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14日 「ブーレーズの肖像」 水戸芸術館

2007-09-15 | 水戸室内 ・サイトウキネン

                    水戸芸術館 E-24 4千円・安い
<ル・マルトー・サン・メートル>は
 月に憑かれたピエロ(シェーンベルク)から創作意欲が・・
 アルト・フルート、ヴィオラの旋律と、朗唱の様な女声の歌唱との旋律
 打楽器の一音と休符の一瞬の間 その音の繋がり 何か繰り返しの音波動は 雨だれを連想させたり,弾かれたり、溶け合ったり・・左側にシロリンバ、ヴィオラ中央奥に打楽器群右側に女声、ギター、ヴィブラフォンと多彩な音色が・・しかも不調和にならず、特に終曲9曲目がドンドン音楽の拡がりが天空へ 天空へと・・小宇宙へと感じさせた

<シュル・アンシーズ>は、
 驚きの楽器構成ですね、ピアノ3台、ハープ3台、ヴィブラフォン、マリンバ、打楽器と音楽創造力,独創性が凄いですね・・吃驚です
 聞く前は、度のように料理するのかな?と想ってましたが・・意外と音波動は,煩くなく、騒がしくなく・・耳が、ピアノ3台の音の流れ、ハープの旋律の受け渡しと、打楽器の呼吸感が、音を追うのに忙しい・・
 総じて演奏者が若い30歳前後かな、技量が素晴らしいです,演奏者、指揮者もブーレーズの音楽理論を既に教育されていて、高度の音楽と、技量の高い演奏が・・

初見,初聴きで 現代音楽?正直眠くもならず、楽しめました。

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ブーレーズのこうした "今" を代表する作品で、
純粋な音楽の構成美が、音楽の未来を予見させる。
この作品の編成はとてもユニークで、3台のピアノ、3台のハープ、
3グループの打楽器というもの。
これらが舞台上にシンメトリックに配置され、
立体的な音響空間が創り出される。

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9月14日の公演「ブーレーズの肖像」は、ブーレーズ本人の
監修によるもので、しかも日本では水戸でしか聴くことのできない
貴重な公演となります。
時代の先頭に立ち未来を切り拓く作曲家、ブーレーズの横顔や、
演奏会で取り上げる作品について、ブーレーズ自身による解説などを、
担当学芸員がご紹介いたします。

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第二次世界大戦が終わって間もなくのこと。
戦争を引き起こした前の時代に逆戻りしたくはないという想いの下、
今まで聴いたことのないような新しい音楽を創っていこうと、
才能溢れる若い作曲家たちが、次々とそのキャリアをスタートさせた。
こうした前衛作曲家たちのなかでも、指導的な役割を担い、
先頭を走っていたのが、ピエール・ブーレーズである。

<ル・マルトー・サン・メートル>は、
ブーレーズが最も先鋭的だった時代の傑作。
戦中のレジスタンスの英雄と目された詩人、ルネ・シャールの
テクストが用いられている。
また、声、アルト・フルート、ヴィオラ、ギター、打楽器という
発音原理の異なる多彩な楽器が組み合わされている。
打楽器は東南アジアやアフリカの音楽を、
ギターの特殊奏法からは日本の箏の音さえ想起させる。
文化の垣根を越えた、
地球規模の新しい響の創出が試みられているのだ。
ストラヴィンスキーは、1957年、この作品を
「今の新しい時代の中で真に価値ある唯一の作品」と称している。

1970年前後から、ブーレーズの作品に変化が見られるようになる。
その変化は、戦後の闘争から自由になり、より大きな視座で
音楽を眺めるようになったとでも言えそうだ。

<シュル・アンシーズ>は、
ブーレーズのこうした "今" を代表する作品で、
純粋な音楽の構成美が、音楽の未来を予見させる。
この作品の編成はとてもユニークで、3台のピアノ、3台のハープ、
3グループの打楽器というもの。
これらが舞台上にシンメトリックに配置され、
立体的な音響空間が創り出される。
また、すべての奏者に名人芸が要求されており、
華麗な妙技の競演が行われるという点も、魅力のひとつだ。

ブーレーズは、今回の演奏会の出演者として、
次世代の若い才能たちを選出した。
指揮者は、ジャン・ドロワイエ。
<ル・マルトー・サン・メートル>に出演する歌手は、
ヒラリー・サマーズ。

2人ともブーレーズが大きな信頼を寄せる俊英である。
 そして、器楽演奏者について、ブーレーズは、現在、
氏が後進の育成のために心血を注いでいる、スイスのルツェルン国際
音楽祭の中で実施している、ブーレーズ・アカデミーに参加する
若く優秀な音楽家たちを推薦した。
ブーレーズ・アカデミーは、2004年から本格的に開始されており、
オーディションに合格したおよそ30にも及ぶ国の若者たちが、
毎年 8~ 9月にかけての3週間、現代作品の演奏の研鑽を積んでいる。
水戸での公演には15名の精鋭たちが参加する。

水戸公演に先立ち、今年のルツェルン国際音楽祭で全く同じ出演者、
プログラムの演奏会が予定されている。
ルツェルンで、ブーレーズ立会いの下、徹底的なリハーサル、
そして演奏会を経て、彼らは水戸に乗り込んでくる。
巨匠ブーレーズの奇蹟とも呼べる音楽探究の道程が、
21世紀を担う新しい世代に受け継がれようとしている。

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「ブーレーズの肖像」 監修: ピエール・ブーレーズ
監修: ピエール・ブーレーズ
2007年 9月14日(金)19:00開演(18:30開場) 水戸芸術館コンサートホールATM
指揮:ジャン・ドロワイエ
メゾ・ソプラノ:ヒラリー・サマーズ
器楽:ルツェルン・フェスティヴァル・アカデミーの演奏家たち
▼プログラム
ブーレーズ:ル・マルトー・サン・メートル
(「主のない槌」1953作曲/55改訂)
(アルト、アルト・フルート、ヴィオラ、ギター、3パーカッション)
-- それは、かつてストラヴィンスキーが「今の新しい時代の中で
真に価値のある唯一の作品」と賞賛した20世紀不朽の名作!
ブーレーズ:シュル・アンシーズ(1996作曲/98改訂)
(3ハープ、3ピアノ、3パーカッション)
-- それは、3台のピアノ、3台のハープ、3群の打楽器から編成された、
音楽の未来を切り拓く音楽!

主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
共同制作:ルツェルン・フェスティヴァル・アカデミー 助成:芸術文化振興基

11日 キエフウクライナ歌劇場  エフゲニー・オネーギン

2007-09-12 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
 新国立で外来オペラを観るのは二度目です・・チェコプラハ・国民歌劇場以来ですね・・
 歌手陣が上手い女声,男声の主役4名と脇も良いですね・・合唱、バレエも良い,衣装も綺麗・・オケは?かな・・木管の技量に難が、でも、音楽の流れが良くアンサンブルの悪さを帳消しに

 歌手陣の充実振りには驚き・・耳を見張る・・席は天井桟敷4階4列中央とオケ,指揮振り見えず・・3幕の始め指揮者を・・金髪・・カツラ?何と女性指揮者 音楽に性別は関係無いですね・・実に音楽に劇性がタチヤーナの心理描写も上手いですね

 題名がオネーギン の人生と言うより、タチヤーナの人生を・・・

 オネーギンとの再会が、グレーミン公爵の妻になつていたタチヤーナのオネーギン想いと今の幸な生活を・・揺れ動く感情表現が上手い・・弱声の歌唱から時の流れを感じさせる
 グレーミン公爵の妻タチヤーナへの想い・・バスの声も良いですね

初見,初聴きでしたが・・実にバランス良い歌劇場ですね・・楽譜が色あせ、テープで補強した物を使ってました、まだ,経済的には豊かな国では無いのかな??

ウクライナ国立歌劇場(キエフ・オペラ )   新国立 4F4-32 9千円・安い

     タチヤーナ姉 ・テチヤナ・ハニナ  
エフゲニー・オネーギン ・ヴォロディミル・オペンコ
       オリガ妹 ・テチヤナ・ピミノヴァ  
      レンスキー ・ドミィトロ・ポポウ
グレーミン公爵(タチヤーナの夫) ・ボフダン・タラス 
     ラーリナ母親 ・ナタリア・モイセーエヴァ
 フィリーポエヴナ乳母 ・アンジェリーナ・シヴァチカ
ザレッキー(決闘の介添人) ・ヴァシーリ・コリバビュク
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華やかな舞踏会や決闘。ロシアの青年貴族と、
裕福な地主娘タチヤーナのすれ違う恋心
「タチヤーナの手紙の場」「黄金の日々はどこへ」
叙情的で哀愁漂うチャイコフスキーのメロディー!
エフゲニー・オネーギン
ピョートル・チャイコフスキー作曲 全3幕
演出:モロストワ
 19世紀初頭のロシア。地方貴族の夢見がちな少女タチヤーナは、都会的で憂鬱な雰囲気を持つ青年オネーギンに恋をする。彼は冷ややかに拒絶して戯れに妹のオリガを誘い、その婚約者である友人と決闘となる。数年後、美しく成長し公爵夫人となったタチヤーナと再会したオネーギンの心は揺れ…。
  プーシキンの小説をオペラ化した、チャイコフスキーの代表作。

