WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『羊たちの沈黙(上)』(著者:トマス・ハリス 訳:高見 浩)

2013-01-20 19:13:57 | 本と雑誌
羊たちの沈黙(上) (新潮文庫) 羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2012-01-28

小さいころジョディ・フォスター主演の映画をTVで見てあまりに怖かったせいか、敬遠していたサイコミステリの王様。「六本指のゴルトベルグ」でレクター博士の弾く完璧かつ優雅なバッハのくだりからふと読みたくなって、丸善のミステリフェアで購入。精神異常者犯罪棟の冷たい独房、埃と蜘蛛の巣だらけのガレージから見つかる何年も前の首。「人類は人間の顔の下に、生きているものをむごたらしく傷つけることを愉悦する、人とは異なる何かを生み出すことがあるのだ。」 行間からゆらりと狂気がほのめいて、うう、大人になっても映像じゃなくても、やっぱり怖い。でも、読み出したらとまらない(笑)


先週はずっと忙しく、心臓が痛いくらいへとへとになったが、我々ブランドチームにとって歴史的な快挙があった。志半ばで去った仲間からバトンを受け継いで、全員でやることを方針に、足りないものを地道に継ぎ足していった成果。クリスマスイブと、大雪の休日に出社した甲斐もあって、とても嬉しい。しかしこれで気をゆるめないで、ここからが本当の勝負。この週末は心静かに神社に詣で、厄落としもしたし、倦まずたゆまず大騒ぎせず、オトナの仕事を続けていこう。