今回新規募集となる19年産馬の残り2頭は、ミスペンバリー'19と並ぶ最高額馬のサティアナ'19と、広尾TC馬として活躍をした母の初仔、最も安い価格設定のレトロクラシック'19です。
ちなみに、タイトルに『好対照』と書きましたが、『高額牝馬vs比較的安価な牡馬』というだけで、特にそれ以上の意味はありません。。(^^ゞ
■サティアナ'19
◇牝1歳 鹿毛 2019.03.16生 浦河産(三嶋牧場)
◇父:キングカメハメハ 母:サティアナ (母の父:Street Cry)
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇栗東:藤原英昭厩舎
◇販売総額 5,000万円 / 総口数 2000口
◇POINT!:現時点では逞しさよりも美しさが上回る体つきだが、骨格や骨量に不足はなく、優秀な血を継ぐ母にも似た適度に伸びのある中サイズ。人に従順でありながら、放牧地で見せる他馬を蹴散らすほどの勝ち気な性格は、いかにも競走馬向きと言えよう。母の産駒は高い資質をもとに緩やかな成長曲線を描く傾向にあり、本馬も多分に伸びしろを感じさせる好素材。惜しくも他界した父が送る“最後の大物”として、ゆくゆくは大きく花開いてくれるに違いない。
◇募集時写真:2020/7/10
◇最新近況(7/17更新) 北海道・浦河の三嶋牧場在厩。おもに昼夜放牧により管理されています。馬体重420kg、体高156cm、胸囲179cm、管囲19.8cm(7月中旬測定)
◇前田マネージャーのコメント 「一流の種牡馬を付けていることからも分かるように、母の産駒には大きな期待を寄せています。血統的にはゆっくりと立派に花開くタイプなのかもしれませんが、このひと月だけでも着実に成長を見せてくれていますし、いいモノを持っているのは確か。父キングカメハメハの最終世代でもありますから、しっかりと結果を残して、その血を繋いでいければと思います。おそらくは距離の融通が利きそうな感じ。放牧地では相変わらず自分が一番じゃないと気が済まない様子で、集牧時なども真っ先にこちらへやってきます」
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サティアナ'19は、今週デビューが予定されているバスラットレオンなどと同じく、浦河の三嶋牧場さんの生産馬です。三嶋牧場はここ数年産駒が好調で注目を集めていますし、預託厩舎はあの栗東・藤原英昭厩舎、おまけに父キングカメハメハ最後の世代になりますから、お値段的には『馬のデキによらない部分』がプラス要素として入っている可能性はありそうです…。
いや、いきなりお値段の話で申し訳ないです。。馬のお値段は売り手の言い値が全てですし(セリだって、ついた値段が気に入らなければ売らないだけ)、本馬が額面以上の活躍をする可能性も当然のようにありますし…。ただ、牝馬は良血であればあるほど、時期がくれば必ず牧場に戻すなど、出走数が限られる要素もあり(加えて藤原先生ですし(^^;))、ある程度以上の高額馬には慎重になる方が多いのは事実だと思います。
まあ、それでも『諸々あるけどフタを開けたら超お買い得だった』という事も充分考えられるのですが、一般的には、こういう馬に出資をするときには、お値段やら何やらを度外視してでも夢やロマンを求めたい、と思えるかどうかがポイントなのかもしれません。
そんなこんなを考えつつ、サティアナ'19の歩きを見てみたら…。
これが思ったよりも好印象だったのでどうしようかと…。よく言われるとおり、キンカメ産駒は固く出ると案外なことも多いですが、少なくとも本馬の歩きは柔らかくてゆったりしています。まだ1歳とは言え、脚の運びや身体の使い方に窮屈なところが見当たらないといった特徴は、おそらくこの先もずっと変わらないでしょうから。。いや、ゆったり柔らかく歩く馬って、個人的に好みなんですよねぇ(^^;)
馬格についても現時点で体高156cmで管囲が19.8cmなら全く問題なく、同じキンカメ高額牝馬のリナーシェが馬格で苦労しているのとは好対照で(リナーシェは管囲が18.5cmでした)。。正直、全く想定外のところから、有力出資候補が出てきてしまって戸惑っています(^^ゞ
多少気になるのは、前田マネージャーが晩成傾向を仄めかしていることですが、それが大きなマイナスポイントかどうかは好み、本馬に何を期待するかで判断が分かれる部分かもしれません。(今さら言うまでもなく、個人的には晩成馬は嫌いじゃないです…)