実力ある歌手を揃えた歌劇場が、オペラ史に燦然と輝く傑作オペラを上演。
伝統ある劇場の、練り上げられたアンサンブルによる名作の魅力を味わえる。
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ウクライナ国立歌劇場(キエフ・オペラ)の昨年の初来日公演は、日本でのこの「未知のオペラ・ハウス」の「現在の充実」を改めて教えてくれた。
140年の長い歴史を持つこのキエフ・オペラは、ロシア革命を経て旧ソビエト連邦下に組み込まれた。ウクライナ人とロシア人という民族で構成されるウクライナは、広大で肥沃な土地に恵まれ、ソ連の物心両面を支える国であった。帝政ロシアの時代もソ連時代も、ウクライナはロシアに支配され搾取されてきた。旧ソ連時代の「三大オペラ・ハウス」と言えば、モスクワのボリショイ歌劇場、レニングラード(現サンクトペテルブルク)のマリンスキー劇場(キーロフ・オペラ)、そして、キエフ・オペラを指していたが、ソ連の国策がモスクワの中央集権主義であり、そのモスクワのボリショイ劇場こそが国の芸術的威信の象徴であったため、実力のあるオペラ歌手は、最終的にボリショイに集められ他の2つの劇場は、ボリショイへの登竜門としての位置付けにあった、とも言えた。
  1991年のソ連の崩壊に伴い、ウクライナは国民の悲願であった独立を果たした。ウクライナ人の名歌手は、ウクライナで働けるようになった。モスクワに吸い上げられなくなったのだ。このソ連の崩壊と共に、サンクトペテルブルクのキーロフ・オペラが目ざましい発展をとげたのもまた、モスクワの中央集権崩壊と密接に関係している。
 帝政ロシアの時代からキーロフ・オペラ、キエフ・オペラは、モスクワより、よりヨーロッパに近い立地条件という事もあり、ロシア・オペラと共に、西欧のオペラの上演も盛んに行われていた。それらの長い伝統は、ソ連時代も失われる事はなかった。芸術的伝統と共に、豊富な人材を誇るウクライナは、ソ連の人材搾取の無くなった現在、どれだけ優秀な歌手を擁しているか、という事を、昨秋の来日公演は証明してくれた。自国の歌手だけでこれだけ実力のある人材を揃えている歌劇場は、キーロフとキエフだけではないだろうか。
 そのキエフ・オペラは、十八番である劇場縁りのチャイコフスキーの名作「エフゲニー・オネーギン」を筆頭に、ヴェルディ中期の傑作であり、旋律美と劇性にも溢れた「リゴレット」、プッチーニの抒情的メロドラマの傑作「ボエーム」と、ヴェリズモ的手法による劇的な大作「トスカ」の四演目を用意して再来日を果たす。いずれもオペラ史の中に燦然と輝く傑作オペラであるが、登場人物に人材を必要とする大作であると共に、アンサンブルの精度も不可欠な作品ばかりである。スター・システムの西欧の劇場とは一味違う座付き歌手での上演を基本とするキエフ・オペラの公演は、豊富な歌手陣を抱えるこの伝統ある劇場の練り上げられたアンサンブルによって、この名作の数々の魅力を味わわせてくれるに違いないだろう。 國土潤一(音楽評論家)

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【ステージ随想 客席から】ザルツブルク音楽祭 歌劇「エフゲニー・オネーギン」
8月26日8時1分配信 産経新聞
 ■濃厚なロマン主義を体現
 モーツァルトの故郷、オーストリアのザルツブルク音楽祭は昨年、彼の生誕250年を記念して22の歌劇の全上演を敢行した。そのモーツァルトの明快さの裏を行くというのか、「理性の暗闇の側面」という今年のモットーには濃厚なロマン主義志向が感じられる。
 それをよく体現していたのは、チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」(8日、ザルツブルク祝祭大劇場)である。原作は、1820年代のロシア社会を映した百科事典だといわれる、プーシキンの同名の韻文小説。
 退屈した都会児オネーギンが、田舎の地主の娘で文学に夢中なタチアナの妹オリガに言い寄って、婚約者で詩人のレンスキーを怒らせる。ついに決闘沙汰(ざた)になって、彼を殺してしまう。3年の放浪ののち戻ってきたオネーギンは再びタチアナに出会うが、彼女は老将軍グレミンの夫人に納まっていた。オネーギンの求愛は退けられ、絶望のふちに沈む。だがタチアナも愛のない生活に甘んじ続けねばならない、という筋書きは作曲者が手を入れたオペラ台本でも保たれている。
 近代の夜明けに直面した若い主人公たちの心理の明と暗の両面の叙情的な表出に、チャイコフスキーの音楽は絶妙に成功している。第1幕の頂点をなすタチアナの「手紙の場面」や、第2幕で、決闘を前にしたレンスキー(ヨーゼフ・カイザー)が青春を回想するアリアなどの絶唱に続き、第3幕では、フェルッチョ・フルラネットが若い妻を得たグレミンの幸せを演じ歌った貫禄に最大の拍手が集まった。
 女流のアンドレア・ブレートの演出は、ロシア社会の近代化の遅れに焦点をあて、タチアナの女性としての自己解放への共感を見せた。オーケストラはダニエル・バレンボイム指揮のウィーン・フィル。チャイコフスキー一流の情緒とは距離を保ちつつも、絢爛(けんらん)さに欠けるところはなく、終演後、全員が舞台に呼び出された。
 (東京大学名誉教授 高辻知義)

棟梁日誌 この方音楽の専門家ですか・・ご紹介です

9日 東京二期会オペラ劇場 『仮面舞踏会』

2007-09-10 | 藤原歌劇団 ・二期会
 意外と楽しめました,歌手陣が良い出来でした・・
一幕から
 リッカルド・樋口、テノール全開ですね・・果敢に高音に挑戦,破綻の限界線まで・・好感持てます、飛ばしすぎかな?終幕で高音声域で息切れ感もありましたが・・総じて安定した歌唱で・・終幕の弱音声域と死する演技に惹きこまれます・・
 アメーリア・大山 歌唱が大きく、伸びやかな声質で好みですね・・終幕まで安定した歌唱で・・リッカルドへの思いと、夫への忠誠心の狭間で揺れる感情表現も巧い・・
 アメーリアの夫・青山・・妻への疑念、リッカルドへの復讐から殺害への感情表現も巧い
 占い女・清水・・劇の鍵かな、実に演技,歌唱も良く存在感が際立ってます、メゾアルトですか・・好みの声ですね。
 合唱も上出来では・・芯があり,全体の響きに力強さもあり,優れもの

読み替え、置換えで・・政局の権力争い・・人間模様を連想させ面白かった・・
占い・細○ リッカルド・安○ アメーリア・小○ 
アメーリアの夫・麻○ 殺害仲間・小○・・観ながら、ひねた連想を感じました

指揮: オンドレイ・レナルト・・お歳は何歳?音楽の流れが良いと感じました、歌手陣が気持ち良く歌う,引出し方が上手いと感じましたが・・只、オケは??特に木管フルートに歌が無く,音符をなぞる演奏かな、演奏者が 歌わない・・歌わない・・占いの場面の劇的な響きはハットし、耳を傾ける音色はありました・・ティンパニが特に核心な響きが上手い,巧いですね ・・・
 オケは年に数回もオペラ演奏しないので,期待できませんが歌を聴いてない,奏でてない印象が、技量の問題も・・オケのマイナス部分を引いても、音楽の持つ重厚な響き,劇性で楽しめました。

2007年9月9日 仮面舞踏会       上野・文化会館 4F2-28 5千円・安い
台本:アントーニオ・ソンマ    ジュゼッペ・ヴェルディ

指揮: オンドレイ・レナルト
演出: 粟國 淳

装置: 横田 あつみ
衣裳: アレッサンドロ・チャンマルーギ
照明: 笠原 俊幸
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ウォーウィック伯爵リッカルドボストン知事 樋口 達哉
レナート,リッカルドの秘書 アメーリアの夫 青山 貴
アメーリア    大山 亜紀子
ウルリカ, 占い女 清水 華澄
小姓オスカル    日比野 幸
水兵シルヴァーノ  斉木 健詞
伯爵の仇敵サムエル 境 信博
伯爵の仇敵トム  畠山 茂
    判 事  田 正人
アメーリアの召使 森田 有生
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合唱: 二期会合唱団    管弦楽:読売日本交響楽団

主催: 財団法人東京二期会/読売新聞社/財団法人読売日本交響楽団
協賛: /LAWSONTICKET
助成: 財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団/
財団法人ロームミュージックファンデーション/社団法人私的録音補償金管理協会

仮面舞踏会   オペラ全三幕字幕付原語(イタリア語)上演
  東京二期会オペラ劇場 平成19年度文化庁芸術創造活動重点支援事業
 まだ植民地である時代のボストン。知事のリッカルドは部下のレナートの妻アメーリアに密かに心を寄せている。成就しない恋に悩むリッカルドは「人を惑わす」と訴えられた占い女ウルリカのところに身分を隠して訪れる。そこでアメーリアも苦しい恋を隠していることを知り、彼女に会うために真夜中の処刑場に向かう。そこで二人は愛を告白。そこにレナートが現れる。彼は迫る反逆の危機をリッカルドに急報しに来たのだった。リッカルドはこの婦人の身の安全を知事に変装したレナートに委ね、急ぎ去る。レナートは危機を前にして自分の上司が密会していたのは、何と他ならぬ自分の妻であることを知る。レナートは名誉を汚されたとして、妻に自害を要求、敵であった暗殺団の仲間に入る。ついに運命の仮面舞踏会が……

東京二期会 08,2月のワルキューレ・・指揮飯守さん に期待します。

8日 チューリッヒ歌劇場  ばらの騎士

2007-09-09 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・


8日 二度目で演出にも慣れ、落着いて聴けました カサロヴァが全開です一幕から聴かせてくれます、二重唱も初日より良かったと思いますニーナ・シュテンメは最高潮は初日かな・・ヤヤお疲れ気味
二幕が楽しめました、オックス男爵(Br)/ アレフレッド・ムフ の存在感が歌唱も初日は声量は有るが??と思ってましたが、余分な力も抜け・・演技,歌唱も素晴らしい
 そして、ワルツが絶妙な味が粋で、しかも時の流れ貴族社会が・・時に翻弄されて行く時代の明 闇 影を奏で最高ですね・・
三幕もオックス男爵と女装したオクタヴィアンの絡みの洒落っ気、歌唱も上手い・・
パパ パパ と子供達も・・可愛い・・NHK児童合唱
 一転・・三重唱で実に美しい・・染み込みます・・涙ものです
伯爵夫人の孤独感、大人の愛・・諦め そして若き二人の恋 二重唱と美しい・・
 今日はカサロヴァとアレフレッド・ムフ に惹きこまれました。
 二度観て,違った印象を受けるのも生の醍醐味ですね、総じて高水準のオペラでした
メスト氏が小澤の後任で、ウィーン歌劇場の音楽監督へ成功間違いないですね。

初日 指揮者とヴェッセリーナ・カサロヴァ が目当に観に行きました。
 今も、放心状態です・・1幕から歌唱、オケ力、精緻なアンサンブルが・・凄いです
1幕終幕の侯爵夫人(S)/ ニーナ・シュテンメ の孤独感、恋、低声域の美しさ,弦の刹那、陰影、陰陽に富んだ旋律が美しい オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ との恋,愛の重唱も素晴らしい・・惹きこまれます 乳白の格子が明と闇をその暗さは伯爵夫人の心の投影であり・・孤独感、人は時とともに・・年輪を重ね・・顔に刻まれていく しわが・・
 2幕が舞台設定が??かな
3幕、伯爵夫人の存在感が際立ってますね
オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ ゾフィー(S)/ マリン・ハルテリウスとの若き恋に 伯爵夫人の諦め・・この対称観がたまらないですね・・
 二重唱、三重唱の見事さ・・旋律が,実に美しい・・バラの香りは 心を悩まし,心を豊かにし・・顔に,心に しわを刻む
 テノール歌手でピョートル・ベチャーラが歌ってました アルフレード・ジェルモンで本領発揮かな・・

R. シュトラウス作曲  歌劇「ばらの騎士」 / Der Rosenkavalier
全3幕 原語上演日本語字幕付 / 初日 1F38-26 23,000円・安い
                 8日 1F 38-36 23,000円・安い
2007年9月8日(土)14:00開演 / 18:20終演予定
会 場 Bunkamuraオーチャードホール

陸軍元帥ヴェルデンベルク侯爵夫人(S)/ ニーナ・シュテンメ
 オクタヴィアン(Ms)/ ヴェッセリーナ・カサロヴァ
 ゾフィー(S)/ マリン・ハルテリウス
 レルヒェナウのオックス男爵(Br)/ アレフレッド・ムフ
指揮 フランツ・ウェルザー=メスト
管弦楽 チューリッヒ歌劇場管弦楽団
合唱 チューリッヒ歌劇場合唱団    演出 スヴェン・エリック・べヒトルフ
装置 ロルフ・グリテンベルク     衣装 マリアンヌ・グリテンベル
照明 ユルゲン・ホフマン
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1834年にチューリッヒに初の常設劇場が誕生。
アクツィエン劇場である。ここは、当時チューリッヒに亡命中だったリヒャルト・ワーグナーの活動の場になった。後に、この劇場は火災のために焼失してしまい、1891年になってからベルヴュー宮殿の近くに、現在の建物が完成。
チューリッヒ歌劇場の歴史は、華やかなハイライトに彩られている。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーのキャリアはここからスタートし、リヒャルト・ワーグナーの「パルジファル」が、初めてバイロイト以外で上演されたのは、1913年のこと。ブゾーニ、ヒンデミット、R.シュトラウスなど著名な作曲家たちが、チューリッヒの音楽と劇場の発展に大きな影響を与え、ベルク作曲「ルル」、ヒンデミット作曲「画家マティス」、シェーンベルク作曲「モーゼとアロン」など、多くの作品の初演や世界初演が行われた場所でもある。
1975~86年まで総裁を務めたDr.クラウス・ヘルムート・ドレーゼのもとで、チューリッヒ歌劇場の水準は著しく向上。中でも、ニコラウス・アーノンクールを指揮、ジャン=ピエール・ポネルを演出家兼舞台美術家として招いて開催した、「モンテヴェルディ・チクルス」は国際的に高く評価されている。
1991/92年のシーズンからは、アレクサンダー・ペレイラが総裁に就任。そのシーズン・オープニングは、ロバート・ウィルソン演出による「ローエングリン」。この作品はちょうど100年前に市立劇場のオープニングを飾った演目でもある。
チューリッヒ歌劇場は1995年に州立劇場になった。このシーズンから、それまでロンドン・フィルの首席を努めていた、フランツ・ウェルザー=メストが歌劇場の首席指揮者に就任。
2002年9月から、ウェルザー=メストは、クリーヴランド管弦楽団の首席指揮者を兼任しているが、チューリッヒ歌劇場との結びつきは変わることなく、2005年9月には音楽総監督に就任。 2007年9月に、待望の初来日公演を行う。

