広尾TCの2013年2歳募集馬の中で、世界的な名牝Specialのクロス、ではなくて、ひと捻りしたSpecial・Thatch 3×4の全姉弟クロスを持つ馬がいます。
ちなみにSpecialといえば、競馬ファンであれば、血統ファンならずとも名前ぐらいは聞いたことがあるという名牝中の名牝、そして、Specialの全弟で現役時代は9戦7勝の名マイラー、且つ種牡馬としても活躍したのがThatchです。
血統表を見る時、種牡馬のクロスには大概の人が注意を払うと思うのですが、意外に気にされないのが牝馬のクロス。特に名牝と言われる繁殖牝馬のクロスは種牡馬のクロス以上に価値が高いケースも多く、そういうクロスを血統表に見つけた時は、思わずニンマリ頬が緩んだりしてしまいます(^^ゞ
(名牝クロスといえば、日本ではAlmahmoudクロスが有名ですね。)
前置きが長くなりましたが、Special・Thatch 3×4のクロスを持つ募集馬とはドルフィンスルー’11のことです。
ドルフィンスルー’11の母、ドルフィンスルーは広尾TC所属馬として13戦1勝、引退後は繁殖としてドルフィンルージュ、ハイアットリーフをクラブに提供しているおなじみの牝馬です。
ただ、競争成績も繁殖としての実績も特別に優秀という訳ではありませんから、どうしても地味な繁殖牝馬という印象になっているのは仕方ないかもしれません。(今思えばドルフィンルージュの未出走引退が痛かった…)
ドルフィンスルー’11は、そんなドルフィンスルーにファスリエフを配合して産まれた牝馬です。
ファスリエフはヌレイエフの直仔で現役時代5戦5勝。短距離戦で抜群の強さを見せたスプリンターでした。
種牡馬になってからも、自身同様の比較的早熟なスプリンターを多く排出し、なかなかの実績と評価を得て日本に輸入された期待の種牡馬ですね。(日本での初年度産駒は今年の3歳世代)
ただし、欧州の快速血統であるヌレイエフ系は日本では微妙にスピード不足を露呈するケースも多く、ファスリエフが成功するかどうかは、ダートの短距離でしぶとく稼ぐ実戦タイプの産駒を出す一方で、できるだけ早いタイミングで(ここ1、2年のうちに)芝で活躍する上級馬を出せるかどうかにかかっているのではないでしょうか。
ドルフィンスルー’11は、母の戦績、姉2頭のタイプを考えればダートの短距離が活躍の場という気もしますが、競馬というのはクラシックやG1が全てではありませんし、ダートの短距離でしぶとく稼ぐ馬こそが一口馬主にとって大事な収入源になったりすることもあるわけです。
ましてやドルフィンスルー’11は、世界的に見ても非常に優秀なSpecial・Thatch 3×4の全姉弟クロスを持っています。そんな馬がお手頃価格で募集されるとなれば、「もしかしたらトンデモナイ掘り出し物かも…」と、すけべ根性丸出しで注目してもおかしくはないでしょう(^_^)
ということで、「ドルフィンスルー’11はダート短距離で地道に稼いでくれる馬なのか」、それとも、「ファスリエフの代表産駒となって“気がついたらオープン馬”を狙うことが出来るほどの馬なのか」、その辺りについては、今週末の展示会でじっくり確認してきたいと思います!
(本当は、そんなこと馬を見たってわからないんですけどね(笑))
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ちなみにSpecialといえば、競馬ファンであれば、血統ファンならずとも名前ぐらいは聞いたことがあるという名牝中の名牝、そして、Specialの全弟で現役時代は9戦7勝の名マイラー、且つ種牡馬としても活躍したのがThatchです。
血統表を見る時、種牡馬のクロスには大概の人が注意を払うと思うのですが、意外に気にされないのが牝馬のクロス。特に名牝と言われる繁殖牝馬のクロスは種牡馬のクロス以上に価値が高いケースも多く、そういうクロスを血統表に見つけた時は、思わずニンマリ頬が緩んだりしてしまいます(^^ゞ
(名牝クロスといえば、日本ではAlmahmoudクロスが有名ですね。)
前置きが長くなりましたが、Special・Thatch 3×4のクロスを持つ募集馬とはドルフィンスルー’11のことです。
ドルフィンスルー’11の母、ドルフィンスルーは広尾TC所属馬として13戦1勝、引退後は繁殖としてドルフィンルージュ、ハイアットリーフをクラブに提供しているおなじみの牝馬です。
ただ、競争成績も繁殖としての実績も特別に優秀という訳ではありませんから、どうしても地味な繁殖牝馬という印象になっているのは仕方ないかもしれません。(今思えばドルフィンルージュの未出走引退が痛かった…)
ドルフィンスルー’11は、そんなドルフィンスルーにファスリエフを配合して産まれた牝馬です。
ファスリエフはヌレイエフの直仔で現役時代5戦5勝。短距離戦で抜群の強さを見せたスプリンターでした。
種牡馬になってからも、自身同様の比較的早熟なスプリンターを多く排出し、なかなかの実績と評価を得て日本に輸入された期待の種牡馬ですね。(日本での初年度産駒は今年の3歳世代)
ただし、欧州の快速血統であるヌレイエフ系は日本では微妙にスピード不足を露呈するケースも多く、ファスリエフが成功するかどうかは、ダートの短距離でしぶとく稼ぐ実戦タイプの産駒を出す一方で、できるだけ早いタイミングで(ここ1、2年のうちに)芝で活躍する上級馬を出せるかどうかにかかっているのではないでしょうか。
ドルフィンスルー’11は、母の戦績、姉2頭のタイプを考えればダートの短距離が活躍の場という気もしますが、競馬というのはクラシックやG1が全てではありませんし、ダートの短距離でしぶとく稼ぐ馬こそが一口馬主にとって大事な収入源になったりすることもあるわけです。
ましてやドルフィンスルー’11は、世界的に見ても非常に優秀なSpecial・Thatch 3×4の全姉弟クロスを持っています。そんな馬がお手頃価格で募集されるとなれば、「もしかしたらトンデモナイ掘り出し物かも…」と、すけべ根性丸出しで注目してもおかしくはないでしょう(^_^)
ということで、「ドルフィンスルー’11はダート短距離で地道に稼いでくれる馬なのか」、それとも、「ファスリエフの代表産駒となって“気がついたらオープン馬”を狙うことが出来るほどの馬なのか」、その辺りについては、今週末の展示会でじっくり確認してきたいと思います!
(本当は、そんなこと馬を見たってわからないんですけどね(笑))

二頭とも一口持ってただけに
もう一頭いくか迷ってます
二度あることは三度なのか
あるいは三度目の正直なのか
迷うなーーーーーー
ドルフィンルージュはまともならかなりやれたと思いますが、本当に残念でした。
今度の募集馬は、動画を見る限り姉たちとは違うタイプですね。
まあ、いずれにせよすぐに満口にはならないでしょうから、じっくり検討するのがいいかもしれません(^_^)