懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その16 島根県石見町の民家

2012年11月29日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 島根県石見(いわみ)町 現在は邑南(おうなん)町

島根県石見町に茅葺民家を探しに山道を走った。
行きは一般道で出雲市から浜田市まで走り浜田市で一泊して翌日、石見町から中国山地沿いの町村を走った。
この地域はそう茅葺民家の多いところではない。見つかれば儲けものと言った感じである。
旅は何かあれば立ち寄ってみる旅行である。鳴き砂の琴ヶ浜の前を走ったので立ち寄り砂の鳴き具合を体験してみた。鳴き砂はその砂浜ならばどこでも鳴くものではない。人が歩いた後の砂では鳴かない。波打ち際から二メートル以内の人の歩いていない乾燥した砂のところでないと鳴かない。また体重の重い者は鳴きにくい。体重の軽い人が擦り足で歩くとよく鳴く。
波打ち際の砂が鳴くのは波で砂の粒径と配置が揃い並ぶからではないか。人が歩くと配列が崩されてしまうので鳴かないのではないか。

石見町は瑞穂町、羽須美村と合併し邑南町になった。ここ四十年で人口が17900人が11900人に減少している。中国山地にも近く人口流出が多い。日本の山間地の抱えている問題がここにもあった。おいしい水、おいしい空気、美味しい食料の供給のために農山村で働ける産業を育成し農業の大規模化や効率化、林業の効率化が必要だ。また農山地の資源としての評価も高めないといけない。中国に買い占められない前に

石見町の民家は寄棟である。遠くに山が見え家の周りは木々に覆われ柿の実がなり石垣の積まれた田がありススキが生えまさに日本の田舎の風景である。子供頃からこんな風景を見なれた人々には懐かしい故郷を思うだろう、しかし、現在のように都会暮らししか知らない人にはこんな風景はどう映るのであろうか。田舎くせえ、コンビニも無いところで住めるか、刺激がねぇと言うのでというのであろうか







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