いずれにしても、比較的高額ゾーンの馬に出資をするときは、できるだけ実馬を見てから決めたいというのが自分本来のスタイルです。このところ展示会、見学会が中止ばかりでそうも言っていられないのですが、可能であれば、秋予定の見学会で実際に馬を見て、雰囲気を感じてから決めたい… でも、そんな時間的余裕はないかも… そもそも秋に見学会があるとは限らないし… などなど、悩みが深くなる予感がしています(^^;)
■レトロクラシック'19
◇牡1歳 青鹿毛 2019.04.04生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:エイシンフラッシュ 母:レトロクラシック (母の父:ディープインパクト)
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇美浦:田村康仁厩舎
◇販売総額 1,200万円 / 総口数 2000口
◇POINT!:ステラリードやゴッドフロアー、パラスアテナらが名を連ねる倶楽部ゆかりの牝系から、カーネーションCなど3勝を挙げた母の待望の初仔が登場。背丈はやや低めで中サイズの漆黒の馬体、おとなしい中にも良い意味での荒々しさを兼ね備えた競走馬向きの気性を有しており、放牧地ではいつも最後まで走り続けられる無尽蔵のスタミナを誇示。これまでに体調を崩したことがない点も頼もしく、タフさが要求される中・長距離戦での活躍が見込まれている。
◇募集時写真:2020/7/10
◇最新近況(7/17更新) 北海道・新ひだか町の木村秀則牧場在厩。おもに昼夜放牧により管理されています。体高151cm、胸囲172cm、管囲20cm(7月中旬測定)
◇木村担当のコメント 「いとこのパラスアテナと同じく、ウェルシュステラの牝系にキングマンボ系の種牡馬を迎えての母の待望の初仔。普段はまったく手がかからず、放牧地でも群れの陰に隠れたりして一見すると大人しそうですが、やる時はやるといった感じで、火がつく気性の持ち主です。いかにもスタミナがありそうですし、生まれてこの方、これといったケガや病気をしていない点も大きな強みと言えるでしょう」
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19年産新規募集馬の最後はレトロクラシック’19です。この馬は私が出資をしていたレトロクラシックの初仔で、それだけでも普通の募集馬とは違った意味で注目すべき馬になります。
ちなみに母系の話をすると、ステラリードとレトロクラシックは姉妹になりますので、木村さんのコメントにあるように、本馬とパラスアテナは従妹の関係になるワケです。ウェルシュステラの牝系にキングマンボ系種牡馬の組み合わせは、ある意味実績ありの配合ですが、正直、本馬の父がエイシンフラッシュではなく例えばルーラーシップだったら… 迷わず出資をしていたかもしれません。(もちろんエイシンフラッシュだからダメ、という事ではないのですが…)
歩きに関しては、これはなかなかイイんじゃないでしょうか。すごく柔らかいというワケではないものの、脚の捌きがしっかりしていてパワーもありそう。ウェルシュステラ系らしい気持ちの前向きさも感じられます。体高は151cmとあまり高くないものの、管囲が20cmあるので中型以上に成長する可能性がありそうですし、何より黒い馬体が格好イイです。
あとは、あり余るスタミナを活かすだけのスピードがあるかどうかですが、そこは現時点では何とも言えないですからねぇ。。母父ディープインパクト、母レトロクラシックの能力が受け継がれていたら非常に心強いのですが、実戦でのスピード対応は実戦をやってみないと分からないので…。
いずれにしても、私にとっては『出資をして応援したい馬』でもありますし、お値段も1千2百万円と完全に『お手頃』ゾーン。状況が許すならしばらく様子を見させてもらい、今後の成長、調教の進み具合、秋には出てくるかもしれない追加募集馬との比較も含め、じっくり検討したい一頭です(^^ゞ
写真ではイマイチな印象を受けたのですが
歩きの映像を見ると今回の募集馬の中でも
一番手争いできるほど良く映りました。
レトロクラシック19は
ルーラーシップ産駒なら一考(わかります)
なぜエイシンフラッシュ??もったいない。
私は両馬ともに保留ですが、売れ行きやいかに。
何となく、感想は近い感じですかね(^^ゞ
サティアナ'19もレトロクラシック'19も、皆さん様子見してくれると助かるのですが…
さて、どうなりますか?です。