波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

TDM-1情報と、抗がん剤の「人道的使用」

2012-01-27 11:02:20 | 診察
昨日は3週間ぶりの通院日。

本日のプチお楽しみは、外来化学療法室が新病棟にリニューアルオープンしてから初めて行くこと。
で、行ってみた。ひ、広い。リクライニングチェアも2倍以上の数。カーテンもピンクの新しい物になり
気持ちいい。でもTVとか新設備はなかったので少し残念。
あ、コート掛けるハンガーかけがついたのはマルです。
でもこれだけだけの数があれば“今日は混んでいるので・・”と待たされることもなくなるね。
ただ、外来センターの時のように、リラックスする音楽や絵とか花など何か飾り気が欲しいなー。

ハーセプチンの点滴が終わり、診察室へ。
私からは、指の爪の生え際が膿んで痛いことを話す。
その他、エアロビやストレッチをはじめたが、どこまでやっていいかなどを聞く。
もちろん主治医の答えは「自分ができそう、と思うところまでやっていいんじゃないんですかね。」

私から、今のタイケルブが効かなくなった時の抗がん剤の話をする。
主治医からは、ハラベンやアバスチンの名前が出る。ハーセプチンと併用できるかが微妙。
もうひとつ私から、今一番気になる分子標的薬T-DM1の話題を出す。

私「興味あるんですよ。いずれの時は是非使いたいです。臨床試験もあちこちでやっていますよね。」

主治医、臨床試験のことを少し説明
 「・・・・たぶん、アッピアさんが使う頃には、承認されているんじゃないですかね。」とのこと。

T-DM1:なじみのない名前、と思われる方が多いと思います。
    少し説明:ハーセプチンが抗がん剤DM1をがん細胞まで送達し、DM1が悪性腫瘍のみを
    選択的に攻撃する作用がある。分子標的薬と抗がん剤が効率的に作用するため、
     副作用は少ないのが特徴と言われている。

良いとこ取りの、なんとありがたい薬。しかも今まで長くハーセプチンを使い耐性ができているかもしれない
患者にも有効とのこと。これは使うしかない。使わずして死ねない!

本当にHer2陽性ばかり次々新薬が出てきて、申し訳ないぐらいです、でも有難いです。

それと、最近厚労省も、抗がん剤をはじめとする新薬のドラッグ・ラグ問題を重視してきているのか、
主治医が責任下で使うならば、未承認薬でも使用していい、という気運がでてきているようです。
主治医からそんな話が出て、私もびっくりしました。

それは、欧米では導入されている「人道的使用」に近い考えでしょうか。それならとても嬉しい動きです。
大賛成!ですよ。責任、リスク、何でもとっちゃうから、いろいろ使わせて~~~、というのが、
再発治療で抗がん剤模索している私の切なる願いです。

私のがん友(トリプルネガティブ)が、進行した肺転移で、カルボプラチンを使い始めることができたのも
そうした動きからかしら。そして彼女は効き始めている!
よーし、よーし、いいぞ!希望の光がまた少し大きくなった!




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コメント (15)
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