波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

また苦しむ・・・・・もう限界

2013-03-16 11:01:11 | 父のこと
昨日はまたまた悲しい思いで病院から帰ってきました。

父が、昨日の様子と違い、呼吸が苦しいといいはじめました。

もう自分からしゃべる力もないし、ただハアハア頻呼吸をしているだけなので(酸素濃度も足りているし)、

パッと見は苦しそうに見えない。だから看護師さんもスルーしてしまうのか。

私が父の耳元で、「苦しい?」「がまんできない?」「苦しいからすぐ眠らせてほしい?」と聞くと、

すがるように「うん、うん」と必死にうなずく。

そうだよね、つらいよね、苦しいよね、わかるよ、何とかしてあげるからね、早く楽になりたいに決まっているよね、

怖いよね。ごめんね。

看護師さんに父の苦しみを何度も訴えるも、主治医にすぐ診てもらうことができず、この病院には

緩和ケア専門の医師もいないし、主治医もモルヒネ使用にはやたらと慎重である。

本来なら緩和ケア完備の大きい病院に入院の予定が、満室や大腸炎ウイルス発生で入院できず、

今の小規模病院に入院という経緯なものだから仕方ないのだが。

母と私は「ここのまま意識がなくなったままでも、死期が多少はやまってもいいから苦しみから解放してあげたい」

でだいたい一致している。弟はまた少し違う考えのようだが。

母と私は、父の腕や背中をさすったり、本人の手で示す指示に従って身体の向きをかえたりすることぐらいしか

できない。ただ、本人の要望を必死にスタッフに伝えて、なんとか動いてもらうことを訴えるだけ。

もどかしい。がん患者9年の私がついていながら、父にこんな苦しい思いをさせて、悔しいし、悲しいし、申し訳ない。

夕方遅く、主治医の副院長が来て、父の様子をささっと診て看護師から話し聞いて、点滴の指示をすばやくして

出ていってしまった。おそらく1,2分のこと。私も本人の父とも、主治医と一言も話しできずに。

帰り際に当直のベテラン看護師さんと話して、苦しそうなら「ドルミカム」を使うとのこと。無理やり眠らせる薬です。

最期の最期、鎮静(セデーション)時に使う薬です。それでもいい、楽になるのなら。

諸事情で理想の緩和ケアを受けられないことは、残念で仕方ない。でも看護師さんたちはよくしてくれています。

だけど、昨晩は家で声をあげて泣いた。自分のことで泣くのと比ではない。父にこんなに苦しい思いをさせて。

自分が情けなくて・・・・・・・。自分を責めているわけではないんだけど。でも悔しい。

私の身体も痛みと疲労でかなり参っていたが、義妹が、具だくさんの豚汁を作ってきてくれて、家で温めていただいたら、

身体にしみわたるように美味しくて、生き返ったし、気分も変わった。なんてありがたい。

その後はアロマバスが癒してくれた。

今から病院に向かいます。「ドルミカム」の指示も出たし、もう苦しまなくていいんだよね。

はやく父の顔が見たいです。





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コメント (5)
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