ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

5月28日まで「龍谷ミュージアム」で「真宗と聖徳太子」展開催。足を延ばして「本山興正寺」へ。

2023-05-27 | 博物館・美術館

「わ~もうすぐ終わっちゃう~」とミモロが慌てて訪れたのは、京都駅近くの「龍谷ミュージアム」です。


ここでは、5月28日(日曜日)まで、春季特別展「真宗と聖徳太子」が開催されています。

親鸞聖人御誕生850年を迎え、京都各所では、親鸞聖人に関係する特別展が開催。ここもそのひとつ。

特に、親鸞聖人は、聖徳太子への深い思いを抱いて、太子の造形化にも関わっていたのだそう。

今回の特別展では、親鸞聖人とその後継者たちが生み出した聖徳太子ゆかりの宝物 約80点を展示。その中には、重要文化財3件も含まれており、見ごたえのある展示になっています。

さっそくミモロは、エスカレーターで、ミュージアムの入口へ向かいます。

残念ながら、館内の展示などを撮影できないので、ぜひご自分の目で、その素晴らしさをご覧ください。

*「龍谷ミュージアム」の詳しい情報はホームページで

ミュージアムを出たミモロは、七条通を西に進みました。「あれ?ここにこんなに大きなお寺がある~」

「真宗興正派 本山興正寺」です。

広い境内を横切って、堀川通へ


こちらに面している門が三門と阿弥陀堂門で、お寺の正面になります。


見上げる建物は、「経蔵」


境内でひと際堂々として建物が、「阿弥陀堂」と「御影堂」です。


「こんなに大きなお寺があったんだ~」とミモロがいうのには訳があります。
それは、ここの北側には、さらに大きな伽藍をもつ「西本願寺」があり、ともすると、今もここは、その一部だと思われがちだからです。かつて「西本願寺」の脇門跡であった時期もあったのでした。


「本山興正寺」は、阿弥陀如来さまをご本尊に、鎌倉時代に創建。当初は、京都の東に位置する山科に建立されました。その後、さまざまな歴史の波に巻き込まれて、桃山時代に現在の地に移転。明治9年に、本願寺から「真宗興正派」として独立。東山に親鸞聖人廟所である「霊山本廟」を建立します。その歩みは、なかなか複雑で、とてもミモロが説明できるものではないので、どうぞ、ホームページで学んでください。

「霊山本廟って、円山公園の近くだよね~そこの参道なら行ったことある~」とミモロ。親鸞聖人の遺骨を納めうえ本廟がある場所です。

堂々とした建物の「御影堂」は、明治45年に再建されたもの。

中には、親鸞聖人の御像が祀られています。

静かに手を合わせ、参拝するミモロです。

「正しい法を興す」という願いもとに歩み続ける「本山興正寺」。
親鸞聖人を宗祖とする真宗の長い歴史を改めて思うミモロです。

「なかなかしっかりとして床下だね~」と、「御影堂」の床下を覗くミモロ。

ネコなら、興味を持ちそうな場所かもしれません。

「本当に今年は、いろいろな場所で親鸞聖人ゆかりのものに出会うね~」

アフターコロナの京都には、真宗に帰依する多くの人が全国から訪れています。

*「本山興正寺」の詳しい情報はホームページで

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