WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『偉大なる、しゅららぼん』(著者:万城目 学)

2014-10-05 20:29:41 | 本と雑誌
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)
価格:¥ 821(税込)
発売日:2013-12-13


数年前、右肩に突然激痛がはしり、1週間ほど、寝ても覚めてもすさまじい痛みが続いた。PCのマウスどころか、お箸ももてない。病院でレントゲンに写っていたのは、長さ3センチ以上の大きな石灰のかけら。骨から少しずつ溶け出した石灰質がかたまって、弾丸のような形になり、鋭利な角で筋肉と腱のあいだを押し広げている。「これは痛いね」とため息をつきながら医師がうってくれた大きな注射の鎮痛剤も、ここまで痛いとあまり効かず、歯を食いしばって我慢する日々になった。



石灰のかたまりが大きく育つまで何の存在感もなく、急に激しく痛み出したきっかけは、整体。首から肩、腕をほぐされて、あたる角度がずれたのだろう。以来、長時間のデスクワークでいくら肩や腰に負担がかかろうとも敬遠していたが、背骨と骨盤がゆがむとだんだん身長が低くなる驚愕の事実に、ここ最近また通いはじめた。その効果たるや絶大。背すじがピンとし、体が軽くなり、ぐっすり眠れる。免疫力も回復するそうだ。



今日はあいにく、行く途中に土砂降りの雨。台風18号が近づいているというので、早めに帰り、自宅で雨音を聴きながら読書。ちゃんと細部まで考えられたストーリーと、独特のゆるい間が絶妙である。ついでに岡田将生主演のDVDも借りてソファに寝そべり、ココアをすすりながら映画鑑賞。この1か月は週末ちゃんと休むと決めて、外は嵐だが気分的にはほんわかした平和な一日。明日は電車動くかしらん。