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ヒヤっとした瞬間?

2006-10-26 18:58:15 | ノンジャンル
 今日はホームヘルパー2級取得講座の4日目。ベッド上での利用者(患者)の移動と、車椅子への移行の実習を中心にやりました。
 ベッドメイキングは少し進歩しまいしたが、まだまだ。ですが、ベッド上での移動では、私と組んで利用者役をやってくれてた方から「後藤さん、完璧でしたよ」とのお誉めの言葉をいただき、昨日の実習で凹んでいた心が、救われる思いでした。
 そして、ベッドから車椅子の移動の実習も無事に終り、最後に実際に車椅子を押して進める実習に入った時、「体の大きい人だと、また全然違いますよ」の講師の先生の一言から、私が利用者役になり車椅子に乗り、割に小柄な女性が介護者の役をやって、段差を乗り越えて進む練習に入った時、事件は起こりました。始めに前の車輪を上げるのですが、中々重くて上がらなかったので、力一杯介護者役の女性が上げたところ、上がり過ぎて、車椅子が後ろに倒れ、介護者役の女性が下敷きに。運良く隙間に彼女の体が入っていたので、無事だったのですが、先生はかなりのショックを受けられていたようで、その後も下敷きになった女性にいろいろアドバイスをされていました。
 ということで、私としては何ということもなく、授業終了後帰宅したのですが、学校から電話があり、転倒されたそうですが、大丈夫ですか、との優しいお言葉。これからも何かあったらお知らせくださいね、と言われて電話を切りましたが、ちょっとした情報もすぐに本部に報告されて、すぐに対応している学校のサービスの良さに触れて、改めてこの学校を選んで良かったなあ、と思いました。さあ、明日は食事の介護です。どんな実習になるか、今から楽しみです。

初めての挫折!

2006-10-25 19:58:12 | ノンジャンル
 今日はホームヘルパー2級取得講座の3日目。いよいよ実習です。
 午前中はベッドメイキング。今までは軽く考えていましたが、実際に決められた動作で、しわなく安定したシーツの状態にするのが、こんなに難しいものとは思いませんでした。女性群はきれいにできているのに、私は見るからに汚く、先生に注意される始末。ただ、これから数日練習できるということなので、その間に何とかしようと取りあえず一安心。
 そして午後。講議が中心でしたが、三角巾の扱い方だけ実習がありました。先ず、先生が三角巾を折っていって帯状にする仕方を実演し、すぐ生徒がそれを自分でやるように言われたのですが、どうやって先生が折ったのかもよく思い出せずに、何度やってもうまく行かず、あせっていると、他の人はみんなできていて、どんどん先へ進んでいっています。最後にはごまかして適当に帯状にして、できたふりをしましたが、学校でクラスの中で1人だけできなくて、冷や汗をかく子供の気持ちを久しぶりに体験しました。
 明日も実習。今日よりはリラックスしてできるのでは、と思ってますが、果たしてどうなることやら。少なくとも冷や汗をかくのは、今日限りにしたいものです。

ホームヘルパーをめざす人々

2006-10-24 21:16:09 | ノンジャンル
 今日はホームヘルパー2級取得講座のスクーリング2日目でした。1人も欠けることなく、昨日の5人がそろって、授業を受けました。
 クラスは5人しかいませんが、個性溢れる人が集まっています。30歳で今は別の仕事をしているのですが、身近に介護を必要としている人がいて、将来的に介護の仕事をするかも、という元プロボクサーの男性、保育関係の短大の1年生なのですが、介護の方により興味を持ち、資格取得後すぐにヘルパーとして働こうと思っている18歳のかわいい女の子、92歳の母をもち、40年間剣道を子供に教えてきたという貫禄十分の女性、そして今までは事務畑の仕事をしてきて、もうヘルパーとしての仕事先も決まっている、積極的に発言する女性。講師の先生も、「いろんな人が集まりましたねえ」とおっしゃっていました。
 で、今日の授業の内容ですが、実際にヘルパーが出会うであろう様々なシチュエーションにどう対処すればいいか、ロールプレイングと討論を通して共通の理解を進める、といったものでした。例えば、1、人形を抱いている初対面の利用者(ヘルプを受ける人を介護ではこう呼びます)に、その人形に関する会話をするには、どう切り出すか? 2、在宅サービスのために利用者の自宅を訪問したところ「おまえなんか、帰れ」と家に入れてもらえなかったら、どうするか? など、具体的な課題が出され、それを生徒同志で考え、それを講師を含めて評価しあう、といった形で授業が進んだのですが、教えられることが多くありました。では、実際に何を教えられたのか、それを知りたい方は、この講座をお金を出して受けて下さい。どこが主催している講座なのかは、希望者に個人的にメールでお教えします。(ロールプレイングの2つの課題の解答例は下に書いておきます。)


【解答例】1、「かわいいですね」と先ず人形をほめ、そこから話を引き出す。
     2、「そうですね、私みたいのが来て迷惑ですよね」と先ず、共感する。

ヘルパーへの第一歩!

