☆アッピア夫です。
今日は、息子の学校の文化祭でした。今日から二日間あるのですが、初日は関係者のみで、二日目は一般の方の見学も可となります。
まだ受験生であった去年に行った二日目は、もの凄い人でゆっくり観ることも出来ず、ほとんど雰囲気だけ味わって来たようなものでしたが、今年からは初日に参加出来るため、開始時間~終了時間までたっぷりゆっくりじっくり満喫して来ました。
まずは演劇部の公演①から始まり、美術・書道・数学・国語・社会・生物などの授業作品の展示を観て、息子のクラスを始めいくつかのクラス企画を体験し、吹奏楽部の公演を聴いて、剣道部のパフォーマンスで笑い、演劇部の公演②で泣き、最後はピアノの演奏でクールダウン・・・私は、音楽と演劇が好きなので、文化祭と言うと大体こう言うパターンになります。
「剣道部のパフォーマンス」はこの学校の名物のようで、剣道部員が胴着とお面をつけて劇と踊りをやるのですが、存分に笑えました。こればかりは観てみないとイメージが湧きにくいと思いますが・・・
また、演劇は昔から大好きで、どちらかと言うと映画よりも演劇の方が好きです。今では観に行く回数も減りましたが、若い頃は月に1回位の頻度で観に行っていました。小さな芝居小屋が中心です。元々は、大学時代の友人が劇団に入っていたため、公演の度にチケットを買わされるようになったのがきっかけなのですが・・・観に行っている内にすっかりはまってしまいました。
演劇の何がいいのかと言うと、臨場感と現実感・・・目の前で生身の人間模様が展開されているので、どんどん引き込まれて行きます。映画だと「空想の世界に入り込む」感覚ですが、演劇は「現実の世界に入り込む」と言う感覚でしょうか。演劇の方が後々まで心に残ります。
今回観た劇は①が「アスノート」、②が「サヨナラブライド」と言う劇ですが、「サヨナラブライド」は、最愛の女性を結婚式の当日に亡くした悲しい過去を持つカフェのオーナーが主人公です。「失ったものは戻らない」「それでも生きていかなければならない」がテーマですが、その劇の紹介文の最後にこう書いています。
「見終わった後に、あなたもきっと大切な誰かに会いたくなる・・・」
その劇では、その最愛の女性が気づかれないままずっとお店に居たのですが(もちろん姿は見えず・・・)ひょんなことから主人公がそれに気づくことになります。ただ気づいてしまった限り、彼女はもうそこには居られない・・・主人公が前を向いて生きていくために・・・
姿の見えない彼女は去り、主人公は次に向かって生きていこうとする・・・そこで劇は終わります。
「見終わった後に、あなたもきっと大切な誰かに会いたくなる・・・」
その劇の内容と、「いつもこう言う劇を一緒に観た後は、食事しながら『ああだこうだ・・・』と感想の花が咲いていたよな」と言う思いが交錯してしまい、涙が出てきて止まりませんでした。
「いい芝居だったと思うけど・・・どうだった?」・・・隣にいないアッピアに心の中で呟いていました。
2016年9月9日 アッピア夫
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今日は、息子の学校の文化祭でした。今日から二日間あるのですが、初日は関係者のみで、二日目は一般の方の見学も可となります。
まだ受験生であった去年に行った二日目は、もの凄い人でゆっくり観ることも出来ず、ほとんど雰囲気だけ味わって来たようなものでしたが、今年からは初日に参加出来るため、開始時間~終了時間までたっぷりゆっくりじっくり満喫して来ました。
まずは演劇部の公演①から始まり、美術・書道・数学・国語・社会・生物などの授業作品の展示を観て、息子のクラスを始めいくつかのクラス企画を体験し、吹奏楽部の公演を聴いて、剣道部のパフォーマンスで笑い、演劇部の公演②で泣き、最後はピアノの演奏でクールダウン・・・私は、音楽と演劇が好きなので、文化祭と言うと大体こう言うパターンになります。
「剣道部のパフォーマンス」はこの学校の名物のようで、剣道部員が胴着とお面をつけて劇と踊りをやるのですが、存分に笑えました。こればかりは観てみないとイメージが湧きにくいと思いますが・・・
また、演劇は昔から大好きで、どちらかと言うと映画よりも演劇の方が好きです。今では観に行く回数も減りましたが、若い頃は月に1回位の頻度で観に行っていました。小さな芝居小屋が中心です。元々は、大学時代の友人が劇団に入っていたため、公演の度にチケットを買わされるようになったのがきっかけなのですが・・・観に行っている内にすっかりはまってしまいました。
演劇の何がいいのかと言うと、臨場感と現実感・・・目の前で生身の人間模様が展開されているので、どんどん引き込まれて行きます。映画だと「空想の世界に入り込む」感覚ですが、演劇は「現実の世界に入り込む」と言う感覚でしょうか。演劇の方が後々まで心に残ります。
今回観た劇は①が「アスノート」、②が「サヨナラブライド」と言う劇ですが、「サヨナラブライド」は、最愛の女性を結婚式の当日に亡くした悲しい過去を持つカフェのオーナーが主人公です。「失ったものは戻らない」「それでも生きていかなければならない」がテーマですが、その劇の紹介文の最後にこう書いています。
「見終わった後に、あなたもきっと大切な誰かに会いたくなる・・・」
その劇では、その最愛の女性が気づかれないままずっとお店に居たのですが(もちろん姿は見えず・・・)ひょんなことから主人公がそれに気づくことになります。ただ気づいてしまった限り、彼女はもうそこには居られない・・・主人公が前を向いて生きていくために・・・
姿の見えない彼女は去り、主人公は次に向かって生きていこうとする・・・そこで劇は終わります。
「見終わった後に、あなたもきっと大切な誰かに会いたくなる・・・」
その劇の内容と、「いつもこう言う劇を一緒に観た後は、食事しながら『ああだこうだ・・・』と感想の花が咲いていたよな」と言う思いが交錯してしまい、涙が出てきて止まりませんでした。
「いい芝居だったと思うけど・・・どうだった?」・・・隣にいないアッピアに心の中で呟いていました。
2016年9月9日 アッピア夫
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