波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

乳がん勉強会に参加しました。

2011-11-14 12:20:48 | 日記
昨日は絶好の行楽日和だったのに、勉強熱心の私は、乳がん最新治療の勉強会に行ってきました。

講師は、

聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージング先端医療センター教授 首藤昭彦先生

6年ほど前から毎年のようにこの先生の講義を聴いていて、毎回専門的な内容に引き込まれてしまい、

なるほどファンが多いらしく、本日も満員御礼でした。

内容の項目は以下でした。

 ・生存率・・・再発後の10年生存率がどんどん上がってきている。理由は新薬の種類と能力の向上。

 ・新ホルモン剤フェゾロデックス(フルベストラン)

     ・・・閉経後ホルモン剤の強力な武器がひとつ増えたと考えてよい。

 ・ハラベン(エリブリン)

     聖マリ病院でも使い始めたが、問題は白血球減少が激しくて、治療継続が難しくなる患者が多いこと。

 ・アバスチン+タキソール・・・乳がん治療に認可された。また武器が増えた。

 ・タイケルブ(ラパチニブ)・・・Her-2陽性適応。タイケルブ+ゼローダで2年ほど前から使用。

                 分子が小さいので、脳転移にも有効と言われている。

 ・T-DM1・・・Her-2陽性適応。ハーセプチンの分子に抗がん剤をくっつけて、Her-2遺伝子に働くので、
        
        相乗効果で効く、らしい。日本でも臨床試験が始まっている。

 ・アブラキサン・・・3週1回より、ウィークリーの方が副作用も少なく効果も高い。

 ・2011のスイス・ザンクトガレン・・・サブタイプの話題など。

         トリプイルネガティブにも複数のタイプがあり、抗がん剤が非常によ効くタイ
         
         プもあればそうでないタイプもあり、だから術前治療が重要、など。

 ・治療や予後を判断する指標として最新の情報では以下のように変化している。
  
   重要度○  ・ホルモン有無   
         ・Her-2陽性か否か
         ・細胞悪性度(グレード)
         ・Ki67、MIB1(増殖能力)

   重要度△  ・リンパ節転移有無・数
         ・腫瘍の大きさ
         ・年齢

  私の理解力と文章力の問題で、説明がうまくできませんが、だいたい上記の内容。
  
  途中、首藤先生らしく、細胞やレセプターのたんぱく質のイラストを使い、専門的な

  内容をかみくだいてとてもわかりやすく説明してくださった。正に首藤先生の真骨頂!

  1時間弱で講演が終わり、休憩をはさんで後半は公開質問会。
  
  たっぷり1時間ほど、とても参考になりました。 

  質問魔の私もしつこく食いつきました!もちろんHer-2関連。

  昨日は、久し振りに患者会のメンバーにも会えたし、同年代の新しいがん友との出会いも
 
  あったし、手作りの素敵なタオル帽子も頂けて、とても充実したうれしい日になりました。

  何より、がん友さん、まだまだ治療の可能性がある、というお墨付きももらえて私も自分の
  
  ことのように嬉しかった。

  私たちは助けが必要な時は、遠慮なく声をあげて助けを求めればよいし、そうやって私も
 
  多くの人にすごく支えられてきたし、そして元気を取り戻した私がまた誰かを支えられたら、
 
  こんな嬉しいことはない。元気になる人が増えればまた誰かを助けたり支えたりすることが
 
  できるだろう。お互い様の精神、ヘルプの輪、わ!(古い?)
  
  バザーも終わり、今週は通院もないので、家の事などいろいろ片づけないと。
 
  本当はのんびり溜まったビデオを見たいのだけれど。家のことほっといて見ちゃっていいですか?



1日1回、クリックお願いします。励みになります。
にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ


コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする