熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

他責では問題は解決しない

2017-02-15 08:21:53 | Weblog
企業勤務時代に上司から「常に自責で考えること。他責で考えたのでは問題は解決しない」と言われていました。

困難な問題に直面すると、人は、どうしても他人の責任にしたがります。

しかし、これでは問題は解決しません。

99%他人の責任でも、1%の自分の責任を自覚して解決策を立案して実行する。

そして、他人の責任についても自分ができることはないかを考えて実行する。

この「他責で考えずに、自責で考えるという」という教えは、私の人生の座右の銘になりました。

しかし、政治家には自分が責任を取りたくないのか、他責を主張する人が多く、問題が解決できないばかりか、問題をさらに複雑にしてしまいます。

これも他責の典型例です。

安倍晋三首相は14日の衆院予算委員会で、2019年2月までに米軍普天間飛行場を運用停止するという政府と県の約束に関し「(翁長雄志知事と)一緒に考えることができなくなっている中で、5年(以内の運用停止)ということは難しい状況になっている」と明言したそうです。

今月の18日には残り「2年」となります。

赤嶺政賢議員(共産)の質問に答えたものです。

翁長知事の反対により、運用停止が進まないかのような答弁をした首相ですが、これではまるで翁長知事一人の責任のようで、安倍政権の責任はないとでも言わんばかりです。

他責では問題は解決しないのに。

特に、沖縄の米軍基地は、戦後70年以上の長きにわたって苦しめられている沖縄県民の気持ちに沿って解決策を提案することが大切で、それは、自責で考えることに尽くのですが。

安倍政権といい、トランプ政権といい、他責で考える政権の行く末は崩壊に向かうのでしょうね。








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