年寄りの思い込み

母がデイサービスに行くとき、
マフラーが見当たらないと言う。

前日に美容院へ行ったのでそこに忘れたという。
カットする前にソファーに置いたのは覚えているという。

さっそく電話で確認したがなかった。
部屋のどこかにあるのではと探したがない。

ひょっとして前々日のデイサービスで忘れたかもしれない。
年末年始の休みに入ったので年明けに確認することにした。

母は美容院のソファーに置いたのは間違いないと言い張る。
デイサービスなら棚にあるから自分で確認するので連絡しなくていいと言う。

でも迎えに来られた職員に事情を説明し確認してもらうことにした。
そしてデイサービスから帰って来たらあったと喜んでいる。

職員の方からお詫びがあった。
忘れ物として別の所に置いてあったようだ。

職員の方にお願いしておいてよかった。
でも忘れ物があればすぐ確認してくれればよかったけど…。

これからは出かける格好を家族が覚えておき、
帰ってきたとき確認するようにしなくてはと思った。

それとデイサービスに持って行くものには、
名前を書いておく必要がありそうだ。

夕食のとき母に「美容院へはマフラーして行かなかったんだね」と言うと、
「いや美容院からはちゃんと持って帰ったんだわ」と言う？？

どうも事柄の順序が分からなくなったようだ。
もの忘れが進み思い込みもひどくなってきたようだ。