懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 通勤列車

2017年04月09日 | 蒸気機関車
撮影場所 兵庫県 播但線溝口周辺

朝の通勤列車を狙い冬の早朝にカメラを構える。車体が朝日で光輝く。
横から撮影する。横から撮るにはブレナイためにシャッタースビートが1/250か1/500は欲しい。天気の悪い日は辛い。

早朝の7時8時台の通勤列車を撮るには姫路からの一番列車の下りに乗らなくてはいけない。前日に来て泊まるか深夜に停まる特急寝台に乗せてもらうかである。
客車が走るのは利用客の多いのは早朝と夕方にまとまっていた。
蒸気機関車は毎日何十回も走っっていた。一年10年では物凄い数の列車が走っていたのに撮ったのは凄く少ない。毎日こんな通勤風景が繰り返されていたのに記録は少ないものだ。
余りにも普遍的な事は皆の目には留まらないのか

姫路行は深夜の寝台特急に特急券だけで乗せてもらったように思う。

今の様にみんなが車を持っていれば一般道を走り車中泊することもできた。
悲しいかな車など縁も無かった。

蒸気機関車の写真を撮ってどうするという目的も利用方法もないまま情熱だけで撮っていた。

ネガフィルムがスキャナーで電子化されパソコンで送信も印刷もできる時代がくるとは思いもしなかった。しかも自分が作者になりブログなどで発信できる時代がくるとは思いもしなかった。
40歳で早く亡くなっていればこんな機会に巡り合うこともなかった。
長生きはしてみるものだ。
こんな写真を撮っていたから役に立つ、人生に無駄なものはない。
IT革命で動けない高齢者も随分恩恵を受けている。