波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

主治医からネガティブな枕言葉はいらない

2011-11-08 09:20:31 | 転移ライフ
医師の言葉、特に主治医の言葉って重いですよね、私たちがん患者の多くがそう感じているようです。

なぜなら主治医が一番自分の病状、治療歴をわかっているから。
それプラス症状、過去の治療での効いた感、内なる身体の声・・・これは自分しかわからないもの。
なので、自分の情報 + 主治医の見解 = 結論 が理想。
長い転移治療を続けていく上で、主治医が帆走者に例えられる所以でしょうか。

さてさて、患者にとってそれだけ大きい存在の主治医から、病状の進展や治療の提案を受けるような時に、

 「残念ながら・・・」

 「厳しい状況で・・・」

 「予想しなかったことですが・・・」

 「思ったより進行が早く・・・」

 「・・・・・期待できませんが・・・」

というような、思い切り否定的な言葉を言われたらショックですよね。
他の医師なら「主治医の先生にちゃんと聞いてみよう。」と思いなおすことができますが、
他ならぬ主治医から言われたら逃げ場がないです。

残念かどうか、厳しいかどうか、予想していたかどうか、いわば主観的なことは、患者自身が感じる
ことです。気持ちを奮い起こす前に、絶望的なとらえ方をする発言は(ゼッタイニ)しないで欲しいと
切に願います。

だから、主治医さんたちには、是非是非患者に対する発言に配慮が欲しいです。
たとえ厳しいと思われる状況でも、患者自身は、小さな可能性に賭けたいとか、何か希望が
あるのではないかとか、必死なんです。自分を保つのも大変なんです。

発言する前に、これを聞いた患者さんはどう感じるだろう、治療に前向きになるだろうか、
とか考えていただけたらと思います。そこは想像力というか、人間性というか。

幸い私の主治医は、今まで私が転移を繰り返してきたにもかかわらず、ネガティブな言葉を
発した事は恐らく一度もありません。そのおかげで、折れそうになる心を何度も支えてもらえました。

主治医の一言で、前向きにも後ろ向きにもなってしまうのが、患者だと思います。

主治医もいち人間だし、ましてや自分の家族ではないし、あまり頼り過ぎるのもよくない気もしますが、
信頼関係ができていれば、最後は「この先生に言われたのなら」と受け入れることもできます。

信頼関係を築くにはある程度時間が必要だし、医師もいろいろだから、
どうしても信頼関係が結べない事もありますね。難しい問題です。

その場合は、チームのサブ医師や主任級の看護師(私の場合はモチロン助さん!)に頼れる
人を探すことがいいと思います。

まあ、最後は「主治医は自分」とは思っています。
8年もがん患者やっていると、気付くと“どや顔患者”していて、気をつけよう・・・。
病院の医療スタッフとも仲良く、長い病院ライフを少しでも快適にしていきましょう!





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コメント (12)
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