細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

伴走舎 すべてのひとに居場所と出番がある社会

2013-03-16 19:30:30 | 国会活動

商店街のど真ん中の狭い間口を入ると、数名の若者が、石鹸に模様をつける作業とデパートの商品券の箱折り作業をしていました。話しているのは、笑顔で後輩を指導している若者だけです。見慣れない我々が入ってきたことに、緊張感が漂っています。

「伴走舎」は、不登校・ひきこもり、ニートなどの若者に寄り添いながら、社会参加への道を歩む伴走型支援を目指しています。

一通り説明を聞いたあと、私が話しかけてみると、何人かが笑顔で応じてくれました。バイトをしながら週に2日ほど来ているという若者は「ここに来ると仲間がいるので安心」と話してくれました。精神障害があるとのことでしたが、人懐っこい笑顔が印象的でした。

一言も話さなかった若者は、行商の屋台を一人でつくったそうです。拡声器までついている立派な屋台で、お年寄りの家を訪問して、自分たちでつくった野菜や日常品を売っているそうです。

活動を支えている町内会長さんや、商店街の人たちが集まってくれました。平日は、お年寄りや放課後の小学生が立ち寄る商店街のオアシスのような場所になっているようです。

伴走舎に通うことで引きこもりから抜け出し、就学したり就職したりする若者がいます。戻ってくる若者もいるそうです。
ここには、民主党の綱領で書いた「すべてのひとに居場所と出番」があります。

今は、給食業を営む社長さんの善意で成り立っている活動を、社会全体で支える仕組みをつくりたいと思います。
それが私たちの仕事。