19日は、「京都御所」の南、寺町通にある「下御霊神社」の還幸祭。ここのご祭神は、早良親王以下の八所御霊という、かつて非業の死を遂げた親王などが祀られ、宮中ともゆかりの深い神社です。
「ここのお祭りは、何度か来てるの~」というミモロ。
午後2時ごろに、神社に向かいました。「あれ、静か~お神輿いない…」キョロキョロと境内を見回します。
「神さま、お神輿に乗っていらっしゃるから、ここにはいないのかなぁ~」と言いながら、本殿に参拝。
現在の本殿は、天明の大火で焼失後、寛政3年(1791)に仮皇居の賢所を下賜されたものという由来のある建物です。
「あ、お神輿がある~」拝殿に1基お神輿が…
「大宮神輿」という天保年間に金工技術の粋を集めた神輿で、今年、5月1日に新元号になったとき、80年ぶりに神幸祭での巡行を行い、さらに150年ぶりに御苑の仙洞御所門前での神事を行いました。
そのときの記念写真が展示されていました。
還幸祭を巡行するのは「若宮神輿」です。
「お神輿探そう~」と、ミモロは、境内を出て、氏子町を歩きまわります。白い半被姿の神輿の担ぎ手や警備の人を見つけると「あの~今、お神輿どこにいますか?」と尋ねて、「あっちだって~」と、夷川通を西に向かいます。
「あ、見つけた~」ちょうど神輿の差し上げが行わているところ。
「大きなお神輿~」実は、ミモロが京都に暮らし始めて、一番初めに見た京都の神輿が、この神輿でした。
それまで京都の祭りと言えば、ゆっくり行列する「葵祭」「祇園祭」の山鉾巡行、「時代祭」しか知らなかったミモロです。だから、この神輿を見たとき、「すごい~こういう神輿があるんだ~。担ぎ方もダイナミック~」と感激しました。
その後、いろいろな京都の神輿を見てきましたが、いずれも本当に立派なものばかり。「さすが京都だよね~」と感心しきり。
ぜひ、京都の神輿を見に来てください。まさに動く伝統工芸品です。
ミモロが、神輿に見惚れていると、「あ、ミモロちゃん、来てたんだ~」と声が…。
「こんにちは~お神輿担いでいるんですね~」と顔見知りの方に出会いました。
「あれ~もしかして、すごいお役してるんじゃないの~」と、肩にかかるタスキを見たミモロ。そう、青年部の総責任者のタスキです。
総責任者は、神輿の巡行を指揮するお役。スピーカーを下げて、神輿の出発や差し上げのタイミングを指示したり、また担ぎ手にハッパを掛けて、士気を高めます。
「ミモロちゃん、お神輿と写真撮った?」と聞かれ、「まだ、あんまりお神輿に近づいてないから~」と遠慮がちに答えるミモロ。
「いいよ、そばで撮影したら~」と言われ、「はい、ありがとうございます~」と神輿のそばへ。
近くで神輿と撮影するときは、そばの神輿関係者に一言断ってから…それがマナーです。
「さぁ~そろそろ出発しよう~」と、他の責任者の方々と打ち合わせて、スピーカーで担ぎ手に出発の時を告げます。
出発前の拍手をして、神輿が動きだしました。
ミモロも一緒に拍手します。
「いってらっしゃい~」と、神輿を見送るミモロでした。
京都各所の神社では、6月上旬まで夏祭が行われます。ぜひ、京都の神輿を見に来てください~。
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