務所で受付を済ませ、見学の注意の説明を聞いてから、いよいよ市場見学へ出発しました。
初めに見学するのは、果物の「せり場」です。
ここで、最も多く売買されるのは、リンゴ。年間を通じ、いろいろなリンゴがここへ。
そして、冬は、ミカンなどの量が急増するそう。年間の果物の取り扱い量は、13万7千トン 619億円に及びます(平成30年度合計)
また、せり人の方に、せりの仕組みなどを教えて頂きます。指を使って、買値を決める「手振符牒(てふりふちょう)」を教わりました。「う~ミモロ、指短いから…」ミモロには、むずかしい動作です。
「今は、もっと簡単にできるシステムあるんじゃないの?」と思うミモロですが、機械のシステムでは、現状では不都合が多く、昔ながらの方法が今も使われているのです。
やはり経験がものをいう現場なのでした。
一般の人が見学できるのは、8時45分以降です。その頃は、市場はすでに仕事を終えている時間。市場が動き出すのは、夜の8時からで、次々に国内外から船や飛行機、トラックで品々が運ばれて、翌朝の4時からは、せりが始まるのです。
「へぇ~市場って、朝だけじゃないんだ~夜中も忙しいんだ」と改めて知ったミモロでした。
見学ツアーは、仲卸業者のお店をめぐります。
「ここ、果物のお店だ~」
開いているお店では、お買い物もできます。
「う!マスクメロン売ってる…これ静岡産のメロンで、美味しんだよね~」と興味津々。
町のお店より、幾分安い価格です。
「お魚のお店だ~」
「はい、いろいろありますよ~」とお店の方の声に引き寄せられるミモロ。
「わ~美味しそう~新鮮だね~」とミモロ。
当たり前です。ここから町のお店や料理屋さんに行くのですから…
店先に並んだ品でも、購入可能なものと、売約済みのものがあり、「これ買えますか?」と尋ねます。
魚好きのネコのミモロ…町のお店でも見ている品ですが、市場で見ると、いっそう美味しそうに感じます。
マグロの専門店もあり、そこでは、見学者のために、マグロの切り売りが…
「好きな大きさ、お願いできるみたい~」と大きな切り身に、思わず涎が出そうなミモロです。
ツアー参加者は、次々にマグロを購入。
「う~あんなにたくさんは食べられないし~」と、後ろ髪をひかれる思いで、別の場所へ移動します。
「大きなショッピングバッグ持って来ればよかった~」と思いながら歩きます。
*「大阪市中央卸売市場」の詳しい情報はホームページで
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