波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

最期の時間・・・話ができなくても

2013-03-15 09:25:14 | 日記
昨日午前に病室に行ったら、父は両手をベッドの柵に縛り付けられていました。

父は私を見るなり、すぐはずせ、何とかしろ、と合図。私は看護師のところに飛んで

行って事情をきいた。話では、寝ている間に酸素マスクを手ではずしてしまうので、仕方なく、

とのこと。だれかが付いていればしばることもない。午前中に来てよかた。

でも、患者を拘束する、って普通にあるんだね。見たくないなあ。

昨日は、一昨日と違って、呼吸も苦しくない、とのことで、ものすごくホッとした。

これなら見ていて辛くない。

午後から義妹、姪たちがお見舞いに来てくれた。呼びかけると、「あ、あーがとう」。

彼らが帰ると、また静かな時間が流れる。母と二人で病室ですごす。

6人部屋だが、一人比較的元気なご老人が、1時間ぐらい歌を歌い続けていた。

「はるこうろーのー、はなのえんーーーー。」なかなか上手でなんとはなしに聞きいっていました。

私が父に「痛いとか苦しいとかはない?何かしてほしいことは?」と聞くと、

「ううん、・・・・・ない」首を少しふる。「眠いの?とろとろする感じ?」「うん(うなずく)」

「CO2ナルコーシス」・・・呼吸不全によりCO2が体内に蓄積し、中枢神経抑制作用をきたす。

なんか難しいが、父は既に上記の状態で、頭がぼーっとしている。麻酔がかけられている状態とほぼ同じ。

だから、痛みみ息苦しさももはやほとんど感じていないのだろう。表情はおだやかだ。

でも、昨日夕方には、呼びかけに対する反応もにぶくなったような気がする。

だんだんコミュニケーションがとれなくなってくるんだろうな。ものすごく切なくさびしい。

今日も、これから病院に向かいます。耳元でたくさん話しかけて、いままでのお礼や思い出話などできたらいいな。

本当にさよならの時が来たようです。






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コメント (5)
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