わたしの心 

日々の出来事・感動などを日記にして公開したいと思います。
(管理人:Mrs.modest)

目線の高さ

2010年07月12日 | 思うこと
昨日の9:00~NHK「日曜美術館」のベラスケスについての番組再放送を途中から観たんですが…。
さすがアンコール番組だけあって、とても興味深く観ました。でも、最初から観ることができなかったことに後悔しきりで、さっそく再々放送(7/18)の録画予約をしておきました。

17世紀スペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)。最高傑作「ラス・メニーナス」では、画面の外にいる国王夫妻を鏡の中に描き込むことで、絵の外に広がる世界までも巧みに表現した。ベラスケスは宮廷のあらゆる人々を描いた。皇太子に仕える身体の小さな男の肖像画「セバスティアン・デ・モーラ」。人形のように座るポーズとは対照的な力強いまなざしが、男のもつ気高さを伝えている。屈指の天才画家とたたえられたベラスケスは、なぜ、すぐれた作品を生み出すことができたのか?なぜ、その人柄や胸の内までとらえるように描くことができたのか?
画家自身が残した記録はなく、長いあいだ謎とされてきたこの問いに、日本のベラスケス研究の第一人者・大保二郎さんが挑む。手がかりは、スペイン・プラド美術館による「ラス・メニーナス」のX線調査で明らかになった創作過程と、ベラスケスの出自にまつわる驚くべき新事実。浮かび上がってきたのは、絵の中でしか本当の自分をさらけだすことができなかったベラスケスの過酷な運命と、その中で葛藤(かっとう)する生々しい姿だった。人間の尊厳とは何かを絵の中で問い続けずにいられなかった、ベラスケスの心の奥に迫る。
                            (NHK「日曜美術館」より)

そこで、番組後半を観た中で、理解したことを一つ。
ベラスケスは、対象する人間よりも低い目線で誠実に描く画家。
これって、すごい!
画家とは限らず、人間往々にして目線を対等か高くおいて、対象を見てしまう。
相手を理解・見抜くためには、低い目線の方が確実なのかも。
そうだ!このことは是非政治家に、実行してもらいたいものです。
でも、当選した途端に上から目線になちゃうんだろうなあ。
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