細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

座頭市

2005-11-08 00:24:15 | 映画
テレビで映画を見たのは久々でした。今まで時代劇は好みではなかったため(座頭市を時代劇でくくるのは失礼かも知れませんが)、勝新のものを含めて座頭市を見たことはありませんでした。CMが入るテレビ放映だと途中で興ざめになるケースが多いのですが、偶然やっていた座頭市に、最後まで見入ってしまいました。今から振返ると、ストーリーは単純だし、主役級を除くと役者の演技もイマイチなのですが・・・。これだけ引きつけられるのは、映像の妙と、ビートたけしさんの醸し出す雰囲気ゆえでしょうか?二人のたけしさんが登場する映画も現在上映中ですので、どこかで見に行ってみたいと思っていました。
たけしさんとは、TVタックルで何度かお会いする機会がありました。我々、ぺーぺーの出演者からすると、安々とは声をかけがたい雰囲気を持った方です。とっつきにくいとか、偉そうという意味ではなく、芸能人としての格が織りなす風格と言ったところでしょうか。芸能界同様、政治家も「何を言うか」ではなく「誰が言うか」で結論が変わってくることが多々あります。私などは、まだまだですが、いずれは良い意味での風格を見につけたいものだと思います。

2005年体制

2005-11-06 21:45:22 | 国会活動
国会終了間際から新内閣に世間の関心は移ってしまいましたが、特別国会を振り返り、民主党の国会での闘い方について少々分析します。

対案路線を掲げてスタートした前原民主党は、42日間という短い期間に19本もの対案を提出しました。党内では、数で劣る民主党が対案を提出したところで国会審議すら保証されておらず、エネルギーの無駄遣いではないかとの批判的な意見もありました。

55年体制下の社会党には批判勢力としての存在意味がありました。自民党も国会運営をスムーズにするために、一定の譲歩を続けてきました。この数年間、民主党が牛歩や審議拒否などの物理的抵抗をしても何ら得るものはありませんでした。政権を脅かされている与党は、野党に対してより強硬になります。結局、民主党は審議拒否をしては世論の支持も得られず、腰砕けという最悪のパターンを繰り返してきました。

55年体制が崩れた1993年から2005年までは、二大政党制への長い過渡期であったと感じています。2005年体制では、民主党は国会でGood loserであること(多数決で潔く敗北すること)を恥じるべきではないと私は考えます。

民主党が国会でやるべきことは二つ。第一に、重要政策で国民に選択肢を示し、次の選挙の判断材料を提示することです。今後も、重要法案で対案(少なくとも考え方)を示すのは我々の責任です。もう一つは、国会論戦やメディアを通じて世論を喚起することです。議員年金や特別会計の問題では、世論が与党の地殻変動を誘発し、改革が前に進みました。改革競争では、与党に手柄を取れることを恐れてはなりません。

分析の詳細は両忘記と題したメルマガで出していますので、http://blog.mag2.com/m/log/0000058989よりご覧下さい。

腹中書あり

2005-11-05 20:59:43 | 忙中閑あり
このところ、中国古典に凝っています。今、読んでいるのは「荘子」。「胡蝶の夢」で知られる荘子は、偏によっては詭弁にも読めるのですが、何ものにもとらわれない万物斉同の思想は、永田町で煮つまりがちな頭には新鮮です。
昔、親父に無理やり読まされて嫌で仕方がなかった古典ですが、年齢を経ると全く違う感慨があるものです。古典に触れる機会を与えてくれた親父に感謝しなければなりません。

IT選挙解禁

2005-11-05 20:48:01 | 国会活動
IT選挙が解禁されそうです。
考えてみると、電話での投票依頼は合法なのに、Eメールでの依頼は違法というのは、受け取る側の迷惑や、コスト面を考えるとナンセンスです。毎日更新していたHPを選挙中だけ凍結するというのも、理不尽そのものでした。元々民主党は解禁法案を出していたのですが、自民党の反対で実現しませんでした。慨して、現職議員、特にベテランは選挙制度の変更に消極的です。選挙での成功に味をしめて、解禁に動き出すとは、全く自民党も現金なもんです。
ともあれ、メール、ブログおよびHPは確実に解禁されそうですので、早めに戦略を立てる必要がありそうです。皆さんからのアイデアをお待ちしております。

親子丼とサンドイッチ

2005-11-04 17:55:14 | 忙中閑あり
自民党のブログ懇談会の食事はサンドイッチだった模様です。民主党の親子丼の方がゼイタクでした。参加者の皆さんは料金を払って帰られましたので、かえって民主党の方がご迷惑をお掛けしたことになります。
言うまでもありませんが、本当は自民党の方がお金持ちです。朝の部会では、民主党は食事なし、自民党は朝食付き。夜の会合では通常もっと大きな差が付くことが多いことを考えると、前日の親子丼情報が自民党に伝わって、低価なものに切替えた可能性もあります。これも、瞬時に情報が公開されるブログの影響かも知れません。
次回はテーマを絞って懇談会を開催します。テーマと併せて、食事も皆さんの希望をお聞きしたいと思います。

イエスマン

2005-11-02 18:17:14 | 国会活動
特別国会が閉会すると、国会界隈はとたんに静かになります。例年、秋の国会が閉会してから通常国会までの年末年始は、地元活動に専念してきたのですが、今年は役員室の仕事で、未だ東京を離れることができません。

永田町の話題は新内閣一色です。力のある人が並んだというプラス面と、見事にイエスマンばかりになったというマイナス面のどちらがこれから表面化してくるか、しっかり見ていきたいと思います。自民党三役もイエスマンが揃いました。それにしても、あの武部幹事長が留任とは・・・。

組閣に続き、副大臣・政務官も決まりました。衆議院4期が副大臣、3期が政務官という年功序列・派閥均衡人事が踏襲されています。本当は、大臣が部下として使いやすい人を副大臣・政務官を選べば、政治主導の政策決定が実現するのですが・・・。これでは、官僚から「盲腸」と揶揄されも仕方がありません。