2006-10-23 21:36:26 | ノンジャンル
 昨日の今日で、またかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、介護ヘルパー2級取得のためのスクーリングに参加してきました。ということは、現在無職である私が、次の職業としてホームヘルパー、つまり介護の仕事を選んだということになります。
 私が最後に仕事をしたのが、3年前の3月。それ以来1年三ヶ月の間遊び暮らし、その後三ヶ月精神病院に入院し、リハビリを続けながら職探しをしてるうちに1年一ヶ月が過ぎようとしています。職探しも毎週二回ハローワークに通い、今まで塾で様々な人を指導してきた経験を活かして人材開発のような仕事を探していたのですが、そういう仕事は皆東京で、ラッシュアワーに電車に乗る気力がなく、ずるずるとここまで来ていました。
 が、精神病院に入院していた時、精神的なショックでまったく口がきけない人の面倒を見てあげて、その人が普通に話すことができるようになり、面会に来たお姉さんが弟が普通に口をきいてるのを見て、「良かったね」といったまま号泣した、という自分の経験を思い出し、また現在通っているデイケア(精神病患者のリハビリ施設)でも、私がいる日は他の日と違って、部屋全体が明るくなる、と言ってくれる人もいて、精神病患者を助ける仕事に付きたいと思ったのですが、精神病にかかわる仕事が必要とする資格はどれもハードルが高く、では、面倒を見るんだったら、老人でもいいか、という安易な動機で、ホームヘルパー2級の資格をとって、老人介護の仕事をしようと思った訳です。3年すれば、介護福祉士になる資格も得られるし、それからまた2年すればケアマネージャーになる資格も得られるし、これから結婚して子供を作ろうと47歳にして考えている私としては、年をとってからもできる仕事である点もひかれる点でした。
 今日は初日で参加者は5名。多い時は最大20名ということだったので、それに比べたらアットホームな感じで授業が受けられて、ラッキーだったな、と思いました。明日は、参加者の簡単なプロフィールでも書こうかな、と思っています。

死に場所

2006-10-22 17:07:56 | ノンジャンル
 今日の朝日新聞に面白い記事が出ていました。死んだ場所のグラフが年代順に載っていて、自宅で死ぬ人は右下がりで減って行くのに対し、病院・診療所で死ぬ人は右上がりに増加していて、それがちょうど左右対称の図になっていました。'51年には自宅で死ぬ人が80%を越し、病院などで死ぬ人は10%超だったのが、'05年には自宅で死ぬ人が10%超、病院などで死ぬ人が80%超と全く逆になっていました。
 '04年の調査では、「終末期をどこで過ごしたいか?」の問いに、6割の人が「できるだけ自宅で療養したい」と答える一方、「最期まで自宅で」と希望する人は1割にとどまったとのことです。理由として多かったのは「介護してくれる家族に負担がかかる」と「症状が急変した時の対応に不安がある」だったそうです。
 以前は今程医療が発達せず、事前の検査で病気を早期発見することが少なかったことが、病気の発見を遅らし、自宅で死んでしまうというケースが多かったのかな、とも思います。また、今までだったら死んでいた人が医療の発達で死ななくなり、介護を必要とする人が増え、それが介護をする家族への思いから病院で死にたいという人が増えているような気がします。
 私はできるなら自分の家で家族に見守られながら死にたいですが、介護という問題が生じた場合には一概にそうも思えなくなるかもしれません。ただ、いずれにしても独りぼっちで死ぬよりは、愛されている人に手を握られながら死にたいという思いはあります。これは、私が逆の立場にたって、愛している人の臨終に立ち会う際にも同じことが言えると思います。
 交通事故などで路上で死んだり、世界では、戦火の中で死んだり、そうした死を迎える人たちは不幸です。そうした人たちを少しでも少なくするために、自分ができることをして行きたい、と思う今日この頃です。