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秋川雅史もショック「パバロッティがテノール身近に」 9月7日17時2分配信 夕刊フジ
 「テノールという分野を世界中の人々に身近にした人であり、オペラ界のその何百年の歴史の中でも最も功績を残した人と言えるでしょう」
 (オペラの貴公子ともてはやされる)・・(オペラで聴いたことありませんが)・・秋川雅史(39)も大きなショックを受けたルチアーノ・パバロッティ氏の悲報。
 1988年「第3回ルチアーノ・パバロッティ・コンクール」で優勝したソプラノ歌手、中丸三千繪(47)は、その恩恵でヨーロッパデビューを果たした。
 「コンクールに通り、ステージの袖で私が、『終わった、終わった!』と騒いでいると、ばったりとパバロッティに会い、『終わったんじゃない。これから始まりだ』と言われたのがすごく印象的でした」
 バブルが弾けるころ、スペイン人のプラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスとともに「3大テノール」公演で世界を駆け回った。ギャラの取り分はパバロッティが最も多く、「日本公演では3億5000万円とも。オペラでは邪道だったマイクを通じた公演でも、高額チケットが飛ぶように売れた」(音楽界関係者)と一部で商魂への批判も飛び出した。だが、中丸はこう話す。
 「3大テナーのみなさんはものすごいキャリアだったが、バブル当時は一般に知られていなかったため、興行主がコンサートを仕掛けた。それはそれでいい。劇場ではマイクを使っていないし、場所が大きいところで、マイクを使うという発想は、それまでなく、後にミュージカル出身のサラ・ブライトマンら癒やし系に道を拓いた」
 それまでにもニューヨークのセントラルパークで無料コンサートを開くなど、パバロッティの発想は常に型破りだった。マイクがあろうとなかろうと、「マリア・カラスのように一声聞いただけでわかる強烈な個性」(中丸)だったのだ。
 昭和音大学長で、日本のテノール歌手の草分けの五十嵐喜芳(78)も、「太陽のような、最もイタリア的な声を生で聞けなくなり寂しい」と嘆く。
 いったん引退を表明したが、06年のトリノ冬季五輪では開会式に登場。プッチーニのオペラの中の「誰も寝てはならぬ」で衰えぬ声量を響かせた。
 五十嵐は言う。
 「低音から高音まで同じ線に沿って歌える特別の声の持ち主。ああ歌うまでには、相当苦労したと思う。私が新国立劇場オペラ部門の芸術監督をやっていたとき、ギャラが高く呼ぶことはできなかったが、一ファンとしてずっと好きだった」
 すい臓がんで、71歳の生涯を閉じた。
チューリッヒ歌劇場
許光俊氏のばら批評
eプラス



ヴェッセリーナ・カサロヴァ がフレーニと共演・・スペードの女王から


故パバロッティ氏に30億円の負債=イタリア紙(時事通信) - goo ニュース

7日 チューリッヒ歌劇場   歌劇「椿姫」/ LA TRAVIATA

2007-09-08 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・

 台風の影響で風が強かったですね・・イタオペの風は、すれ違い風・・私は消化難・・
ヴィオレッタ・ヴァレリー(S)/ エヴァ・メイ
アルフレード・ジェルモン(T)/ ピョートル・ベチャーラ
ジョルジョ・ジェルモン(Br)/ レオ・ヌッチ
 何れもフレーズが長い,タップリ歌わす、間延びの限界点かな?
一つの歌唱が終わると 間 一つの歌唱と 心のもどかしさ,すれ違い、自責・・
 すれ違い・・
ヴィオレッタのアルフレードへの愛・・すれ違い
アルフレードのヴィオレッタへの愛・・すれ違い
パパジェルモンの家、兄姉を守る、権威・・子供への・・すれ違い
 道にはずれた 人々は
ヴィオレッタの死をもって・・愛の風・・別れの風・・後悔の風

G.ヴェルディ作曲 歌劇「椿姫」/ LA TRAVIATA
2007年9月7日(金)19:00開演 / 21:50終演予定  2F7-27 18,000円・妥当な額
会 場 Bunkamuraオーチャードホール
ヴィオレッタ・ヴァレリー(S)/ エヴァ・メイ
アルフレード・ジェルモン(T)/ ピョートル・ベチャーラ
ジョルジョ・ジェルモン(Br)/ レオ・ヌッチ

