「福永祐一のあとは坂井瑠星で行こう」と決め始めたのではないか【本城雅人コラム】:中日スポーツ・東京中日スポーツ
◇コラム「ぱかぱか日和」
2歳馬とは思えないレース巧者だった。母に桜花賞馬アユサンを持つドルチェモアが3戦3勝でG1制覇。好スタートを切りながら、3番手に控えて追走。前半の600メートルが34秒1、坂井瑠星騎手はこの時点で「しめた」と感じたのではないか。後続のスタミナを削るペースに、ダノンタッチダウンやレイベリングも同じような脚で苦しくなった。
25歳、坂井騎手は今年の秋華賞がJRAのG1初制覇とは思えないほど落ち着いていた。今年は4名がG1ジョッキーになったが、さっそくの2勝目。G1を勝つのは難しい、だが2つ目を勝つのはもっと難しい。注目され、いい馬が集まっているうちに、確実にトップジョッキーと認められる。いまトップで活躍するほとんどはそれができた騎手だが、せっかくつかんだモメンタムを活かせずにまた苦しむジョッキーも多数いる。
坂井騎手の持ち味はなによりもスタート。また牝馬で勝っていることからも、馬への当たりがとても優しい。これも矢作調教師とともに毎週レースを見て、意見交換している成果だろう。早くからオーストラリアに修業に行き、今年のゴドルフィンマイルでは、バスラットレオンで海外で重賞制覇。さらに同馬とキングエルメスで英仏の伝統あるG1に参戦、今季は自己最多の94勝。人作りにも尽力する矢作調教師の瑠星長期育成計画は、師の予想通りの成果をあげている。
おそらく今、ジョッキーたちは必死になっている。それは調教師になって引退する福永祐一騎手の後釜に誰が座るか、だ。福永騎手の後釜だから馬に優しくなければならない、勝負強くなくてはならない。なによりも人間性で評価されなくてはいけない。
福永騎手を主戦にしていた大手馬主、実力厩舎の多くが「祐一のあとは瑠星で行こう」と決め始めたのではないか。
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坂井瑠星騎手と言えば、今や押しも押されもしない矢作厩舎の主戦ジョッキー。私に限らず、広尾TCの矢作厩舎馬に出資をしている会員さんなら多かれ少なかれお世話になっているわけですが、その坂井騎手が今年はとても好調で、すでに(海外遠征を挟んで)G1・2勝を含む94勝を挙げているというのはとても嬉しいニュースです。
まあ、こんなことを言うのも何ですが、数年前は出資馬のデビュー戦に坂井騎手が乗るとアナウンスされると、『なぜトップジョッキーを乗せないのか…』のような、あらぬ批判が出ることもありましたからねぇ。。いや、そのこと自体は『よくある話』以上でも以下でもないのですが、自分の出資馬に(レース、調教を問わず)たくさん乗ってくれた若手ジョッキーが、経験を積み、実力を身につけてのし上がっていく姿、そのプロセスを見るのは非常に刺激的で面白いです。
そんな中、本城雅人さんは『福永騎手を主戦にしていた大手馬主、実力厩舎の多くが「祐一のあとは瑠星で行こう」と決め始めたのではないか』と書いておられるわけですが、確かに最近の(自厩舎の馬に限らない)活躍ぶりを見ていると、そう考えるオーナーや先生がいても全然不思議はないと思えてきます。何と言いますか、実力が広く知れ渡り、成績が飛躍的に伸びたタイミングでトップジョッキーの椅子が一つ空くのも巡り合わせですからねぇ…。
坂井騎手がいずれフリーになり、私の出資馬にあまり乗ってくれなくなるのは痛手ですが、若者が飛躍のチャンスを簡単に見逃して良いとも思いませんし、もしもそうなったら、歯を食いしばって笑顔で送り出すしかないでしょう。(坂井騎手にあえてお願いするとしたら、そうなるまでに私の出資馬でG1を勝って欲しい(^^ゞ)
何だか『坂井騎手が遠くに行ってしまう…』的な文章になってしまいましたが、実は坂井騎手の真の飛躍は来年だろうと考えていまして、それまでは矢作厩舎のイケメン担当主戦ジョッキーとして、今まで以上にガンガンお世話になるつもりです!
ちなみに、近い将来、古川奈穂騎手が坂井騎手の穴を埋める存在になれるかどうかは????せんが、今までだってたくさんのジョッキーたちにお世話になってきたわけで、これからも馬・人を問わず楽しく応援していきたいと思いますm(_ _)m
坂井瑠星騎手、応援して行きたいと思います!(^^)!
世代交代をうまくやるのは結構難しいですからね。
(その意味では、福永騎手の引き際は素晴らしかったかも…)
とにかく、坂井騎手には頑張ってトップをめざしてもらいましょう!
今年もあと開催日3日。1日2勝で100勝到達。簡単ではないですが、何とか頑張ってほしい!
出世しても関係は変わらず
是非そうあって欲しいと思います!
そして、どうせなら一気に100勝到達を(^^)
本当にお世話になっています。
スタート上手いし
面倒見が良いし
これからも大躍進してほしい。
クレッシェンドラヴを
有馬記念8着に導き
主戦の内田騎手が
ピークは有馬だったと
言わしめた程の実力。
(内田騎手には
ガッカリしましたが)
古川騎手は騎乗スタイルが
素人目に見ても・・・
坂井騎士に追いつける姿は
想像できません。
坂井騎手には大躍進して頂いて、でも広尾のことも忘れずにお願いしたいですね(^^ゞ
古川騎手は… さすがにまだ比べるのは可哀相な感じでしょうか。
まあ、いきなり追いつくのはムリですから、着実にレベルアップしていって欲しいです。