うれし涙を見るために・・・芽育学院

みんなの《うれし涙》を見るために・・学院長がソウルする!
 《うれし涙》こうして流す。
  《うれし涙》家族で流す。

新聞はいいんですよ

2019-04-11 17:13:20 | カズナリ先生より



今日は木曜日

寒いか雨が降るかと

思いきや

暖かく晴れている。


昨日が寒くて

雨が降っていたので

一日ずれた、ということは


季節が移り変わっている

ということが分かります。



ただ、

まだ市街地にも桜が残っていて

今年の春は少し寒かったのだろうというのも分かります。


そろそろ吉野山の桜が

満開でしょうか。

今週末に行くと桜吹雪で綺麗でしょうね。



さて

4月11日

この日、インド的には大きな日なんです



インド総選挙 



が、始まるのです。



先日、日本でも府議県議選、

ところにより首長選も行われておりましたが

インドも総選挙なのです。


日本は総選挙というと、

午後8時締切で

どんなに遅くても翌日明け方にはすべて票数が判明する開票作業

期日前投票もありますが、ほとんどの投票も一日で終わります。




しかし

インドは違う


インドは総選挙が1カ月も続く


最初の投票は今日始まりますが、

なにせ国土も人口も巨大なので

5月19日まで、延々と各地域をキャラバンしながら

7回も投票が続きます。


1か月投票。

日本的には感覚がよくわからないですよね。


もちろん

日本と同じように出口調査もしているのですが

5月23日の開票が行われるまで

結果も何も報道してはいけないという鉄の掟があります。


1か月以上、何も言えないという。

翌日には

元号の他の案がお漏らしされていた日本では考えられないことです!


9億人くらい有権者がいるのですが

そのインド下院の議席数は545人。

あれれ、日本の人口は1億2千万人なのに

衆議院の議員の数はどれだけいたかなぁ

インドの方が地方も地域も大きいのに

どうしてそんなことになっているのかなぁ


というところに、

日本の政治の問題点と改善点を見出した生徒がいたら

褒めてあげたいとは思いますが

残念ながら、おりませぬ。


インドの総選挙が今日あることすら知らないのです。

一昨日、イスラエルの総選挙があったことも。


国際情勢にも敏感になってほしいかなぁと。

一昔前はそれでも知っている生徒は少数ながら居たんです。



なぜなら

家に新聞があったから。



新聞で何の気なしに

見出しや一面に目を通す子がいたものです。

あえて言うなら

新聞に目を通しているとか気にかけている生徒は

学力を持っている子が多かったように思います。



スマホやPCのニュースに慣れてしまうと

自分の関心のあるニュースしか見ませんし

AIやブラウザが提案してくれた

自分好みのニュースを見るようになるので

自分の関心から離れたところにある情報を受け取ることが少なくなります



そして

社会科で時事問題について問われることもあるのですが

「時事問題について調べる」

という作業から、今の子供たちははじめます。



時事問題について調べる、というと


僕らの世代の感覚では、

新聞とかTVとかを見ていた世代なので

その流れで

あー、最近、新聞かテレビで

インドの総選挙あったな、そのことを調べようか

みたいな「調べる」ですけど



今の子供たちは

新聞もテレビも見ないですから


「時事問題」を調べるんですよ。

で、

日にちを設定してニュース検索して、適当にピックアップしよう

それで当たったイベントや事柄を

時事問題としてあてはめて・・・

みたいな「調べる」です。




調べるの

一段階、深さが足りなくて

その事柄に対して自発的な関心すらないというのが現状です



日ごろから、物事に関心を持つというのは

難しい事ではありません

ただ、そのきっかけがなければ、

無関心で生きていきます。

そしてそれでも生きていけます。


でもそれではさびしいような気もします。


フェイクニュースやフェイク動画なんてのも

近年、ありますけど

総合的に情報や知識を持っている人は騙されないですが

今や、いい年をした人でも

ネット中心で物事を見てしまうので

引っかかってしまうことがよくあります。




いろいろな物事や見方を作るには、

まず関心を持たなければいけないでしょうし

そのきっかけとなるものを

提示していかなければならないなぁ

なんて思っています。


新聞、良いと思うんだけどなぁ

もちろん、新聞の情報を盲目的に受け取るのではなくて

そこから自分自身で調べてみるという作業もしてみると

面白いですよね。

ただ、そこでフェイクにハマらないようにしましょう。





というような思いを込め

インターネット全盛の時代ではありながら

折込チラシを新聞に入れるのであります。



時代遅れなのかもしれないですけどね