指揮 フランツ・ウェルザー=メスト
管弦楽 チューリッヒ歌劇場管弦楽団
合唱 チューリッヒ歌劇場合唱団     演出 ユルゲン・フリム
舞台進行 クラウディア・ブラーシュ    装置 エーリッヒ・ヴォンダー
衣装 フローレンス・フォン・ゲルカン   照明 ヤコブ・シュロスタイン
振付 カタリーナ・リュア

エヴァ・メイ
イタリア・ファブリアーノ生まれ。
フィレンツェのルイジ・ケルビーニ音楽院で学び、1989年に同音楽院を卒業。翌年、ウィーンで開催された国際モーツァルト・コンクールでコンスタンツェを歌って、カテリーナ・カヴァリエーリ賞を受賞。また、1990年には同じコンスタンツェでウィーン国立歌劇場デビューを果たしている。

レオ・ヌッチ
イタリア・ボローニャ近郊の生まれ。
ボローニャで開催された声楽コンクールに入賞したのをきっかけに、スポレートでロッシーニのフィガロを歌いデビュー。1977年、フィガロ役でミラノ・スカラ座にデビュー、また1978年にコヴェントガーデンで急遽代役としてミラーを歌ったことがきっかけとなり、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本など、世界各地での活躍の場を広げる。

ピョートル・ベチャーラ ポーランド生まれ。
1996年にチューリッヒ歌劇場にデビューして以来、同劇場で数々のパートを歌っている(タミーノ、ベルモンテ、エルヴィーノ、オロンベッロ、ドゥカ、イエニク、レンスキー、アルフレード)。チューリッヒ歌劇場でパートデビューを果たした「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオ役で、2006年ザルツブルク音楽祭に出演。
他にも、バイエルン州立歌劇場(アルフレード)、ミラノ・スカラ座とメトロポリタン歌

1834年にチューリッヒに初の常設劇場が誕生。
アクツィエン劇場である。ここは、当時チューリッヒに亡命中だったリヒャルト・ワーグナーの活動の場になった。後に、この劇場は火災のために焼失してしまい、1891年になってからベルヴュー宮殿の近くに、現在の建物が完成。
チューリッヒ歌劇場の歴史は、華やかなハイライトに彩られている。ヴィルヘルム・フルトヴェングラーのキャリアはここからスタートし、リヒャルト・ワーグナーの「パルジファル」が、初めてバイロイト以外で上演されたのは、1913年のこと。ブゾーニ、ヒンデミット、R.シュトラウスなど著名な作曲家たちが、チューリッヒの音楽と劇場の発展に大きな影響を与え、ベルク作曲「ルル」、ヒンデミット作曲「画家マティス」、シェーンベルク作曲「モーゼとアロン」など、多くの作品の初演や世界初演が行われた場所でもある。
1975~86年まで総裁を務めたDr.クラウス・ヘルムート・ドレーゼのもとで、

フランツ・ウェルザー=メストが歌劇場の首席指揮者に就任。
フランツ・ウェルザー=メスト
2002年9月から、ウェルザー=メストは、クリーヴランド管弦楽団の首席指揮者を兼任しているが、チューリッヒ歌劇場との結びつきは変わることなく、2005年9月には音楽総監督に就任。 2007年9月に、待望の初来日公演を行う。オーストリア・リンツ生まれ。
1986年にロンドン・フィルを指揮したコンサートで国際的に注目され、ロンドン・フィルの音楽監督に任命される(1990年-1996年)。1995年秋には、チューリッヒ歌劇場の首席指揮者に就任し、その後7年間にわたり、毎シーズン5作品ほどのプレミエを振ってきた。
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スイス映画が
『僕のピアノコンチェルト』スイスの“神童”テオ・ゲオルギュー来日コンサート開催
9月4日12時46分配信 cinemacafe.net
『僕のピアノコンチェルト』、
 第1回ローマ国際映画祭観客賞、AFI2006観客賞、2007年スイス映画賞最優秀作品賞と数々の賞を受賞した、美しいピアノ曲とスイスの大自然を背景に描き出される感動作『僕のピアノコンチェルト』。多くの才能をもって生まれた主人公・ヴィトスを演じたテオ・ゲオルギューがフレディ・ムーラー監督とともに初来日し、8月30日(木)、クラシックの名門・紀尾井ホールにて公開記念コンサートを行った。( この映画のフォトギャラリー )
 何を隠そう、テオ本人も弱冠15歳で、すでにプロとして世界各国で数々のコンサートをこなしている天才ピアニスト。2004年サンマリノ国際ピアノコンクールで優勝、同年ドイツ・ワイマールで行われたフランツ・リストコンクールでも優勝。現在はロンドンの名門音楽学校、パーセル・スクールに在学中の彼は、まさしくスイスの“神童”だ。そんな彼が本作に出演したのは3年前。当時からなんと20センチ以上も身長が伸び、立派な美青年に成長したその彼の変貌ぶりに、客席からは大きな歓声が上がった。
 自己紹介と挨拶を終えると、すぐにテオのピアノソロがスタート。ショパンの「舟歌 嬰ヘ長調」、スカルラッティの「ソナタ ホ短調」、そして難曲と言われるリストの「パガニーニ大練習曲集第3番 ラ・カンパネッラ」を演奏した。観客はまるで魔法使いのように鍵盤を自在に操るテオの指使いと、そのスマートな体からは想像もできないほどのダイナミックな演奏ぶりに圧倒された様子。休憩をはさんで行われた第二部では、東京ニューシティ管弦楽団とともにベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第3番ハ短調」を堂々と演奏し、場内の熱気は最高潮に。テオの一挙手一投足に注目が集まった。また、初の共演となったオーケストラとの息もばっちりで、耳の肥えた日本のクラシックファンからは盛大なスタンディング・オベーションを受けた。
 鳴り止まない拍手の中、幕を閉じたテオの日本デビューコンサート。足を運べなかった人も、『僕のピアノコンチェルト』サウンドトラックCD(ソニーミュージックエンタテインメントより発売中/2,520円<税込>)を手にとって、ピアノクラシックの世界に浸ってみては? 『僕のピアノコンチェルト』は晩秋、銀座テアトルシネマほか全国にて公開。

