WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『三国志(7)』(著者:宮城谷 昌光)

2012-12-15 17:11:49 | 本と雑誌
三国志〈第7巻〉 (文春文庫) 三国志〈第7巻〉 (文春文庫)
価格:¥ 630(税込)
発売日:2011-10-07

昨年からずっとハードワークが続きストレスがたまっていたところに、春からのアトピー皮膚炎、輪をかけて夏の狂騒的な激務、少し落ち着いたと思ったら風邪からの気管支炎に胃炎と続き、さらにここ2ヶ月はもらい事故のようなひどい出来事がおきて心身ともに休まる時なく、実は今年は厄年だったのではないか・・・ 逆境は人を鍛えるというけれど、来年はいい年になりますように。


やっとここ数日、平穏な気持ちが戻ってきて、今日は朝から自宅の整理と片付け。朝おきたとき真珠色だった空が、ランチに出かけるときには冷たい霧雨がおちてくる低くたれこめた曇天に。12月に入っていよいよ寒くなってきた。部屋を暖めて、今週まったく手をつけられていなかったプレゼンテーション作りを始める。電話もメールもないと進みが速い。合間にあつあつのポトフを煮込み、読みかけの本の続きを読む。


前のめりに拓くような華麗なロマンと男くささのある北方謙三氏のと比べて、なんともゆったりした、文章に不思議な奥深さのある宮城谷版の三国志。私はどちらかというとこちらの方が好き。6巻を読んでからだいぶ時間があいてしまったが、すんなり後漢の世界へ。7巻では、赤壁の戦いのあと、曹操の魏、孫権の呉、劉備の蜀がじょじょに国としての形をとりはじめる。