撮影場所 島根県旧吉田村
椎茸の栽培は今も盛んにやっていて懐かしい風景ではない。
杉林の下にホダ木を沢山並べている。懐かしいといえば茅葺民家とホダ木の風景が無くなった事である。
自分の家でも椎茸栽培をしたことがある。定年後に田舎暮らしをするための体験だった。
近くで寒冷紗で覆い椎茸の生産農家に見学にいった。そこはホダ木をブロックごとに水につけて一年中生産をしていた。
水に浸すと二週間後に椎茸が発生して収穫する。自然栽培だと春と秋しか発生しない。自然栽培のものは肉厚で濃厚な味だ。
どんな木を使うのかミズナラが作りやすいと教えてくれた。ミズナラがわからない。買えば簡単に手に入るがそれでは面白くない。木の勉強のために山間地を走り回り山の伐採をしているところで交渉してトランク一杯タダでもらって帰った。
調べてみると椎茸はドングリのなる木ならば何でもできる。少年マガジンを濡らして菌を植えれば発生するそうだ。