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パバロッティ氏が死去
私は横浜1993年で、メト・愛の妙薬ネモリーノで最初で最後の鑑賞でした・・軽い動き軽妙な演技、甘い声域が記憶に・・ファゴットに乗せたアリアが素晴らしく,楽しかった・・ご冥福を祈る
 伊テノール歌手、パバロッティ氏が死去
 【ローマ6日共同】輝かしい美声で世界のオペラファンを魅了したイタリアのテノール歌手、ルチアーノ・パバロッティ氏が6日午前、同国北部モデナの自宅で死去した。71歳。ロイター通信などがマネジャーの話として伝えた。
 ANSA通信によると、自宅で療養中だったパバロッティ氏は病状が悪化し、この数日の間に何度か意識不明に陥っていた。
 1935年、モデナ出身。61年、レッジョネレミリアの声楽コンクールで優勝し、同市立歌劇場で「ボエーム」のロドルフォ役を歌ってデビュー。典型的なベル・カント唱法と、張りのある高音で「キング・オブ・ハイC(高いドの王様)」とたたえられた。
 映画やテレビにも出演。プラシド・ドミンゴさん、ホセ・カレーラスさんとともに世界3大テノールと呼ばれた。各地で開かれた3人によるコンサートはテレビなどで世界各国に中継され、2002年に横浜市で開かれたサッカー・ワールドカップ(W杯)日韓共催大会を記念したコンサートでも3人で共演した。〔共同〕(14:57)パバロッティさん葬儀、故郷の教会で…10万人が弔 9月9日1時38分配信 読売新聞
 【ローマ=松浦一樹】6日死去したイタリアのオペラ歌手、ルチアーノ・パバロッティさん(享年71歳)の葬儀が8日、パバロッティさんの故郷である同国北部モデナの教会で行われた。
 葬儀にはクラシック界ばかりでなく、U2のボノさんらポップス界のスターたちやプローディ伊首相、アナン前国連事務総長ら各界要人も参列し、世界に慕われた名テノール歌手との別れを惜しんだ。
 「イタリア文化を代表する人物」(プローディ首相)の栄誉をたたえて、教会の上空を国軍機が編隊飛行するなど、国葬級の扱いとなった。
 パバロッティさんの遺体が安置されている教会では8日早朝から、市民らが長い列を作り、葬儀が始まるまでに約10万人が弔意を表した。

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 フレーズ(phrase)とは、
文法上の単語の集まり、句。
成句、文句、言い回し。キャッチフレーズ(キャッチコピー)など。
メロディ(旋律)のひと区切り。楽句。下記参照。
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音楽においてフレーズとは、いくつかの音符から成る階層的なまとまりをあらわす単位のひとつである。フレーズは楽譜に明示されないため、どこからどこまでをひとつのフレーズとして演奏するかは演奏者に任されることも多い。ただし、スラーがあるときにはスラーをひとつのフレーズとみなして演奏することがある。
 フレーズの作り方はいろいろなものがあるが、基本は、つぎのようである。
最後の音を弱くする。
最初の音は強めにする。
上行形ではだんだん強くする。
下行形ではだんだん弱くする。
フレーズの最高音がいちばん強くなるようにする。
音量に大きな段差ができることを避ける。
フレーズを設定すること、をフレージングという。

チューリッヒ歌劇場
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僕のピアノコンチェルト